○菅野
説明員 ただいまお話がありました、
豪雪に際して地方公共団体が行なう公共の施設の除雪事業に要する費用の補助に関する特別
措置法、これに関連する問題を、いろいろ私どもといたしましても検討いたしますため、
市町村単位の
資料を収集いたしまして、前
委員会でまだ全部の
資料ができていなかったので、はなはだ残念だということを申し上げたのでございますが、教育
委員会等を経由して
資料を集めましたために、実は私どもといたしましては、四月十日を締め切りにして行なったのでありますが、全
資料が整備できましたのが四月末というような
状況でございまして、この点申しわけなく思っております。
なお、この
資料と並行いたしまして、予想されましたようないろいろな問題につきまして検討を加えました。今次の雪害が、先ほどお話がありましたように、閣議了解とされております
豪雪指定基準に該当することはないということも明らかになり、またこの
豪雪基準だけを改正して政令をそのままにした場合どうなるかということも検討したわけでありますが、指定基準だけを改定して
豪雪政令を改定しないというふうにいたしますと、前回の
報告のときは一つと申し上げたと思うのですが、その後の
資料を、追加
資料をもとにして検討いたしましたところ、四月末集まりました全
市町村の数に対してでございますが、このときわずか三つということもわかりました。しかしながら、今冬の雪が、三十八年の
豪雪以来の非常に大きな雪害であったことも、この点に関しまして
気象庁の応援も得まして、いろいろ膨大な
資料をまた検討いたしました。それに基づきまして、やはりこの規定では実情に即しない点があるということを、私どももできるだけこれをいろいろな角度から検討いたしまして、ただいま法律改正というお話もあったわけでございますが、事務当局といたしましては、事務的な
取り扱いといたしましては、今国会でまた法律改正のようなことをいたしますれば、時間的にもたいへん無理であろうというようなこともありまして、先ほどの政令発動の基準と、並びに政令を改正したいということで、この点につきまして、
関係各省と現在折衝を行なっております。当初計画した日程よりおくれましたことは申しわけないと思うのでございますが、いましばらく御了承願いたいと思っております。
なお、今後の
見通しを申し上げますれば、実は多大の財政負担を伴いますので、予備費支出等の
関係もあり、相手のあることでありますので、確約をいたしかねるのでございますが、私個人の気持ちといたしましては、今月中に何とか結論を得たいというふうに努力いたしておりますので、御了承いただきたいと思っております。