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佐藤(孝)
委員 何か、時間のようであります。
まだもう
一つ私がぜひ聞きたいと思っていたのですが、日本のスポーツ人口が一番多いのは野球ですプロ野球あるいはノンプロ、ノンプロの中でも都市対抗に出場する
程度の実力を持っているのは、半ばこれはセミプロですね。私も過去においてそういう経験を持っているから多少内容を知っているのですが、大体都市対抗に出場する
程度の実力ある野球チームは、年間予算一千万円以上どこでも組んでいます。それから、これは公然の秘密とされておりますが、優秀な選手の引き抜きは、プロのように
金額は張りませんが、これは当然行なわれています。
私がふしぎに思うのは、
電電公社から五チームが昨
年度の地域代表の都市対抗に出場して——御
案内のとおり、昔の都市対抗野球というのは、これは全く都市対抗であって、クラブチームが多かった。いまはそうじゃなく、どちらかというと、その企業体の宣伝に利用されている、そういう傾向が強いです。全国の各地区から選ばれて都市対抗に五チームが出ている。それだけ電電は実力あるわけですね。たとえば、プロ野球でいうならば、マルは大洋が優勝すれば、ソーセージやあるいはその製品、特にお子さん向きが売れるとか、あるいはサッポロビールはビールの宣伝を兼ねる、日石は日石の宣伝を兼ねる、いろいろあるわけですね。
電電公社がそういうノンプロ——ノンプロといってもセミプロに近いでしょうが、こういう野球チームの強力なものを結成するなりあるいは運営していくことが、
電電公社の企業経営と一体どんな関係があるのだろうか、これがまず私が疑問に思っている点でございます。しかも、いま申し上げたように、チームを維持するのはなかなかたいへんです。その年間予算はどんなやりくりをしているのか。
実は、きょうはこれをもう少し具体的に突っ込んで聞きたいと思ったのですが、時間がないというので、そのアウトラインだけを聞いて、次の機会に譲ります。
あらためて申し上げるまでもなく、いまの札幌の不祥事件、あるいは私がいま途中でやめる野球のことについても、まだまだ解決されなければならない多くの問題をかかえているのじゃないか。
もとより電信
電話事業の発展は目ざましく、
電話はいまや生活
必需品といわれても差しつかえないほど
国民の生活の中にとけ込んでいます。さらに、第四次五カ年
計画では九百万戸の
増設を
計画されているようであります。したがって、そうなればなるほど、その公共性がますます重要さを増してくるのは理の当然であります。どうか、
国民の期待にこたえるように、こういう不安な問題、あるいは
国民からどうも理解できないような問題は、なるたけ早い機会にその立場を明らかにし、是は是、非は非として、一そう努力して、ひとつ
国民の要請にこたえてもらいたいと思います。
私の
質問時間はもうないそうですから、きょうはこれで終わります。どうも
委員長、ありがとうございました。