○永岡光治君 それはわかりました。
次に、これは
大臣にお尋ねしたいわけでありますが、これは
存続するという前提に立っての質問でありますが、その際に、実は私ども外国の例を見ましても、一般の郵便の利用者が郵便
職員に対して感謝の気持ちを込める意味で、年末始の繁忙——外国でも非常に繁忙があるようでありますが、その一年の労苦に対しての感謝の意味で、それらの
職員の福利厚生に使っていただきたいということで、何がしかの感謝を込めた
寄付金と申しますか、謝金と申しますか、お礼金と申しますか、そういうものが出されておるのをしばしば聞くわけであります。私、スウェーデンに参りましたときにも、そのお話を伺ったわけであります。また、この
郵政省からいただいております
資料の中にも、これら
寄付金つきの郵便切手の制度について、たとえばオーストラリア等につきましても、この募金の、
寄付金ですか、番付金の一〇%程度を
郵政職員の福利厚生に使っておるというような例もあるようであります。あるいはスイスにおいても同様趣旨のことが、一定額の
寄付金を
寄付金の中から控除いたしまして、
職員の福祉資金にこれを充てておるようでありますが、もちろんこの
法律が、お年玉はがきをつくる、募金をつけるときの
法律の改正であったか、あるいはこれを審議された過程であったかよく知りませんけれども、創設された当時の話であったかどうかわかりませんが、この
委員会におきましても、その際、その募金の一部を
郵政職員の福利厚生に還元をしたらどうだろうか。特に年末始には御承知のとおりでありまして、皆さんおとそで一ぱい祝っておる最中にも、郵便の集配の
職員は、あるいは
郵便局の
職員は、一生懸命汗水たらして区分したりあるいは配達しておる、こういう
状況もありますし、また、一年間の郵便
職員、特に雨でもあるいは風の日でもどんな炎天の日でも一生懸命で使命を果たすために働いておる
職員に感謝の意味を込めて何がしかの感謝の意を表示するということは、私は今日の社会にあってもいいのではないか、むしろそのことがいまのこのような社会には必要ではないだろうかという実は感じを強くするわけであります。とかくドライになりがちな今日、当然の職務とは言いながら、やはり先ほど申し上げましたように、雨の日、風の日、雪の日、炎天の日、そういうときに一生懸命に働いておるあの
職員の労苦を考えますと、やはり感謝の意を
国民全体としても表示してもいいのではないかと実は私、考えておるわけであります。そういうものを
郵政当局から、うちの
職員に感謝しろということは、
職員のために金を出せということは言いにくいかもしれませんけれども、当然
国民を代表しておる国会の議員のあるいはこれは一つの
責任であるかもしれないと私思いますが、いずれにいたしましても、すでに外国でも、そういう例もあるわけでありますから、この際、
存続をするとすれば、その中の一部の資金を、それらの従業員の、
職員の福利厚生の一部に充ててもしかるべきではないかと考えておりますが、
郵政大臣はどのようにお考えでございましょうか、この際お尋ねしておきたいと思います。