○小林武君 議事進行。きょう、どんな約束を理事会になされておるか、それはわかりません。けれ
ども、やっぱり問題、ここへ出たのでしょう、私はその倫理綱領の問題については、このことがもうとにかく差しさわりになって、
日教組と
文部大臣とが話し合って、やっぱりいままでの長い間の、二十年にもわたる相互の不信感というものを何とか払拭するような方向にいかなければならぬという場合に、いつでもこれ、問題になるのです。私の考えでは、倫理綱領というものに不信感があれば、それはひとつ
日教組と
文部省との間で
話し合いを通して、そして相互が理解できるような
内容なのかどうか、やっぱりこの段階ではやるべきだという考え方を持っている。かつても私はそういう考えを持っておりましたけれ
ども、そういう機会に恵まれることができなかった。それで今回においてもそう思っている。
佐藤総理がとにかくやはり
総評の立場でこれからやっぱり会うような機会をつくっていったときというのも、私はそういうところにねらいがあったと思って、
政府のやり方に一応の敬意を表しておったのです。だから、もう目の前に起こった問題で、かんにん袋の緒を切ったようなことを言わないで、この問題に関する限りは二十年来のやっぱりしこりなんだから、できるだけ両者がとにかく
ほんとうに寛容の精神を持って続けていくべきだということを念願したんだけれ
ども、その間両者も
努力したのかどうか知らぬけれ
ども、前の
文部大臣がとにかく年に五、六回話し合おうじゃないか、それからいまの三
条件というものにとらわれないというたいへんけっこうな文書交換までやってですね、そしてきたのが、また今度
大臣がかわると、できないということで、まことに私は不幸だと思う。しかしながら、これは私の非常に残念だということの前の部分なんですよ。しかし、それほど根深いもので、
剱木文部大臣が、これは倫理綱領にこだわっておやりになるならば、この問題がいま議論されているわけですから、
法律案も何もありませんよ、断固やっぱり理解のいくところまで何時間でも私はやるべきだと思う。やるだけの価値があると思っているんです。だから、
委員長にお取り計らいを願いたいのですが、私はもうとにかくこの
法律案はここで
提案になって、
質問をいたそうと思って来ましたけれ
ども、何も私はそれきょうやらなくたってけっこうなんです。あしたでもあさってでも、それはいつでもけっこうなんですから、どうでしょう、ひとつ、そこまで言われて一体ケリをつけないで終わるということは、これは日本の
教育のために大問題だと思う。
内容が明らかになるまでひとつやるべきだと思う。
鈴木委員からは非常に配慮されて、そういう問題をやれば長引いてしょうがないから、とにかく形式的なことについて
話し合いをして、とにかくしばらく時間をとってという、そういうわりあいに穏健な、おとなしいやり方の私は取り運びについては賛成なんですけれ
ども、ここまできたらやはりそういうわけにいかぬですね。私もやはりそういう理事の考え方を十分理解しながら、明日にそれを延ばして、そうしてこの問題については触れないつもりだし、
小野委員の討論をずっと続けるように私も希望しますし、なお私もそれに
質問をひとつしていきたいと思いますから、どうぞひとつ
委員長、お取り計らい願います。