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岡田宗司君 二円ぐらいですか。ずいぶん、なんですね、情けないですね。私はとにかくさっき言ったように、本来なら
沖繩の
郵便貯金は、個々人にしてみれば、たとえ
アメリカの施政権下にあっても、
日本政府に対して
請求権持っているのでしょう。それがずっと凍結されてきておる。しかも、その原因になっているのがやはり
戦争と占領軍。これは
日本政府の政治
責任ですよ。だから、そういうことを
考えたら、ただ
郵便貯金をいじって——いじってじゃない——
郵便貯金法にのっとって、その範囲でもって
一円が二十二年間たって二円になった
程度のやり方で一体済ませるものかどうか。
日本の国家として済ませるものかどうか。私はそれを
考えると、もっと別な
方法を
考えるべきじゃないかと思うのですがね。あなた、局長として事務しかやらないのだからそこまでお
考えになる必要もないのだけれ
ども、私はそんなものじゃないと思うのですがね。だから、やはりここらで別の角度からやらなければならぬ。
それからそれについて
一つお伺いしたいのは、いまこの種の
貯金なり何なりは、前に
一円は
一円で払っていた、今後ももしここでもって別な
方法がとられると今後にも影響を及ぼすと、こういうことですけれ
ども、前に
一円は
一円で片づけていた例ですね。それから今後もあるいは起こり得るかもしれない例ですが、それはどういうものでしょうか。