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中尾参考人 いろいろ御心配をいただいて恐縮でございますが、いま申し上げましたのはいささかお粗末でありまして、
お答えしたとおりでありますが、効率的に行なうということは、まさに
国家公務員の方々の実際の需要に合わせてむだのない
仕事をするということでございます。そういう
意味で実際に実情に合った
仕事をしていきたいということであります。そういう
意味におきますところのいわゆる民主的な配慮ということは、私は最も大事なことであると思うということは先ほ
ども申し上げておるのであります。その点は申し上げたとおりでございます。
それから、次は
運営協議会の問題ですが、この問題につきましては、率直に申し上げまして、私はいま非常に困惑いたしておるのでございます。
国家公務員の皆さま方の実情が、率直に正確に私
どもの計画に反映するということが絶対必要なことは、これはもう言うをまちません。したがって、それについてのあらゆる運用上許されるところのくふうは私
どもつとめたい、こういうふうに考えておることは明瞭に私は申し上げておるのでございます。
ただ、先ほどお話がございました前
理事長が
組合の方々、これは大ぜいおられますが、大体二つございまして、一つは国公の
事務局長の岡田さんその他の方とお会いになって話し合いをされた場合、それからもう一つは、全農林の
委員長でございます渡会さんにお話しになりましたものと二つ記録が残っております。それによって、私もそのような事実があったことはもちろん
承知いたしておりますし、そういう申し入れが運審からあったことも
承知をいたしておるのでございます。ただ、その中におきまして、いま私
どものほうは正規の機関がありますが、それが単なる判こを押すだけだというようなことになっておる点、しかもこれらは各省もこれを
承知いたしておるというような前提でお話しになっておるのでございますが、大事な点でございますので、私も実は各省にそれらの点を念を押しておるのでございますが、どうもその点はそういうふうにはなっておらないのであります。それが困った点の一つでございます。
もちろんこういうお話でございますから、前
理事長もいろいろな
段階を経まして、いろいろの形でおそらく何とか話をまとめるなり固めるなり、いろいろな了解を固めたい、こういうふうに
努力されたと思います。思いますが、どうもそこのところが前後いたしておりまして、各省のほうがそういうような理解を持っておりません。この点私としては非常に苦慮するに足るのであります。なければそれはだめだというのでは、今井さんの御
趣旨を没却することになりますし、そうかといって各省が
承知してないものをしていると私が強弁するのでは、また事実に反しますから、今後は動きません。
それからこれらのお話がありまして、いわゆる呼びかけをさしておるわけです。それでかわられたのでございますが、それに対するそれぞれの御回答が
——正式にまだ私はお目にかかったわけではありませんから、正式の回答というか、回答の全容を示すものであるかどうかは存じませんが、一応そういうような線に乗ろう、それで話し合いをしようということですが、その話し合いの中には、さらに機構問題を含むところの
民主化問題を
議題にする。私が前
理事長から話を伺っておったところでは、こういうような話し合いをもって
民主化というような形に考えておられたようです。しかし、この場においてさらに機構的
民主化を含む話し合いをやるんだという前提でまたこの話を受けておられるようであります。この点も実は私としましては、運用できることならば責任を負いますが、機構をどうするかということにつきまして、
組合の方と直接私はお話を申し上げることは、立場上おそらくちょっと余地がなかろう。これは本来転倒でありまして、やはり一方で定められておることは、一方の妥当性と責任のある向きでお話し合い願いませんと、その点は私のほうといたしましては立場上これに応じがたいむずかしい立場にございます。それは私の立場の問題で、
法律上の問題です。そこを御理解願いたい。
それじゃそういうものはだめかということですぐに御返事をしますと、
中尾というのは、いまお話しになったように、何かそういう
共済組合員の真意をそんたくすることについて非常に粗末に考えておる男ではないかというふうにとられるのは、私としてはまことに心外です。そこで私は非常に困っております。各省にも御相談をしております。それから監督官庁の
法律関係、このほうにもどういう
意味を持つかということでお願いしております。それが実情でございます。