○杉原一雄君 関連して、最後に質問をしたいと思いますが、後ほど予定されております決議案の第三項の中で、
道路交通云々というところがあるわけですけれども、この決定に参加するにあたって内容的な問題で、若干
建設省の今後の
対策なり見通しについて
——具体的な
個所づけの問題について少し聞いてみたいと思います。
そこで、私がいま言わんとする
路線は百五十六号線なんです。百五十六号というのは、四十一号
——いま当面しておるところの四十一号と、地理的にもいろいろな諸
条件が全く同じな
路線です。富山、高岡から
岐阜を通じていく
道路でありますが、その
道路の一部には県にまだ管理を委託されているところがあるわけです。先ほど繰り返し答弁の中に「
落石注意」ということばがあるんですが、
落石注意という
標識が
日本でも一番たくさん出ているのじゃないかと思います、この区間はもちろん舗装もされていないし、現状はたいへんだと思います。だから、そこはいま定期
バスは通っておりません。しかし、観光に最も適したところでございまして、
観光バスがかなり通るところです。だから、
交通労働者と先般話をしておりましたら、私らはそこへ行けという会社の業務命令が出た場合、ほんとうはいやでいやでしかたがないのだけれども、やむを得ず行くのだという
交通労働者の悲痛な訴えを実は受けて、
——落石注意ではなくて、たびたび
落石するわけです。そういうところで実は、私も町村長などにいろいろ伺ってみると、これはことしあたり、かなり
道路が改修とか
工事が進められると期待しておったけれども、万国博等のことがあったりして、ことしは予定計画がずれたのだという話を聞いたのですが、ほんとうは信じたくないことなんだけれども、そういう問題があるとすれば、百数名のとうとい命の犠牲に対して、
建設省、われわれ自身も、いま
道路の問題あるいは運輸の問題等についての教訓を得たわけですから、こういう問題についていま
個所づけを特に具体的に申したのは、その意味において危険の一ぱいな
個所でございます。だから、ここで運輸、建設
関係において、その辺のところはこういう手当てになっているのだから御心配なくというような御答弁をいただければ幸いなんですが、いま申し上げた
個所はおわかりだと思いますから具体的には申しませんが、百五十六号のちょうど富山県と
岐阜県と通ずるごく局部的なところですけれども、いま申し上げたように、片側は
飛騨川のような川ではなくて、もっともっと大きな庄川が流れているところですから、より一そう危険な
状態に実はあるのです。その辺のところは
建設省関係の皆さんは十分把握されていると思いますが、四十一号と同時にこれに対する年次的な
考え方、できればこの教訓を教訓として、計画をもっともっと縮めて、早急な
対策をとるというような
考え方がいま当面あるのかどうか。そうしたこと等をお聞かせいただいて、県段階で集約したのをいろいろ見ますと、百五十ミリ云々という話がよく先ほどから出ますが、そんなことが起こったらたいへんだ。それは市道、県道、
国道にかかわらず、富山県のように雪の多く降るところなどは危険が一ぱいなんだという危機感が富山県下に充満しているわけです。そういった県民に対しての安心といいますか、そうしたものを与えていただくような明確な答弁をいただければ幸いだと思うわけです。