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藤原道子君 とにかく
児童福祉法ができて二十年たつのですから、それでこういうことがまだ手をつけられていない面がたくさんあるのですよ。ことにこういう
子供を持った親御さんの苦労というものは、それはたいへんなものです。同時に、早くやれば普通児になれるということがわかっておるのに、それをやらないということは大きな罪悪だと思う。それで、選挙になればりっぱな公約をしておる。こういうことじゃ
国民が許さないと思うのです。それから、特に言語
障害のごときは、いろいろ調べてみますと、アメリカでは言語
障害児の三四%が
公立の教室や
施設で教育を受けているのです。ところが、日本では〇・〇〇二%、こういう低さにある。これじゃ私は相済まぬと思うのですよ。こういう点で、少なくとも
児童福祉を担当しておいでになる
局長、さらに
厚生省におきます指導問題これはいつか佐野理事と話したのでございますが、
児童問題だけでも一週間ぐらいやろうじゃないかというように私どもは準備をしておりました。ところが、きょうは往復三十分で四本やるのですから、非常に残念でございますが、いま申し上げたようなことを十分お考えいただきまして、
子供の将来を守らなければその国の繁栄はないのでございますから、そういう点、しかとお願い申し上げます。さらに、
局長が言明なさいました重複しておる
重度心身障害児、これをもしこの
法案どおりやりましたならば、びわこ学園でも六〇%、あるいは島田
療育園でも五八%、これらが
重度が重複しておる者という
法律解釈でいきますならば退院せざるを得ない状態にある。しかも、びわこ学園あたりで退院させられる者の半数は、
入所してからよくなった、やっとよくなりかけたらこれがほうり出される。こんなことは国家の
予算上からいっても大きな損失ですから、その点は御
答弁どおりにやっていただきたい。足らざるは後日に譲りたいと思います。
法律ができたらそれでよいなどと思っちゃ困りますから。
次に、
児童扶養
手当、これをちょっとお伺いしたいと思います。まず、ずっと個条書きで読みます。
児童手当制度について今後
政府はどういう準備をしておいでになるか。
児童手当はもう来年度からやるんだというようなことが構想されております。この
児童手当は今後いつからおやりになるか、その方策等についてまず第一にお伺いします。
それから、今日のこの
改正案の答申にあたり、付された社会保障
制度審議会の意見はあまりにも無視されているように思うのでございますが、意見に対しての考え方はいかがでございますか。
さらに、第五十一回国会で衆参両院の
社会労働委員会における附帯決議を
政府はどのように尊重して処理しておいでになるか。
そして、次に、
手当に関する
事項でございますが、この物価高のとき、月額三百円
引き上げたその根拠を伺いたい。三百円ですから、扶養
手当を上げた上げたと宣伝しているが、たった三百円です。
それから、次に、
児童一人の場合、
児童扶養
手当の額と
母子福祉年金の額との不均衡是正についてはどのように考えておいでになるか。そして、また、今回の
手当の額が
昭和四十三年一月から
引き上げられるけれども、もらうのは五月なんですね、そうですね。