○大森創造君 どうも
お話によりますというと、共和資材と瑞穂資材というものが食糧庁からダイレクトにつながってないということなんで、この
委員会でもってこの点の検討はできないようなことになっておりますけれ
ども、私のほうで
調査したところによるというと、瑞穂資材と共和資材は相当もうかっておるのですね。これはひとつ時間をかけて、私のほうでも調べてみますけれ
ども、
田中さんのほうでもお調べいただきたいと思うのです。
そこで、先ほど申し上げました東京資材というものが倒産をしたそのいきさつについては、世上いろいろ風評がございまするけれ
ども、政治資金の問題などにからみ合いがあるというふうに風評されております。その
あとを継いだ共和資材というものについても、どうも私はおかしいと思っておるのです。で、きょうの
段階ではきわむることができませんけれ
ども、私のほうから一方的に申し上げますというと、なるほど指示価格はないということでございますが、いまの次長がお答えになりましたような、何円何円という
数字がずっと出てまいります。規格とか、その他いろんな点で複雑なので、私も聞いてもはっきりしないところがございますけれ
ども、指示価格でないけれ
ども、それに相応するような価格があって、それをかりに指定値と申しますというと、その指定値で強制的に買っている面がある。たとえば共和資材の場合は、百キロ入りの——これは一方的にお聞き流しいただきます。大型のC袋の指示価格は百十四円でございます。先ほど
田中次長の話にも、百十四円という
数字が出てまいった項目がございますけれ
ども、きっとそこなんです。それをこれが百十一円十五銭というもので
業者から買われている。大型のE袋というものは九十四円というものが実際は九十一円十五銭というふうな価格で買われている。さらに自由買い付け分というのがあるわけです。自由買い付け分ということが、これは御存じだと思いますけれ
ども、これはさらに二円ないし五円の値引きを強要しているということのようであります。いままでの御
答弁で、調達会社の利益、いままでの御
答弁でははっきりいたしませんが、私のほうの
調査によるというと、調達会社の利益は相当なものがある。たとえば共和資材の場合で、私のほうの
調査で試算してみるというと、大型の食糧袋では約一億五千九百万ぐらいもうかっている勘定になります、一億五千九百万。六十キロ入り米麦袋では二千五百四十万。ですから合計が一億八千四百四十万ほどの取得利益がある勘定に私のほうの試算ではなります。さらに瑞穂資材の利益を
調査してみまするというと、百キロ入り、六十キロ入り、合わせてその取得利益は二億九千七百十五万円に達します。ですから、瑞穂と共和のほうの両方を合わせまするというと、約四億八千万円の中間利益を調達会社が得ていることになるわけです、私のほうの試算では。さらに聞くところによりますというと、調達会社のほうで麻袋
業者に現金支払いする場合には、日歩二銭五厘の割りで六十日分徴収しているということです。この分を合わせるというと、両方の調達会社の中間利益は五億円を突破するであろうというふうになるわけです。そこで、調達会社のほうは、ボーナスなどを調べてみまするというと、年間半期ごとの賞与に月収の四カ月分を支給しているんですね、私のほうの
調査では。専門家の
田中さんと短い時間問答しても真実が奈辺にあるかわかりませんけれ
ども、私のほうの
調査では、まあまあ食糧庁は間接的ではございましょうけれ
ども、実質調達会社があって、瑞穂と共和というものがあって、それから
業者があって、一定の手順を経て操作が行なわれているわけですけれ
ども、その中において私がいま申し上げたような相当な利益があるということです。一方
業者のほうは非常に困って倒産するところもできているということです。そこで
実態をお調べ願えないかということです。私の、
委員会のこの
質問を契機にして
実態をお調べ願って、瑞穂株式会社、それから共和資材株式会社というものの
実態を、よく役員構成などをごらんになって、どこにどういうふうにお金が使われているかということをお調べになって、妥当なマージンというものは幾らであろうかということを算出していただきたいということです。そのことを算出していただいてから、それからさらに次回の
質問に移りたいと思います。問題の提起だけにとどめます、きょうは。いろいろ申し上げたいことがございますけれ
ども、次回にいたしたいと思います。
以上私が申し上げたことについて、何か
田中さんのほうで御
答弁を要するならばお答えいただきたいと思います。