運営者
Bitlet
姉妹サービス
kokalog - 国会
yonalog - 47都道府県議会
nisalog - 東京23区議会
serelog - 政令指定都市議会
hokkaidolog - 北海道内市区町村議会
aomorilog - 青森県内市区町村議会
iwatelog - 岩手県内市区町村議会
miyagilog - 宮城県内市区町村議会
akitalog - 秋田県内市区町村議会
yamagatalog - 山形県内市区町村議会
fukushimalog - 福島県内市区町村議会
ibarakilog - 茨城県内市区町村議会
tochigilog - 栃木県内市区町村議会
gunmalog - 群馬県内市区町村議会
saitamalog - 埼玉県内市区町村議会
chibalog - 千葉県内市区町村議会
tokyolog - 東京都内市区町村議会
kanagawalog - 神奈川県内市区町村議会
nigatalog - 新潟県内市区町村議会
toyamalog - 富山県内市区町村議会
ishikawalog - 石川県内市区町村議会
fukuilog - 福井県内市区町村議会
yamanashilog - 山梨県内市区町村議会
naganolog - 長野県内市区町村議会
gifulog - 岐阜県内市区町村議会
sizuokalog - 静岡県内市区町村議会
aichilog - 愛知県内市区町村議会
mielog - 三重県内市区町村議会
shigalog - 滋賀県内市区町村議会
kyotolog - 京都府内市区町村議会
osakalog - 大阪府内市区町村議会
hyogolog - 兵庫県内市区町村議会
naralog - 奈良県内市区町村議会
wakayamalog - 和歌山県内市区町村議会
tottorilog - 鳥取県内市区町村議会
shimanelog - 島根県内市区町村議会
okayamalog - 岡山県内市区町村議会
hiroshimalog - 広島県内市区町村議会
yamaguchilog - 山口県内市区町村議会
tokushimalog - 徳島県内市区町村議会
kagawalog - 香川県内市区町村議会
ehimelog - 愛媛県内市区町村議会
kochilog - 高知県内市区町村議会
fukuokalog - 福岡県内市区町村議会
sagalog - 佐賀県内市区町村議会
nagasakilog - 長崎県内市区町村議会
kumamotolog - 熊本県内市区町村議会
oitalog - 大分県内市区町村議会
miyazakilog - 宮崎県内市区町村議会
kagoshimalog - 鹿児島県内市区町村議会
okinawalog - 沖縄県内市区町村議会
使い方
FAQ
このサイトについて
|
login
×
政府委員(山野幸吉君)(山野幸吉)
○
政府委員
(
山野幸吉
君) ただいまの
長官
の御
説明
を補足いたしまして簡単に御
説明
申し上げます。 ただいまお話しございましたように、現在
沖縄本島
と先島の間におきます
電話
は
短波
による
電話
が四
回線
、
電信
が一
回線
。また、
宮古島
との間には超
短波
の
電話回線
が三
回線
設置
されております。これまで、
沖縄
に対します
電気通信
の
改善向上
につきましては、
政府
は
昭和
三十六年に
本土
と
沖縄
との間に
マイクロ回線
を
設置
をいたしまして、これを流
球電電公社
に
譲与
いたしまして、
本土
−
沖縄
間の
電気通信事情
がこれによって著しく
改善
されたのでありますが、
沖縄本島
と
先島間
の
電気通信状況
は、いまお話のありましたように、非常に
現状
では
空中状態
が悪くて、
雑音
、
混信等
の
障害
が多く、そのため
夜間
の午後六時から午前七時の間は、現在ほとんど休止のような
状態
でございます。このため、最近における待ち合わせの時間は
普通電話
で半日、
至急
で約二時間にも及んでおりまして、これが
改善
につきましては
至急
を要する
状態
であったわけであります。そこで、
昭和
四十二年度、
昭和
四十三年度
予算
におきまして、ただいま御
説明
ありました極超
短波回線
による
施設
をつくって、これを
琉球政府
に
譲与
することといたしておるのであります。で、
特別立法
を必要とします
法的根拠
につきましては、これはさきに
宮古群島
及び
八重山群島
における
テレビジョン放送
に必要な
設備
の
譲与
に関する
法律
を昨年御議決いただいたのでありますが、これと同様な
理由
でございまして、今回のこの
電気通信施設
は、国の
予算
でつくって
設置
される国の
物品
でございます。で、国の
物品
につきましては、
財政法
第九条一項の規定によりまして、
法律
に基づく場合を除く外、適正な対価なくしてこれを
譲与
してはならない、こういうぐあいに規定されておりまして、国の
物品
の
無償譲与
に関する
現行法
の中には、これは
譲与
可能な態様が
制限列挙
で規定されておりまして、したがいまして、今回の場合は、この
特別立法
として御議決をいただいて琉珠
政府
に
譲与
するということに相なるわけでございます。この
工事
の現在までの
進捗状況
について申しますと、
沖縄側
における
無線局新設
の
新設局舎工事
が本年五、六月に大体
完成
をする目途で
工事
中でございまして、この今回の
通信機械設備工事
は、これらの
工事
が完了後直ちに着手できるように
日本電信電話公社
において目下諸般の準備を進めておる次第でございます。また、この
工事
は、したがいまして、
昭和
四十四年三月には
完成
の
見込み
となっております。なお、本
設備
を
譲与
します
琉球電信電話公社
は、
琉球電信電話公社法
によって設立された法人でございまして、その
業務内容
は
日本
の
電信電話公社
に準じておるのでございます。 以上、簡単でございますが、
補足説明
といたします。
kokalog - 国会議事録検索
1968-04-05 第58回国会 参議院 沖縄及び北方問題等に関する特別委員会 第7号
公式Web版
沖繩島、宮古島及び石垣島相互の間における極 (会議録情報)
0
昭和
四十三年四月五日(金曜日) 午後一時十一分開会
—————————————
委員
の
異動
三月二十七日 辞任
補欠選任
瓜生
清君
向井
長年
君
—————————————
出席者
は左のとおり。
委員長
伊藤
五郎
君 理 事 増原
恵吉
君
山本茂一郎
君
岡田
宗司
君
佐多
忠隆
君 委 員
井川
伊平
君 植木
光教
君 内田 芳郎君 大谷 贇雄君 小柳
牧衞
君 安井 謙君 川村 清一君 春日 正一君
国務大臣
国 務 大 臣
田中
龍夫
君
政府委員
総理府特別地域
連絡局長
山野
幸吉
君
事務局側
常任委員会専門
員
瓜生
復男
君
—————————————
本日の会議に付した案件 ○
沖繩島
、
宮古島
及び
石垣島相互
の間における極 超
短波回線
による
電気通信
に必要な
電気通信設
備の
譲与
に関する
法律案
(
内閣提出
)
—————————————
委員長(伊藤五郎君)(伊藤五郎)
1
○
委員長
(
伊藤五郎
君) ただいまから
沖縄
及び
北方問題等
に関する
特別委員会
を開会いたします。 まず、
委員
の
異動
について御
報告
いたします。去る三月二十七日、
瓜生清
君が
委員
を辞任され、その
補欠
として
向井長年
君が選任されました。
—————————————
委員長(伊藤五郎君)(伊藤五郎)
2
○
委員長
(
伊藤五郎
君) 次に、
沖縄
島、
宮古島
及び
石垣島相互
の間における極超
短波回線
による
電気通信
に必要な
電気通信設備
の
譲与
に関する
法律案
を
議題
といたします。まず、
政府
から
提案理由
の
説明
を聴取いたします。
田中総理府総務長官
。
国務大臣(田中龍夫君)(田中龍夫)
3
○
国務大臣
(
田中龍夫
君) ただいま
議題
となりました
沖縄
島、
宮古島
及び
石垣島相互
の間における極超
短波回線
による
電気通信
に必要な
電気通信設備
の
譲与
に関する
法律案
につきまして、その
提案
の
理由
及び
概要
を御
説明
いたします。 この
法律案
は、
沖縄援助
の一環として、
政府
において
沖縄
島、
宮古島
及び
石垣島相互
の間における極超
短波回線
による
電気通信
に必要な
電気通信設備
を
沖縄
における
公衆電気通信業務
を行なう
機関
に対して
譲与
することができることとしようとするものであります。 以下これが
譲与
を必要とする
理由
の概略について申し述べます。
現状
における
沖縄
島、
宮古島
及び
石垣島相互
の間の
電信電話等
の
電気通信事情
を見ますと、これら
地域相互
には
短波方式等
による三ないし四の
電話回線
、一の
電信回線
があるのみであり、また、これらの
回線
は
空中状態
により
雑音混信等
の
障害
が多く
通話品質
が非常に劣り、さらに
夜間
は休止しているような
状況
であります。 このような
電信電話事情
を
改善
するための
電気通信設備
の
設置
については、かねてから
現地住民
はもとより
琉球政府
の強い要望でありましたが、一方、
琉球政府
または
琉球電信電話公社
がこれら
電気通信設備
を
設置
することもその
財政力経済力
から見てきわめて困難であります。
政府
は、これらの
事情
に
かん
がみ
昭和
四十二年度
予算
及び今国会に
提案
いたしました
昭和
四十三年度
予算合計
六億七千七百二十九万三千円をもって、これら
地域相互
の間の
電気通信
に必要な
電気通信設備
を
設置
することとしております。この
設備
は、極超
短波
を用いた
見通し外通信方式
によるものであり、
沖縄
島、
宮古島
及び
石垣島相互
の間を各十二
回線
及び
附加回線
十二
回線
の
電話回線
で結ぶものであり、これによりおおむね
即時通話
が可能となり、最使用時においても数十分に短縮され、
通話品質
も飛躍的に
改善
されることになります。 この
設備
は
昭和
四十四年三月にはほぼ
完成
の
見込み
でありますので、
財政法
第九条の定めるところに従いこの
法律
を制定いたし、この
設備
の
完成
後すみやかにこれを
沖縄
において
公衆電気通信業務
を行なう
機関
である
琉球電信電話公社
に対し
譲与
することといたし、もって
当該設備
がこれら
地域
における
通信
に有効に使用されるようにいたしたいと存じます。 以上がこの
法律案
の
提案
の
理由
及びその
概要
であります。 なにとぞ慎重御
審議
の上、すみやかに御賛同あらんことをお願い申し上げます。
委員長(伊藤五郎君)(伊藤五郎)
4
○
委員長
(
伊藤五郎
君) 引き続き
補足説明
を聴取いたします。
山野特別地域連絡局長
。
政府委員(山野幸吉君)(山野幸吉)
5
○
政府委員
(
山野幸吉
君) ただいまの
長官
の御
説明
を補足いたしまして簡単に御
説明
申し上げます。 ただいまお話しございましたように、現在
沖縄本島
と先島の間におきます
電話
は
短波
による
電話
が四
回線
、
電信
が一
回線
。また、
宮古島
との間には超
短波
の
電話回線
が三
回線
設置
されております。これまで、
沖縄
に対します
電気通信
の
改善向上
につきましては、
政府
は
昭和
三十六年に
本土
と
沖縄
との間に
マイクロ回線
を
設置
をいたしまして、これを流
球電電公社
に
譲与
いたしまして、
本土
−
沖縄
間の
電気通信事情
がこれによって著しく
改善
されたのでありますが、
沖縄本島
と
先島間
の
電気通信状況
は、いまお話のありましたように、非常に
現状
では
空中状態
が悪くて、
雑音
、
混信等
の
障害
が多く、そのため
夜間
の午後六時から午前七時の間は、現在ほとんど休止のような
状態
でございます。このため、最近における待ち合わせの時間は
普通電話
で半日、
至急
で約二時間にも及んでおりまして、これが
改善
につきましては
至急
を要する
状態
であったわけであります。そこで、
昭和
四十二年度、
昭和
四十三年度
予算
におきまして、ただいま御
説明
ありました極超
短波回線
による
施設
をつくって、これを
琉球政府
に
譲与
することといたしておるのであります。で、
特別立法
を必要とします
法的根拠
につきましては、これはさきに
宮古群島
及び
八重山群島
における
テレビジョン放送
に必要な
設備
の
譲与
に関する
法律
を昨年御議決いただいたのでありますが、これと同様な
理由
でございまして、今回のこの
電気通信施設
は、国の
予算
でつくって
設置
される国の
物品
でございます。で、国の
物品
につきましては、
財政法
第九条一項の規定によりまして、
法律
に基づく場合を除く外、適正な対価なくしてこれを
譲与
してはならない、こういうぐあいに規定されておりまして、国の
物品
の
無償譲与
に関する
現行法
の中には、これは
譲与
可能な態様が
制限列挙
で規定されておりまして、したがいまして、今回の場合は、この
特別立法
として御議決をいただいて琉珠
政府
に
譲与
するということに相なるわけでございます。この
工事
の現在までの
進捗状況
について申しますと、
沖縄側
における
無線局新設
の
新設局舎工事
が本年五、六月に大体
完成
をする目途で
工事
中でございまして、この今回の
通信機械設備工事
は、これらの
工事
が完了後直ちに着手できるように
日本電信電話公社
において目下諸般の準備を進めておる次第でございます。また、この
工事
は、したがいまして、
昭和
四十四年三月には
完成
の
見込み
となっております。なお、本
設備
を
譲与
します
琉球電信電話公社
は、
琉球電信電話公社法
によって設立された法人でございまして、その
業務内容
は
日本
の
電信電話公社
に準じておるのでございます。 以上、簡単でございますが、
補足説明
といたします。
委員長(伊藤五郎君)(伊藤五郎)
6
○
委員長
(
伊藤五郎
君) 以上で
政府
からの
説明聴取
は終了いたしました。
本案
に対し
質疑
のある方は、順次御発言願います。
佐多忠隆君(佐多忠隆)
7
○
佐多忠隆
君 いまの御
説明
によりますと、これは
昭和
四十二年度の
予算
でも若干計上されているのですが、四十二年度、四十三年度、おのおの幾らになっているのか。
政府委員(山野幸吉君)(山野幸吉)
8
○
政府委員
(
山野幸吉
君) 実はこの前御提出いたしましたこの
法律案
の
関係資料
の十ページに載っておりますが、
昭和
四十二年度
歳出予算
に一億二千七百四十六万三千円でございます。で、四十三年度の
予算
に五億四千九百八十三万円、
合計
六億七千七百二十九万三千円でございます。
佐多忠隆君(佐多忠隆)
9
○
佐多忠隆
君 そうすると、
昭和
四十二年度
予算
に基づいて、すでに
工事
なりなんなりに着手し始めていたのかどうか。
政府委員(山野幸吉君)(山野幸吉)
10
○
政府委員
(
山野幸吉
君) これは昨年の
予算
が成立いたしまして以来、この
工事
を進めておるわけでございます。
佐多忠隆君(佐多忠隆)
11
○
佐多忠隆
君 そうすると、
昭和
四十二年度において、すでに若干の
設備
なりなんなりができていたとすれば、これを譲渡する特別な法案というのは、そのときに同時に出されていなければならないのじゃないかと思うのですが、四十二年度にはそういう問題が起こらないで、四十三年度になって初めてこの
法律
を
提案
する
理由
が出てきたというのはどういう
事情
なんですか。
政府委員(山野幸吉君)(山野幸吉)
12
○
政府委員
(
山野幸吉
君) この点につきましては、昨年のこの
予算
を御
審議
いただきました場合にも、たしか
分科会
かどっかで御
説明
申し上げたのでございますが、全体の計画を御
説明
申し上げまして、
完成
したら
無償譲与
をすることになります、したがって、そのときには
特別法
を御
審議
をいただくようになりますという御
説明
をしてあるわけでございます。で、これはやはり
完成
して
譲与
する時点で
法律
を御
審議
いただくのが前例になっておりまして、いろいろこの間には従来御議論もございましたけれ
ども
、結局、
完成
して
譲与
する
状態
ができなければ、この
特別立法
をしていただいて、それに基づいて
譲与
するという事態が生じませんので、したがいまして、従来から
テレビ
の場合もそうでございますし、
マイクロ
の場合もそうでございますし、その他の場合も全部そのように取り進めているわけでございます。
佐多忠隆君(佐多忠隆)
13
○
佐多忠隆
君 そうすると、
設備
が
完成
をするまでの間のその
設備
の
所有権
というのはどこが持っていますか。
政府委員(山野幸吉君)(山野幸吉)
14
○
政府委員
(
山野幸吉
君) それはもちろん国でございます。
日本政府
でございます。
井川伊平君(井川伊平)
15
○
井川伊平
君
本案
に
関係
しまして
一つ
だけ聞きたい。 これは
譲与
いたしまして、それはそれで済むんでありますが、
沖縄
の
施政権
が
日本
に返るときには、これはどういうように処分されるものか。やはり
無償
でこちらに返してくれるといったようなものですかどうですか。その点を承っておきたいと思います。
政府委員(山野幸吉君)(山野幸吉)
16
○
政府委員
(
山野幸吉
君) これは
日本
に
沖縄
が返ってまいりましたときに、向こうの現在ございます
電信電話公社
と、まあ
本土
の
日本政府
の
電信電話公社
の
関係
がどうなるかという問題になりますが、おそらく
日本
の
電信電話公社
の
下部機構
かそういうものになるんじゃないかと思います。したがいまして、当然
日本政府
がそのまま引き継いでいくということになろうかと思います。
井川伊平君(井川伊平)
17
○
井川伊平
君 その
沖縄
の
施政権
が返るときには・ですね、
日本
のほうにそれが来るときには、これは
無償
で返すべきものだというようなことは、どこかでそういうことを表示してお
かん
でもいいかという、こういう心配から申し上げておる。
政府委員(山野幸吉君)(山野幸吉)
18
○
政府委員
(
山野幸吉
君) その問題につきましては、実はこの前の
テレビ施設
につきましても同じような問題がございましたが、私
ども
、
本土
へ返ってまいりますと、当然
本土
と一体化する問題でございますし、
日本
の
電信電話
の体制の中に当然入ってくるわけでございますから、したがいまして、そういうことは特に念を押しておかなくても、むしろ当然のことのように私
ども
は考えております。
岡田宗司君(岡田宗司)
19
○
岡田宗司
君
田中
さんに一、二お伺いしたい。 第一の点は、この間
大浜ミッション
が出かけまして、それでいろいろ目的があったようですが、その
一つ
に
B5
2の問題の
調査
があったようです。
大浜ミッション
、帰ってまいりまして
報告
をされたと思うのですが、その
報告
をお聞きになったと思うのですが、その
概要
をお知らせ願いたい。
国務大臣(田中龍夫君)(田中龍夫)
20
○
国務大臣
(
田中龍夫
君) ただいま御指摘の
大浜委員会
がこちらに帰られまして、特に
総理
から委嘱になりました
B5
2の問題につきまして
報告
がございました。それにつきましてあらためて御
報告
申し上げますが、「
B5
2の駐留による
被害
には、直接的なものと間接的な
心理面
のものがあると思う。直接的なものには、
付近民家
で爆音が激しく睡眠がとれないというもの、墜落した場合を予想しての不安があるという
もの等
であった。
一般住民
が心理的に核の搭載、常駐による
報復爆撃等
に対する危惧、不安を持っておることが感知された。直接的な
被害
に対しては、とりあえず
防音壁
の改良、
エンジン調整場所
の
変更
、コースの
変更
などがなされればかなり解消されると思うが、根本的には、長い間にわたって他国の
施政権下
に置かれ、返還の時期も現時点においては明示されていないこと等に対する不満というか、反発が心の底にあり、このような
事情
が
B5
2の問題にも反映しているものと思われる。いずれにしても心理的な面の
不安感
は
B5
2の
撤去
のめどがつかない限りなお続くものと思うが、今回の
調査
により、
沖縄
にいる
B5
2の機種は
核装備用
のものでないことが明確であることでもあるので、当面このような事実を周知させることも
不安感
を解消することに通ずるのではないかと考える」との
報告
でございました。
岡田宗司君(岡田宗司)
21
○
岡田宗司
君
大浜
さんが
口頭
かなにかで、
政府
はもう一度
アメリカ
に対して
B5
2
撤去
の
交渉
を始めたらいいというようなことを言ったことはないんですか。
国務大臣(田中龍夫君)(田中龍夫)
22
○
国務大臣
(
田中龍夫
君) これは
口頭
でおっしゃいました点の、まあ要約と申しますか、でございます。
岡田宗司君(岡田宗司)
23
○
岡田宗司
君 そうすると、何ですか。
B5
2を
撤去
したほうがいいという、そういう
意見
は全然出なかったんですか。
国務大臣(田中龍夫君)(田中龍夫)
24
○
国務大臣
(
田中龍夫
君)
大浜
さんがこちらへ帰られまして、
総理
に会われました際は、私立ち会いいたしておりませんので、その点は存じませんが、やはり
大浜
さんの御
意見
といたしましては、ここに仰せられましたような考え方のもとに率直に
見解
を述べられた、かように存じております。
岡田宗司君(岡田宗司)
25
○
岡田宗司
君 そうすると
大浜調査団
の
つまり報告
というものは、
B5
2は
核装備
をしてないということと、それから、
住民
の不安はあるけれ
ども
、直接の
被害等
に
ついで対策
を講ずれば、その不安はなくなるんだと、こういうことで、全然
B5
2の
撤去
という問題については何らの
見解
も示してないし、
報告
もしておらない、こういうことでございますか。
国務大臣(田中龍夫君)(田中龍夫)
26
○
国務大臣
(
田中龍夫
君)
総理
に対しましては、この
B5
2に非常に
現地
の
沖縄
の方々が
不安感
を持っておられるということと、同時にまた、それに対する
日本政府
としての
善処方
をしかるべく行なうべきだという御
意見
は述べられたやに承っております。
岡田宗司君(岡田宗司)
27
○
岡田宗司
君
善処方
というのはどういうことなんですか。その
防音壁
をつくれとか、そういうことが
善処方
なのか、それとも、
B5
2の
撤去
をもう一度
アメリカ
に話せということが
善処方
なのか、その
善処方
の
内容
がわからなくちゃしようがないじゃないですか。
国務大臣(田中龍夫君)(田中龍夫)
28
○
国務大臣
(
田中龍夫
君) これは
撤去
が望ましいということも申されたと存じまするし、また同時に、
現地
におきまする
防音施設
の問題やら、いろんな問題についても、できる限りのことをするということであろうと存じます。
岡田宗司君(岡田宗司)
29
○
岡田宗司
君 そうすると、その
善処
の中に、
撤去
が望ましい、こう言われた。これは一般的には初めからわかっている、問題は
調査団
が行って、そういう
報告
を出したならば、これに基づいて
政府
がどうするかという
見解
を出すのだから、具体的に
アメリカ
に対して
B5
2の
撤去
について何らかの
交渉
をすべきであるという、そういうことを述べたのかどうかということをお聞きしているのです。
国務大臣(田中龍夫君)(田中龍夫)
30
○
国務大臣
(
田中龍夫
君) ただいまの点につきましては、
大浜
さんから
総理
にも
報告
をされ、また、
外務大臣
にも
報告
があったと存じますので、
外務大臣
からまた
外交
の
交渉
において、これを進めるとかどうとかという問題は、当然必要な時期に考えられるものと存じます。
岡田宗司君(岡田宗司)
31
○
岡田宗司
君 どうも
総務長官
の話を聞いておりますというと、あなた何かたな上げされているみたいですな。
沖縄担当
の
総務長官
からたな上げされているみたいな御返事をいただくとは、非常にどうも予想しなかったのですが。
国務大臣(田中龍夫君)(田中龍夫)
32
○
国務大臣
(
田中龍夫
君) 御案内のとおりに、
外交
上の問題は
外務大臣
の所掌でございますが、私
ども
はぜひとも一日もすみやかな
本土復帰
のための一体化の問題につきまして、真剣に取り組んでいるのでございまして、
外交
の問題は
外務大臣
のほうにおまかせをいたしておるわけであります。
岡田宗司君(岡田宗司)
33
○
岡田宗司
君 もう一点だけお伺いいたします。
ジョンソン声明
が出ましてからね、
北爆
の
部分的停止
が行なわれておるのですね。
部分的停止
が行なわれるということは、やはり
沖縄
から飛んで行く飛行機の数もおそらく減っているだろうと思うのです。多分そうなってくると、
沖縄
からの
B5
2の
発進
ということは、現在減っているのじゃないかと思うのですが、
総務長官
、いわゆる
沖縄
からの
B5
2の
発進
が、
ジョンソン声明
の前のように毎日どんどん行なわれているのか、一日以降は
B5
2の
発進
が停止されているのか、その
情報
は把握しておられると思うが、どういうふうになっておりますか。
国務大臣(田中龍夫君)(田中龍夫)
34
○
国務大臣
(
田中龍夫
君) 私は把握しておりません。
岡田宗司君(岡田宗司)
35
○
岡田宗司
君 これはやはり
沖縄
の全体の問題、民生の問題に
関係
あるのですかちね。そのくらいのことは把握してお
かん
と困ると思うのですよ。
山野
君どうですか。
政府委員(山野幸吉君)(山野幸吉)
36
○
政府委員
(
山野幸吉
君) 私
ども
も何ら正式な
連絡
あるいは
報告
を受けておりませんので、私
ども
のほうでははっきりしたことを申し上げるわけにはいかないわけでございます。
岡田宗司君(岡田宗司)
37
○
岡田宗司
君 非公式には——正式になければ、非公式には。
政府委員(山野幸吉君)(山野幸吉)
38
○
政府委員
(
山野幸吉
君)
新聞等
で
情報
を聞いている
程度
でございまして、ここで格別御答弁申し上げるほどの
情報
はないわけでございます。
岡田宗司君(岡田宗司)
39
○
岡田宗司
君 それは、公式でなくても、非公式でもそういうことは把握しておかなくちゃしようがないじゃないか。少し怠慢じゃないですか。とにかくこの問題は今後の
外交交渉
にも
関係
のある問題だから、
沖縄住民
の福祉、それから不安の除去にも非常に
関係
のある問題なんで、そういうことはやはり把握しておかなくちゃならぬ問題ですよ。ひとつ怠慢でないようにやっていただきたいと思います。
委員長(伊藤五郎君)(伊藤五郎)
40
○
委員長
(
伊藤五郎
君) 他に御発言がなければ、
本案
に対する本日の
質疑
は、この
程度
にいたします。 次回の
委員会
は四月十二日開会することとし、本日はこれにて散会いたします。 午後一時三十七分散会
—————
・
—————