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近藤信一君 もう時間もなくなって、また、私
どもの同僚の理事が何か言っておられますので、私は、時間を簡潔に大事な点だけ、重複しないように質問します。
だんだんと世の中が近代化してまいりまするに従って、LP
ガスの利用が多くなってきている。それと同時に、中小企業の倒産と同じように、LP
ガスによる
災害というものは、毎年ふえてきておる。このことは、この表にも出ておるように、今年すでに九月で二百十五件ですか、この
災害による死傷者というものが出ておるわけなんです。また、この資料の中にございまするように、売るほうは、あなたのほうがいろいろと
規制されまして、くろうとの商売人でございますから、あまりない。これはだんだん
災害が減ってきておる。ところが利用君のほう、
消費者のほうはしろうとばかりでございまするから、非常に
災害がふえてきておる、 こういう現象が生じておるんです。どうして一体そういう
災害がふえてくるんだろうか。いわゆるこれは、いろいろと器具の改良もなされて、だんだんと完全なものができつつありまするけれ
ども、この資料の中にございまするように、いわゆる
配管はいまほとんどがゴムでしょう。これをひっかけて倒して火事になったとか、ネズミがかじって爆発したとか、こういうことがたくさん
原因になっておると思うのです。そこで、私
どもがよく見受けるのですが、アパートなどに行きますると、部屋が狭いので、みんな廊下にボンベが置いてある。そこから
配管を五メートルなり三メートルなり引っぱっておるのですね。非常にこれ危険だと思うのです。深夜そこでだれも番をしておる者はないし、深夜その
ゴム管をいたずらした場合に、そこに危険というものが生じてくると思うのです。そこでやはり
業者としては、非常にこれは金もかかる問題もあろうかと思いますが、また、
法律的にこれは違法行為になろうかと思いますが、たとえば大きな料亭とか、また旅館とか、またアパートとか、こういうものは個々別々にこの
配管設備をするのではなくして、
一定の大型のいまボンベになってきておりますので、安全なところに、たとえばコンクリートで囲ったその中に赴くとか、そういうことにして、そこから都市
ガスのように鉛管、または鉛管類の管で各部屋部屋にずっと引いていく、こういうことを考えれば、私は
保安上からいっても安全だと思うが、しかし、これは現在都市
ガス法に違反するのではないかというふうなこともいわれておりますが、この点は一体どうなんですか。