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国務大臣(
剱木亨弘君) 一番直接的なもの、第一番の
選手強化の問題は、
体育協会と関連しまして
文部省が協力してやらなければならぬと思いますが、その二は、この各
競技場の工事施行につきまして、国がやるのか、あるいはまた地方がやるのかという工事分担の区分は早急にきめなきゃならぬ問題だと思います。工事そのものは建設省に依頼することはありましても、やはり工事をやる場合は
文部省が責任を持つ。ただ、いまきめなければなりませんのは、先ほど
小林委員からも御質問ございましたように、この四十三年度の
予算で実際上の
競技場の
施設にもかからなければ、四十六年のプレ・
オリンピックまでに完成するということは非常に危ぶまれますので、私
どもとしては、この
予算編成期までに
政府部内及び地方におきまして
組織委員会から原案を出していただけると思いますが、それに沿いまして工事施行分担の区分を明確にする、それに対しまして、たとえば
文部省が、いわゆる北海道庁がやるとか、市がやるとかいうことがきまりましても、それに対して国がどれくらい見るかという、大体、負担の額くらいなものは決定をいたしまして、四十三年度の
予算編成に当たりたい。この数カ月でぜひきめていかなきゃならぬと思っております。
それから関連
施設におきましても、先ほど
事務総長から
お話がございましたように、これはやはり早く着手をいたさなければなりませんので、これも
関係各省庁とも相談いたしまして、早急に道路なりその他の関連
施設を決定いたしまして、その施行区分も決定して、四十三年度の
予算からこれを計上していくということに詰めてまいりたい。ですから、結局四十三年の
予算編成を目途にいたしまして、大体懸案のものを決定いたしたい、こう
考えておる次第でございます。