○沖本
委員 大臣のおっしゃることにも一理ある、話はわかるわけなんですが、いっときは新産業都市であるとか臨海工業地帯の造成とかいうものにほとんどの人が飛びついて、
地方財政のほうで少し手を広げ過ぎて行き詰まっているという点も出ておるわけです。これは
大臣がおっしゃるとおりでもあるわけですけれ
ども、それと同時に、とにかく
港湾管理というものの負担がどんどん増加してきておることはこれまた間違いないわけですし、また新しく
港湾の
整備計画を出して、
港湾を
整備していこうと思えばやはり、国の負担も大きいかわりに、
地方自治体の負担、
港湾管理者の負担も増加することはこれは間違いないわけです。そういう点について、財源がないために起債を起こしていっているということも間違いないわけですから、そういう点に対して、今後、それぞれの
内容と見合ってよく御検討をいただいて、それでほんとうにこれは困っているのだ、間違いないという点については、利子の補給をしてやるなり何なりの措置を講じていかなければ、この政府の
計画に合ったような
港湾整備は、アンバランスが起きてできてこない、こういうふうになって、かえってますます
地方自治体のほうを苦しめていく、こういうことにもなると思うのですが、そういう点は
大臣のほうで十分検討してくださって措置を講じてやっていただきたい、こういうふうに
考えるわけですが、よろしくお願いいたします。
大臣に対する
質問はそれだけ……。
それから局長さんにお伺いしますが、いまの沈船と同じように、この前も問題が出たわけですが、
タンカーなんかが残滓物を流すことによって、いろいろなことで
港湾の海水が汚濁されて、そのために付近の都市が非常な迷惑をこうむっておるということになるわけです。ですから、今後
港湾内における海水汚濁に対する何らかの処置を講じられるお
考えがあるのかないのか、お伺いしたいわけです。