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1967-07-20 第55回国会 衆議院 文教委員会 第23号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和四十二年七月二十日(木曜日)     午前十一時八分開議  出席委員    委員長 床次 徳二君    理事 久保田藤麿君 理事 坂田 道太君    理事 中村庸一郎君 理事 西岡 武夫君    理事 八木 徹雄君 理事 小林 信一君    理事 長谷川正三君 理事 鈴木  一君       菊池 義郎君    久野 忠治君       河野 洋平君    竹下  登君       南條 徳男君    葉梨 信行君       広川シズエ君   三ツ林弥太郎君       渡辺  肇君    唐橋  東君       川村 継義君    小松  幹君       斉藤 正男君    平等 文成君       山崎 始男君    吉田 賢一君       有島 重武君    山田 太郎君  出席国務大臣         文 部 大 臣 剱木 亨弘君  出席政府委員         北海道開発庁総         務監理官    小熊  清君         文部政務次官  谷川 和穗君         文部大臣官房長 岩間英太郎君         文部省体育局長 赤石 清悦君         文部省文化局長 蒲生 芳郎君  委員外出席者         大蔵省主計局主         計官      小幡 琢也君         参  考  人         (財団法人札幌         オリンピック冬         季大会組織委員         会事務総長)  佐藤 朝生君         参  考  人         (財団法人日本         体育協会事務局         長)      塩沢  幹君         参  考  人         (財団法人スポ         ーツ振興資金財         団専務理事)  近藤 直人君         専  門  員 田中  彰君     ――――――――――――― 七月二十日  学校教育法の一部を改正する法律案内閣提出  第一五〇号) は本委員会に付託された。     ――――――――――――― 本日の会議に付した案件  参考人出頭要求に関する件  札幌オリンピック冬季大会準備等のために必  要な特別措置に関する法律案内閣提出第一二  四号)(参議院送付)  著作権法の一部を改正する法律案内閣提出第  二六号)(参議院送付)  公立学校学校医学校歯科医及び学校薬剤師  の公務災害補償に関する法律等の一部を改正す  る法律案内閣提出第一四九号)(参議院送  付)  閉会中審査に関する件  請 願   一 へき地学校統合整備促進に関する請願     (坊秀男君外二名紹介)(第三号)   二 学校栄養士設置に関する請願外二件(山     村新治郎君紹介)(第七号)   三 同外三件(亀山孝一紹介)(第八号)   四 同外三件(臼井莊一君紹介)(第一一     号)   五 同外十八件(小澤太郎紹介)(第一二     号)   六 同外一件(加藤六月紹介)(第一三     号)   七 同(佐藤孝行紹介)(第一四号)   八 同(森義視紹介)(第一五号)   九 同外三件(角屋堅次郎紹介)(第三〇     号)  一〇 同外一件(中谷鉄也紹介)(第三一     号)  一一 同外二件(始関伊平紹介)(第三二     号)  一二 同外二件(藤本孝雄紹介)(第三五     号)  一三 同外三件(千葉三郎紹介)(第三六     号)  一四 同外四件(山下元利紹介)(第七四     号)  一五 同(内藤隆紹介)(第一一二号)  一六 同外一件(大村襄治紹介)(第一二二     号)  一七 同(折小野良一紹介)(第一二三号)  一八 同(床次徳二紹介)(第一二四号)  一九 同外一件(桂木鉄夫紹介)(第一二五     号)  二〇 同(坂本三十次君紹介)(第一二六号)  二一 同(山口鶴男紹介)(第一二七号)  二二 同外三件(中山マサ紹介)(第一四九     号)  二三 同(相川勝六紹介)(第一八二号)  二四 同外四件(井出一太郎紹介)(第一八     三号)  二五 同(小川半次紹介)(第一八四号)  二六 同外一件(小川平二君外一名紹介)(第     一八五号)  二七 同(田村元紹介)(第一八六号)  二八 同外一件(床次徳二紹介)(第一八七     号)  二九 同(野呂恭一紹介)(第一八八号)  三〇 心臓病子供の病、虚弱児学校学級増     設に関する請願外一件(進藤一馬君紹     介)(第一六号)  三一 へき地教育振興法の一部改正に関する請     願(石橋政嗣君紹介)(第二九号)  三二 各種学校制度確立に関する請願進藤一     馬君紹介)(第三四号)  三三 公務殉職戦時動員学徒在籍校卒業認定     に関する請願海部俊樹紹介)(第二     一四号)  三四 学校給食国庫補助増額に関する請願(     工藤良平紹介)(第二一五号)  三五 学校栄養士設置に関する請願高橋英吉     君紹介)(第二一六号)  三六 同外三件(原田憲紹介)(第二八三     号)  三七 同(上村千一郎君)(紹介第三三七号)  三八 同外三件(藤井勝志紹介)(第三六八     号)  三九 ローマ字つづり方統一に関する請願(     宇野宗佑紹介)(第二三七号)  四〇 心臓病子供の病、虚弱児学校学級増     設に関する請願田代文久紹介)(第     二六九号)  四一 同(横山利秋紹介)(第二九四号)  四二 同(芳賀貢紹介)(第三四四号)  四三 同(大久保武雄君外二名紹介)(第三四     五号)  四四 同(西風勲紹介)(第三七〇号)  四五 同等学校すし詰め解消等に関する請願     (小坂善太郎紹介)(第三〇九号)  四六 大阪市の難波宮跡保存に関する請願(菅     野和太郎君外六名紹介)(第三六九号)  四七 学校栄養士設置に関する請願外一件(二     階堂進紹介)(第四二六号)  四八 同外二件(山手滿男紹介)(第四七八     号)  四九 同外二件(小沢辰男紹介)(第四七九     号)  五〇 戦傷病者子女育英資金等に関する請     願(西村直己紹介)(第四二七号)  五一 国立大学授業料値上げ反対等に関する     請願阪上安太郎紹介)(第五一三     号)  五二 同(小林信一紹介)(第六一五号)  五三 同(小松幹紹介)(第六一六号)  五四 同(阪上安太郎岩紹介)(第六一七号)  五五 心臓病子供の病、虚弱児学校学級増     設に関する請願太田一夫紹介)(第     五一六号)  五六 同(依田圭五君紹介)(第五一七号)  五七 同(枝村要作紹介)(第六四〇号)  五八 同(堂森芳夫紹介)(第六四一号)  五九 同(福岡義登紹介)(第六四二号)  六〇 ローマ字つづり方統一に関する請願     (宇都宮徳馬紹介)(第五五二号)  六一 中学校高等学校における簿記履修に関     する請願佐藤文生紹介)(第五五三     号)  六二 幼児教育振興に関する請瀬淡谷悠藏君     紹介)(第六一八号)  六三 同(石橋政嗣君紹介)(第六一九号)  六四 同(稻村隆一君紹介)(第六二〇号)  六五 同(江田三郎紹介)(第六二一号)  六六 同(小川三男紹介)(第六二二号)  六七 同(岡田春夫紹介)(第六二三号)  六八 同(角星堅次郎紹介)(第六二四号)  六九 同(栗林三郎紹介)(第六二五号)  七〇 同(黒田寿男紹介)(第六二六号)  七一 同(河野密紹介)(第六二七号)  七二 同(阪上安太郎紹介)(第六二八号)  七三 同(島上善五郎紹介)(第六二九号)  七四 同(島口重次郎紹介)(第六三〇号)  七五 同(下平正一紹介)(第六三一号)  七六 同(中井徳次郎紹介)(第六三二号)  七七 同(中村重光紹介)(第六三三号)  七八 同(永井勝次郎紹介)(第六三四号)  七九 同(原茂君紹介)(第六三五号)  八〇 同(矢尾喜三郎紹介)(第六三六号)  八一 同(山崎始男紹介)(第六三七号)  八二 同(山花秀雄紹介)(第六三八号)  八三 同(米内山義一郎紹介)(第六三九     号)  八四 国立大学授業料値上げ反対等に関する     請願川上貫一紹介)(第六九八号)  八五 同(平等文成紹介)(第六九九号)  八六 同(長谷川正三紹介)(第七八一号)  八七 同(斉藤正男紹介)(第八四三号)  八八 幼児教育振興に関する請願外一件(小沢     佐重喜紹介)(第七〇〇号)  八九 同(大橋武夫紹介)(第七〇一号)  九〇 同(金子岩三紹介)(第七〇二号)  九一 同(亀山孝一紹介)(第七〇三号)  九二 同(吉川久衛紹介)(第七〇四号)  九三 同(倉成正紹介)(第七〇五号)  九四 同(櫻内義雄紹介)(第七〇六号)  九五 同(竹内黎一君紹介)(第七〇七号)  九六 同(竹下登紹介)(第七〇八号)  九七 同(根本龍太郎紹介)(第七〇九号)  九八 同(細田吉藏紹介)(第七一〇号)  九九 同(森田重次郎紹介)(第七一一号) 一〇〇 同(鈴木一紹介)(第七六八号) 一〇一 心臓病子供の病、虚弱児学校学級増     設に関する請願戸叶里子紹介)(第     七一二号) 一〇二 同(河野洋平紹介)(第八二三号) 一〇三 学校栄養士設置に関する請願田中龍夫     君紹介)(第七六九号) 一〇四 同外七件(稻葉修君紹介)(第七八一     号) 一〇五 同外二件(橋本龍太郎紹介)(第八二     二号) 一〇六 同外一件(山中貞則紹介)(第八七九     号) 一〇七 鹿児島大学水産学部水産増殖学科設置     に関する請願山中貞則紹介)(第八     六九号) 一〇八 学校建築国庫負担率引上げに関する請     願(山中貞則紹介)(第八七〇号) 一〇九 学校用地取得に対する国庫補助に関する     請瀬山中貞則紹介)(第八七一号) 一一〇 鹿児島県に第二十七回国民体育大会誘致     に関する請願山中貞則紹介)(第八     七二号) 一一一 心臓病子供の病、虚弱児学校学級増     設に関する請願外一件(鴨田宗一君紹     介)(第八九二号) 一一二 同(和爾俊二郎紹介)(第九〇三号) 一一三 同外一件(三ツ林弥太郎紹介)(第九     一八号) 一一四 同外二件(青木正久紹介)(第九四〇     号) 一一五 同(平岡忠次郎紹介)(第九四一号) 一一六 同外一件(只松祐治紹介)(第九四二     号) 一一七 同(小林信一紹介)(第九七二号) 一一八 同(玉置一徳紹介)(第九七三号) 一一九 同(葉梨信行紹介)(第九七四号) 一二〇 同(赤澤正道紹介)(第一〇一三号) 一二一 同外一件(板川正吾紹介)(第一〇三     六号) 一二二 同(小宮山重四郎紹介)(第一〇六七     号) 一二三 同(村上信二郎紹介)(第一〇八〇     号) 一二四 難波宮跡田能遺跡等文化財埋蔵地の保     存に関する請願長谷川正三紹介)(     第九〇〇号) 一二五 心身障害児教育総合研究所設置に関する     請願箕輪登紹介)(第九〇一号) 一二六 盲学校教材拡大複写機設備費補助に関     する請願箕輪登紹介)(第九〇二     号) 一二七 各種学校制度確立に関する請願相川勝     六君紹介)(第九一七号) 一二八 同(床次徳二紹介)(第九三九号) 一二九 問(折小野良一紹介)(第九七〇号) 一三〇 同(二階堂進紹介)(第九七一号) 一三一 同(折小野良一紹介)(第一〇四五     号) 一三二 学校栄養士設置に関する請願外四件(井     上泉君紹介)(第九六四号) 一三三 同外二件(田村良平紹介)(第九六五     号) 一三四 同外十件(渡海元三郎紹介)(第九六     六号) 一三五 同外七件(中村寅太紹介)(第九六七     号) 一三六 同外三件(西岡武夫紹介)(第九六八     号) 一三七 同外四件(森本靖紹介)(第九六九     号) 一三八 同外一件(仮谷忠男紹介)(第九九八     号) 一三九 国立大学授業料値上げ反対等に関する     請願近江巳記夫紹介)(第九九七     号) 一四〇 公立高等学校設置適正配置及び教職     員定数標準等に関する法律の一部改正     に関する請願吉川久衛紹介)(第一     〇六五号) 一四一 同(増田甲子七君紹介)(第一〇六六     号) 一四二 同(枝村要作紹介)(第一〇八四号) 一四三 同(田邊誠紹介)(第一〇八五号) 一四四 同(山口鶴男紹介)(第一〇八六号) 一四五 同(上村千一郎紹介)(第一〇九五     号) 一四六 同(小川平二紹介)(第一〇九六号) 一四七 同(小澤太郎紹介)(第一〇九七号) 一四八 同(大野市郎紹介)(第一〇九八号) 一四九 同(加藤六月紹介)(第一〇九九号) 一五〇 同(鍛冶良作紹介)(第一一〇〇号) 一五一 同(倉成正紹介)(第一一〇一号) 一五二 同(佐藤孝行紹介)(第一一〇二号) 一五三 同(笹山茂太郎紹介)(第一一〇三     号) 一五四 同(篠田弘作紹介)(第一一〇四号) 一五五 同(瀬戸山三男紹介)(第一一〇五     号) 一五六 同(田中正巳紹介)(第一一〇六号) 一五七 同(田中龍夫紹介)(第一一〇七号) 一五八 同(地崎宇三郎紹介)(第一一〇八     号) 一五九 同(中川一郎紹介)(第一一〇九号) 一六〇 同(保利茂紹介)(第一一一〇号) 一六一 同(本名武紹介)(第一一一一号) 一六二 同(松浦周太郎紹介)(第一一一二     号) 一六三 同(山田耻目君紹介)(第一一一三号) 一六四 同(箕輪登紹介)(第一一一四号) 一六五 同(藤波孝生紹介)(第一一三九号) 一六六 同(受田新吉紹介)(第一一四六     号) 一六七 同(小平忠紹介)(第一一四七号) 一六八 同(坂村吉正紹介)(第一一五六号) 一六九 同(斉藤正男紹介)(第一二二一号) 一七〇 同(粟山ひで紹介)(第一二五〇号) 一七一 心臓病子供の病、虚弱児学校学級増     設に関する請願荒木萬壽夫紹介)(     第一一二〇号) 一七二 同(佐野憲治紹介)(第一一二一号) 一七三 同(畑和君紹介)(第一一九七号) 一七四 同(愛知揆一君紹介)(第一二二二号) 一七五 在日朝鮮人民族教育保障に関する語順     (角屋堅次郎紹介)(第一一五八号) 一七六 同(福岡義登紹介)(第一一八七号) 一七七 各種学校制度確立に関する請願外四件     (菅野和太郎紹介)(第一一六一号) 一七八 同(神門至馬夫君紹介)(第一二四八     号) 一七九 複式学級解消等に関する請願田村良     平君紹介)(第一一七四号) 一八〇 同(仮谷忠男君外一名紹介)(第一一九     六号)一八一 義務教育における毛筆習字必修に関する     請願加藤清二紹介)(第一一八八     号) 一八二 同(大坪保雄紹介)(第一二四六号) 一八三 学校教育法改悪反対等に関する請願(     神近市子紹介)(第一一八九号) 一八四 旧長崎医科大学原爆犠牲学徒の靖国神社     合祀に関する請願西岡武夫紹介)(     第一二一八号) 一八五 公立特殊教育学校の非義務学年学級     編制及び教職員定数に関する法律制定に     関する請願川村継義紹介)(第一二     四七号) 一八六 公立義務教育学校学級編制及び教職     員定数の標準に関する法律の一部改正に     関する請願橋本龍太郎紹介)(第一     二四九号) 一八七 戦傷病者子女育英資金等に関する請     願(粟山ひで紹介)(第一二六七号) 一八八 義務教育における毛筆習字必修に関する     請願愛知揆一君紹介)(第一二八七     号) 一八九 同(河本敏夫紹介)(第一二六八号) 一九〇 同(古屋亨紹介)(第一二八九号) 一九一 同(山田久就君紹介)(第一二九〇号) 一九二 同(荒木萬壽夫紹介)(第一二九七     号) 一九三 同(加藤六月紹介)(第一二九八号) 一九四 同(小峯柳多君紹介)(第一二九九号) 一九五 同(森下國雄紹介)(第一三〇〇号) 一九六 同(森山欽司紹介)(第一三〇一号) 一九七 同(藤尾正行紹介)(第一三二〇号) 一九八 同(船田中紹介)(第一三二一号) 一九九 同(古井喜實紹介)(第一三二二号) 二〇〇 同(天野光晴紹介)(第一三六一号) 二〇一 同(鴨田宗一紹介)(第一三六二号) 二〇二 同(木村武雄紹介)(第一三六三号) 二〇三 同(草野一郎平紹介)(第一三六四     号) 二〇四 同(宇野宗佑紹介)(第一三七二号) 二〇五 同(小渕恵三紹介)(第一三七三号) 二〇六 同(鴨田宗一紹介)(第一三七四号) 二〇七 同(久保田円次紹介)(第一三七五     号) 二〇八 同(田中榮一紹介)(第一三七六号) 二〇九 同(高橋清一郎紹介)(第一三七七     号) 二一〇 同(竹下登紹介)(第一三七八号) 二一一 同(赤城宗徳紹介)(第一四一一号) 二一二 同(長谷川四郎紹介)(第一四一二     号) 二一三 同(金子岩三紹介)(第一四六二号) 二一四 同(藏内修治紹介)(第一四六三号) 二一五 同(砂原格紹介)(第一四六四号) 二一六 同(華山親義紹介)(第一四六五号) 二一七 心臓病子供の病、虚弱児学校学級増     設に関する請願外一件(山口敏夫君紹     介)(第一二九一号) 二一八 学校教育法改悪反対に関する請願(石野     久男君紹介)(第一三七九号) 二一九 戦傷病者子女育英資金等に関する請     願(伊能繁次郎紹介)(第一四一七     号) 二二〇 同(砂田重民紹介)(第一四三〇号) 二二一 各種学校制度確立に関する請願外八件(     吉田泰造紹介)(第一四六六号) 二二二 女子学校事務職員産休補助職員確保に     関する請願小林信一紹介)(第一四     八九号) 二二三 同(山崎始男紹介)(第一四九三号) 二二四 公立高等学校事務長職制確立及び処遇     改善に関する請願山崎始男紹介)(     第一四九四号) 二二五 同(床次徳二紹介)(第一五一二号) 二二六 同(山口喜久一郎紹介)(第一六一五     号) 二二七 公立高等学校事務職員等定時制通信     教育手当支給に関する請願山崎始男君     紹介)(第一四九五号) 二二八 同(山口喜久一郎紹介)(第一六一六     号) 二二九 義務教育における毛筆習字必修に関する     請願赤城宗徳紹介)(第一五一三     号) 二三〇 同(砂田重民紹介)(第一五一四号) 二三一 同(長谷川四郎紹介)(第一五一五     号) 二三二 同(亀山孝一紹介)(第一五七〇号) 二三三 同(加藤六月紹介)(第一五七一号) 二三四 同(粟山ひで紹介)(第一五七二号) 二三五 同外一件(岡崎英城紹介)(第一六〇     九号) 二三六 同(奧野誠亮紹介)(第一六一〇号) 二三七 同外一件(篠田弘作紹介)(第一六一     一号) 二三八 同(高見三郎紹介)(第一六一二号) 二三九 同(灘尾弘吉紹介)(第一六一三号) 二四〇 同(山口喜久一郎紹介)(第一六一四     号) 二四一 同(江崎真澄紹介)(第一六七八号) 二四二 同(遠藤三郎紹介)(第一六七九号) 二四三 同(小沢佐重喜紹介)(第一六八〇     号) 二四四 同(大坪保雄紹介)(第一六八一号) 二四五 同(床次徳二紹介)(第一六八二号) 二四六 同(藤山愛一郎紹介)(第一六八三     号) 二四七 同(松田竹千代紹介)(第一六八四     号) 二四八 同(森田重次郎紹介)(第一六八五     号) 二四九 同(早稻田柳右エ門紹介)(第一六八     六号) 二五〇 戦傷病者子女育英資金等に関する請     願(田村元紹介)(第一五四九号) 二五一 同(中野四郎紹介)(第一五五〇号) 二五二 同(藤井勝志紹介)(第一五五一号) 二五三 ローマ字つづり方の統一に関する請願(     賀屋興宣紹介)(第一六一七号) 二五四 公立特殊教育学校の非義務学年学級     編制及び教職員定数に関する法律制定に     関する請願川村継義紹介)(第一六     一八号) 二五五 公立高等学校設置適正配置及び教職     員定数標準等に関する法律の一部改正     に関する請願川村継義紹介)(第一     六一九号) 二五六 心臓病子供の病、虚弱児学校学級増     設に関する請願本島百合子紹介)(     第一六五〇号) 二五七 義務教育における毛筆習字必修に関する     請願外一件(始関伊平紹介)(第一七     二七号) 二五八 同(船田中紹介)(第一七二八号) 二五九 同(八木徹雄紹介)(第一七二九号) 二六〇 同(華山親義紹介)(第一七七九号) 二六一 同(黒金泰美紹介)(第一八四八号) 二六二 同(齋藤憲三紹介)(第一八四九号) 二六三 同(坂田英一紹介)(第一八五〇号) 二六四 同(一萬田尚登紹介)(第一八五一     号) 二六五 同(福井勇紹介)(第一八五二号) 二六六 同(古井喜實紹介)(第一八五三号) 二六七 同(吉田重延紹介)(第一八五四号) 二六八 心臓病子供の病、虚弱児学校学級増     設に関する請願外八十一件(神田博君紹     介)(第一七三〇号) 二六九 同(川上貫一紹介)(第一九二八号) 二七〇 私立大学の助成に関する請願阪上安太     郎君紹介)(第一八五五号) 二七一 同(山中吾郎紹介)(第一八五六号) 二七二 同(柳田秀一紹介)(第一八五七号) 二七三 国立大学授業料値上げ及び学校教育法     改悪反対に関する請願松本善明君紹     介)(第一九二六号) 二七四 国立大学授業料値上げ及び大学に米軍     の資金導入反対に関する請願松本善明     君紹介)(第一九二七号) 二七五 戦傷病者子女育英資金等に関する請     願(細田吉藏紹介)(第二一六八号) 二七六 各種学校制度確立に関する請願池田清     志君紹介)(第二二四二号) 二七七 義務教育における毛筆習字必修に関する     請願池田清志君紹介)(第二二四三     号) 二七八 同(金子岩三紹介)(第二二四四号) 二七九 同外二十三件(登坂重次郎紹介)(第     二二四五号) 二八〇 同(三池信者紹介)(第二三二七号) 二八一 同(石田博英紹介)(第二三八四号) 二八二 スポーツ施設整備及び開放に関する請     願(福永健司紹介)(第二二七五号) 二八三 学校図書館法の一部改正に関する請願外     四件(井村重雄紹介)(第二四五一     号) 二八四 同(渡海元三郎紹介)(第二五二五     号)二八五 同(河本敏夫紹介)(第一六六三号) 二八六 国立電波高等学校高等専門学校昇格に     関する請願(内海英男君紹介)(第二四     五二号) 二八七 義務教育における毛筆習字必修に関する     請願(小泉純也君紹介)(第二六六四     号) 二八八 同(久保田藤麿紹介)(第二六六五     号) 二八九 戦傷病者子女育英資金等に関する請     願(關谷勝利君紹介)(第二七〇二号) 二九〇 学校図書館法の一部改正に関する請願外     七件(小川半次紹介)(第二七六四     号) 二九一 同外二件(永田亮一君紹介)(第二七六     五号) 二九二 同外五件(竹下登紹介)(第二七六六     号) 二九三 同(渡海元三郎紹介)(第二七六七     号) 二九四 同(河本敏夫紹介)(第二八一六号) 二九五 同外十四件(小川半次紹介)(第二八     五六号) 二九六 同外十四件(久保田円次紹介)(第二     八五七号) 二九七 同外一件(床次徳二紹介)(第二八五     八号) 二九八 同外四件(徳安實藏君紹介)(第二八五     九号) 二九九 義務教育における毛筆習字必修に関する     請願(永田亮一君紹介)(第二七六八     号) 三〇〇 同(中山榮一君紹介)(第二八一七号) 三〇一 国立大学における助手の名称変更に関す     る請願八木徹雄紹介)(第二七七八     号) 三〇二 学校図書館法の一部改正に関する請願(     渡海元三郎紹介)(第二九二四号) 三〇三 同(小川半次紹介)(第二九二五号) 三〇四 同外三件(亀山孝一紹介)(第二九二     六号) 三〇五 同外五件(八木徹雄紹介)(第二九二     七号) 三〇六 同外五件(床次徳二紹介)(第二九二     八号) 三〇七 同(藤本孝雄紹介)(第二九二九号) 三〇八 義務教育における毛筆習字必修に関する     請願(丹羽兵助君紹介)(第二九三一     号) 三〇九 自閉症児の教育施設等の整備に関する請     願(八木徹雄紹介)(第三一七三号) 三一〇 学校図書館法の一部改正に関する請願外     七件(小川半次紹介)(第三一七四     号) 三一一 同外一件(亀山孝一紹介)(第三一七     五号) 三一二 同外二件(佐々木秀世君紹介)(第三一     七六号) 三一三 同外二件(田川誠一君紹介)(第三一七     七号) 三一四 同外二件(徳安實藏君紹介)(第三一七     八号) 三一五 同外十件(中村庸一郎紹介)(第三一     七九号) 三一六 同外四件(野原正勝君紹介)(第三一八     〇号) 三一七 同(遠藤三郎紹介)(第三一八一号) 三一八 同(岡本茂君紹介)(第三一八二号) 三一九 同(上村千一郎紹介)(第三一八三     号) 三二〇 同(河本敏夫紹介)(第三一八四号) 三二一 同外六件(橋本龍太郎紹介)(第三一     八五号) 三二二 同外四件(松浦周太郎紹介)(第三一     八六号) 三二三 同外九件(白浜仁吉君紹介)(第三三一     五号) 三二四 戦傷病者子女育英資金等に関する請     願(關谷勝利君紹介)(第三一八七号) 三二五 義務教育における毛筆習字必修に関する     請願砂原格紹介)(第三一八八号) 三二六 同(田村良平紹介)(第三一八九号) 三二七 同(竹内黎一君紹介)(第三一九〇号) 三二八 同(福家俊一君紹介)(第三一九一号) 三二九 同(馬場元治君紹介)(第三一九二号) 三三〇 同(早稻田柳右エ門紹介)(第三一九     三号) 三三一 同(辻寛一君紹介)(第三三五七号) 三三二 公立高等学校設置適正配置及び教職     員定数標準等に関する法律の一部改正     に関する請願松浦周太郎紹介)(第     三三一六号) 三三三 学校教育費の財源措置に関する請願(井     出一太郎紹介)(第三三三二号) 三三四 同(林百郎君紹介)(第三三三三号) 三三五 学校図書館法の一部改正に関する請願(     菊池義郎君紹介)(第三四一〇号) 三三六 同(池田清志君紹介)(第三五四三号) 三三七 同(稻村左近四郎君紹介)(第三五四四     号) 三三八 同外五件(小川半次紹介)(第三五四     五号) 三三九 同外五件(小川平二紹介)(第三五四     六号) 三四〇 同(奧野誠亮紹介)(第三五四七号) 三四一 同(亀山孝一紹介)(第三五四八号) 三四二 同(佐藤孝行紹介)(第三五四九号) 三四三 同(砂田重民紹介)(第三五五〇号) 三四四 同(田中正巳紹介)(第三五五一号) 三四五 同(竹内黎一君紹介)(第三五五二号) 三四六 同(徳安實藏君紹介)(第三五五三号) 三四七 同外一件(永山忠則君紹介)(第三五五     四号) 三四八 同(西岡武夫紹介)(第三五五五号) 三四九 同(古屋亨紹介)(第三五五六号) 三五〇 同外十四件(三ツ林弥太郎紹介)(第     三五五七号) 三五一 同(村山達雄君紹介)(第三五五八号) 三五二 同(和爾俊二郎紹介)(第三五五九     号) 三五三 同(渡辺栄一君紹介)(第三五六〇号) 三五四 学校教育費の財源措置に関する請願(下     平正一君紹介)(第三四二五号) 三五五 同(中澤茂一君紹介)(第三四二六号) 三五六 同(原茂君紹介)(第三四二七号) 三五七 同(平等文成紹介)(第三四二八号) 三五八 同(小川平二紹介)(第三四七五号) 三五九 同(小沢貞孝君紹介)(第三四七六号) 三六〇 同(吉川久衛紹介)(第三四七七号) 三六一 同(小坂善太郎紹介)(第三四七八     号) 三六二 義務教育における毛筆習字必修に関する     請願(鹿野彦吉君紹介)(第三五六一     号) 三六三 学校図書館法の一部改正に関する請願外     十八件(神田博紹介)(第三六七七     号) 三六四 同外十四件(船田中紹介)(第三六七     八号) 三六五 同外一件(小川半次紹介)(第三七八     三号) 三六六 同(岡崎英城紹介)(第三七八四号) 三六七 同外六件(久保田藤麿紹介)(第三七     八五号) 三六八 同外二件(永山忠則君紹介)(第三七八     六号) 三六九 同(森義視紹介)(第三七八七号) 三七〇 同(吉田之久君紹介)(第三七八八号) 三七一 学校教育費の財源措置に関する請願(羽     田武嗣郎君紹介)(第三七二一号) 三七二 国際民族音楽評議会日本大会開催助成に     関する請願床次徳二紹介)(第三七     八二号) 三七三 藤原宮跡の保存に関する請願外五件(床     次徳二紹介)(第三九一八号) 三七四 同外十一件(小林信一紹介)(第三九     一九号) 三七五 同外四件(斉藤正男紹介)(第三九二     〇号) 三七六 同外二件(笹山茂太郎紹介)(第三九     二一号) 三七七 同外一件(竹下登紹介)(第三九二二     号) 三七八 同外四件(中村庸一郎紹介)(第三九     二三号) 三七九 同外三件(長谷川正三紹介)(第三九     二四号) 三八〇 同外一件(鈴木一紹介)(第四一〇四     号) 三八一 同外一件(八木徹雄紹介)(第四一〇     五号) 三八二 各種学校制度確立に関する請願(櫻内義     雄君紹介)(第三九二五号)三八三 学校図書館法の一部改正に関する請願外     十三件(内田常雄君紹介)(第三九二六     号) 三八四 同(塚田徹君紹介)(第三九二七号) 三八五 同外一件(永田亮一君紹介)(第三九二     八号) 三八六 同外十二件(西村直己紹介)(第三九     二九号) 三八七 同(廣瀬正雄君紹介)(第三九三〇号) 三八八 同(藤波孝生紹介)(第三九三一号) 三八九 同外一件(早稻田柳右エ門紹介)(第     三九三二号) 三九〇 同(田中正巳紹介)(第四一〇六号) 三九一 自閉症児の教育施設等の整備に関する請     願(吉田之久君紹介)(第三九四五号) 三九二 学校教育費の財源措置に関する請願(増     田中七子君紹介)(第四一〇七号)      ――――◇―――――
  2. 床次徳二

    床次委員長 これより会議を開きます。  内閣提出札幌オリンピック冬季大会準備等のために必要な特別措置に関する法律案を議題とし、審査を進めます。  本案の趣旨説明は、予備審査のため付託された際に聴取いたしております。  この際、おはかりいたします。  札幌オリンピック冬季大会準備等のために必要な特別措置に関する法律案の審査のため、本日、財団法人札幌オリンピック冬季大会組織委員会事務総長佐藤朝生君、財団法人日本体育協会事務局長塩沢幹君、財団法人スポーツ振興資金財団専務理事近藤直人君を参考人として、その意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  3. 床次徳二

    床次委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。  なお、参考人の方々の御意見は、委員からの質疑に対するお答えでお述べをいただくようお願い申し上げます。     ―――――――――――――
  4. 床次徳二

    床次委員長 それでは、質疑の通告がありますので、これを許します。長谷川正三君。
  5. 長谷川正三

    ○長谷川(正)委員 私は、ただいま議題となりました札幌オリンピック冬季大会準備等のために必要な特別措置に関する法律案につきまして、この大会準備が十分その使命にこたえられるように進められることを念願いたしまして、御質問を二、三申し上げたいと思います。なお、たいへん御多忙のところを関係の参考人の方々においでをいただいておりますことを、心からお礼を申し上げます。  実は、昨年世界のIOCのローマ総会で、非常な支持を得ましてこの札幌冬季オリンピック大会場が決定をされたわけでございますが、当時本院には体育振興に関する特別委員会がございまして、私もその末席を汚しておりましたので、さっそく現地札幌に閉会中に調査に参りまして、つぶさに現地を拝見してまいったわけであります。いよいよ本日この法案が提出されることになり、いよいよ本格的な準備あるいはそれに応ずる直接の仕事に取りかかることになったと思うのでありますが、とかくこういうものは寄り合い世帯で行なうということにもなりがちでありますし、それだけに各関係団体なりあるいは官庁なりがそれぞれ、ともすると傍系の仕事のように扱うために、いよいよ大会を目の前に迎えるという時点になってあわててばたばたやり、非常な国の恥になるような事態でも起こってはいけない。東京オリンピックが非常な成功といわれておるわけでありますが、おそらくその直後であるだけに日本にまかせればだいじょうぶという雰囲気がありまして、冬季オリンピック大会場は札幌ということにきまったとも考えられますので、それだけにこれに対する準備は非常に重要だと思います。ただ、私現地をしろうと考えで見てまいりました感想から申しますと、あれを国際的な冬季オリンピック大会場として整備するには、基礎条件はあるけれども、これを完ぺきにするには、これは容易ならぬ国家的な大事業として取り組まなければ不可能なことじゃないか、こういうことを痛感いたしましたので、本日は、実はもう少し関係各省の大臣その他多数おいでをいただいて、十分な審議をしたいと考えるわけでありますけれども、何ぶんにも明日は今国会の閉会というような非常に会期末の差し迫った中でありますので、十分なことができないのは残念でありますが、その点は、ひとっここに御出席の皆さんが十分私のこれから質問申し上げる意味をおくみ取りいただきまして、万全を期していただきたいと思うわけであります。  そこで、第一にお尋ねを申し上げますが、今回の法案の第一条にもうたわれております札幌オリンピック冬季大会に対します「円滑な準備及び運営並びに大会に備えての選手の競技技術の向上」、これに資するために本法案を出してある、本法案を出して特別の措置をしたい、こういうふうにうたわれておりますが、昨年ローマの総会で会場が札幌に決定しました以降今日までのまず経過、この概略、どのような準備が進められてきたかということを、ここで要約してどなたからでもけっこうでありますが、御説明をお願いしたいと思います。
  6. 佐藤朝生

    佐藤参考人 私からお答えいたします。  昨年の四月ローマのIOC総会で札幌招致がきまりまして以来、関係者、札幌市、北海道庁、文部省、それから競技団体、JOC、いろいろなところで相談いたしまして、いまお話しのとおり昨年の七月二十六日に組織委員会を発足したのであります。組織委員会を発足いたしましてから、最初に組織委員会のいろいろな組織づくり、組織委員会として必要な組織でございますが、組織といたしましては専門委員会を四つつくったわけでございます。施設及び競技施設専門委員会、デザイン専門委員会、関連施設専門委員会、科学技術専門委員会、この四つをつくって今日までいろいろな方面にわたって検討してまいったわけでございますが、まず何と申しましても最初に検討いたしますことは、オリンピックの会期の問題あるいは競技場の問題だろうと思います。会期をいつ、一九七二年ということはきまっておりますが、何月にするかというようなことを検討いたしまして、一応二月の上旬、ただいまの案といたしましては一九七二年二月四日から十一日間ということで一応の内定をいたしております。  それから、次に重要なのは競技場の問題でございます。競技場の問題につきましては、招致時代に一応の案がございましたが、その案を競技施設専門委員会で検討いたしまして、その後組織委員会で検討いたしまして一応各競技場を決定いたしまして、これに基づきまして競技場を――ただいまもお話がございましたが、場所はございますが、いろいろな施設が、東京オリンピックのときと違って基礎になる施設もございませんので、関係方面にこれを早急につくっていただくように組織委員会といたしまして要望したわけでございまして、それを昨年の暮れからことしにかけましてやってきたようなわけでございます。おもなことは競技施設をなるべく早く、選手強化のためにもつくっていただかなければなりませんので、なるべく早くつくっていただくということであろうと思います。  大体のところ以上であります。
  7. 長谷川正三

    ○長谷川(正)委員 これは各官庁にまたがりますが、やはり中心には文部省がかなり重要な役割りを果たすわけでありますし、本法案も、したがって文教委員会にかかってきておると思いますので、文部省内部ではいままでどのような準備を進めてこられましたか。
  8. 赤石清悦

    ○赤石政府委員 ただいま佐藤総長のお話がございましたように、組織委員会の誕生と相前後いたしまして、文部省の体育局の中に、この冬季オリンピックとあわせまして今回のユニバーシアードも含めておりますが、オリンピック等準備室という臨時編成をいたしました。それから組織委員会がいろいろと案を作成されましたが、そのうち特に文部省に関係いたします分野、簡単に申せば、直接的な競技施設の整備につきましてどの程度国が分担し、協力するかという問題、それから、あと四、五年先でございますが、せっかく日本が招致しましたので、日本参加選手が優秀な成績をおさめるにはどうしたらいいかという、いわゆる選手強化といったような問題、あわせて各省が非常に円滑にそれぞれこの大会を盛り上げるために陰の連絡役、本来申せばこれは総理府でございますが、総理府あるいは北海道開発庁を助けまして連絡役、何と申しましても競技施設が先決でございますので、できるだけそうした連絡役といったような仕事の準備を進めてまいってきております。さしあたっての問題といたしまして、昭和四十二年度予算には、御承知と思いますが、もう即刻に選手養成を始めなければなりませんので、予算要求させていただきました。それからまた、競技施設を早急につくらなければなりませんが、何ぶんにも昭和四十二年度に直ちにこの実行予算、実施する予算を組む前の準備段階としての予算を組む必要がありまして、そういう予算、大体選手力養成、それから施設整備のための前提段階としての準備のための予算等を今年度予算に計上させていただいた次第でございます。  また、あわせまして若干の関連施設、今日の例から見ますと、苫小牧のスケート場は、結局練習場としてこれはオリンピック施設の一部になる。それからまた、若干の選手強化に関係がございます小樽、それから大鰐といったようなジャンプ台の養成設の予算といったようなものも織り込ましていただいた次第でございます。そして、それらに基づきまして、目下のところ、昭和四十二年度以降展開されます競技施設の整備につきまして、最終的にどこが施行し、これに国がどの程度強力に援助するかという問題と取り組んでおる次第でございます。
  9. 長谷川正三

    ○長谷川(正)委員 文部省の中に、いまのような仕事をするために何か特別の機関と申しますか、連絡機関のようなものを設置して行なっておるのですか、おらないのですか。
  10. 赤石清悦

    ○赤石政府委員 このオリンピックの準備対策は文部省だけの問題でございませんで、政府各機関に非常に広く関係いたしますので、文部省の部内でございませんで、総理府に札幌オリンピック冬季大会準備対策協議会を設けております。会長は北海道開発庁長官、会員は大体次官クラスでもって構成いたしますので、副会長は総理府総務副長官、文部事務次官、北海道開発庁事務次官でございます。関係委員といたしましては、現在のところ、労働省を除く全省が委員として参加いたしております。  文部省といたしましては、特に特別のものはございませんが、若干予算上の問題としまして、競技施設をどのようにつくったらいいかということのために、やや専門家よりなる競技施設調査研究会というものを設けて準備いたしております。
  11. 長谷川正三

    ○長谷川(正)委員 オリンピック準備室というのがあるのじゃありませんか。それは過去にあって、もうなくなったのですか、いまもあるのですか。それはどういうものですか。
  12. 赤石清悦

    ○赤石政府委員 過去にございましたのは東京オリンピック準備のためのものでございましたので、一応解消いたしまして、先ほど正確に申しませんでしたが、昨年の八月一日付でオリンピック等準備室を設けたわけでございます。冬季オリンピック等準備室でございます。それを臨時編成いたしました。
  13. 長谷川正三

    ○長谷川(正)委員 そうすると、いまこれを推進していくためにある組織は、文部省の中にあるのが札幌冬季オリンピック等準備室ですね。
  14. 赤石清悦

    ○赤石政府委員 さようでございます。
  15. 長谷川正三

    ○長谷川(正)委員 それから総理府の中に、労働省を除く各省全部の関係官といいますか、そういう方を網羅して組織しているのが、いまのお話だと札幌オリンピック冬季大会準備対策協議会が一つできておる。それからもう一つは、中心になって推進するところの組織委員会、大きく言ってこういう三つの組織があると考えてよろしいですか。
  16. 赤石清悦

    ○赤石政府委員 大体おっしゃったようなことだと思います。  なお、三つの関係を申しますと、佐藤事務総長のほうでやっておられます組織委員会は、この札幌オリンピックの準備運営をつかさどるための、国とは離れた別個の組織委員会でございます。いま申しました総理府に設けられました準備対策協議会は、この組織委員会が十分その責めを果たすために、政府として協力するのにはどうしたらいいかということのための連絡対策協議会でございます。文部省のオリンピック等準備室は、そのうちの選手強化とか競技施設とか、そういった主として文部省に関係する分野につきまして処理するために臨時編成する部局、こういうふうに考えていいかと存じます。
  17. 長谷川正三

    ○長谷川(正)委員 そうしますと、この準備運営に当たる、要するにこの大会を実行する中心は、民間体育諸団体を含めて組織されておる組織委員会、そうして、これは国家的な大事業であるから、一地方庁なりあるいはそういう民間団体だけにはまかせられないといいますか、とてもやりきれない仕事であるから、政府として強力に各省こぞって協力体制をとる、こういう意味でこの協議会ができているというふうに受け取るわけであります。この政府側の一番の責任者はどなたでしょうか、さっきお話があったかと思いますが、聞き落としましたのでお聞きいたします。
  18. 赤石清悦

    ○赤石政府委員 いわゆる冬季オリンピック担当大臣として、東京オリンピック時におけるオリンピック担当大臣ということになるかどうか、必ずしも明確でございませんが、とりあえず各省庁の連絡機関として設けられた協議会の会長として、北海道開発庁長官に御就任いただいておるということでございます。
  19. 長谷川正三

    ○長谷川(正)委員 その構成メンバーは、各省どの程度の方が出ておるのですか。
  20. 赤石清悦

    ○赤石政府委員 大体次官クラスでございます。文部次官、北海道開発庁事務次官、それから厚生次官、自治次官、こういうふうな関係でございます。
  21. 長谷川正三

    ○長谷川(正)委員 そうしますと、ちょっと見たところでは、これは非常に強力な政府の支援機関ができておるというように受け取れるわけですが、北海道開発庁長官が責任者になり、労働省を除いては各省全次官がそこに名を連ねて、あらゆる分野からこれに協力をするということはまことに頼もしい感じがいたしますが、しかし反面考えますと、こういうような次官級の大ものをずらりと並べて、長官が一人その上に乗っておるというような組織は、実際に組織委員会がいろいろな具体的な御計画をお立てになると思います。けれども、それに対応して強力にバックアップできるような実態になるのか、それとも、名前だけえらい一ものを並べて連ねておるけれども、実際は、担当の事務官が大蔵省に行ってこそこそ頭を下げて陳情しておる程度のことに終わってしまうのか、そういうことが、非常に機構が膨大であるだけに逆に心配になります。そういう点について、きょう北海道開発庁長官の責任ある答弁と決意のほどを私はお聞きしたかったのですが、きょうは北海道開発庁のほうから小熊総務監理官がお見えになっておりますので、小熊さんのほうから、その点についてもし伺えれば御答弁いただきたいと思います。
  22. 小熊清

    ○小熊政府委員 前段の御質問を承っておりませんでしたので、あるいは御答弁が多少ずれるかとも思いますが、オリンピックに対する政府の協力体制といたしまして、各省の事務次官をもって構成いたします対策協議会というものを発足して種々の対策を講じておりますことは、ただいま文部省のほうから御答弁があったとおりであります。その協議会の会長に北海道開発庁長官が任命されておりまして、いわばその協議会の責任者というような形になっておるわけでございます。その協議会の開催等につきましては、ことに、このところ、競技施設の分担の問題、あるいはただいま御審議いただいております特別措置法案の問題、そういうような問題をめぐりまして開催され、各委員も非常に熱心に政府としての協力体制を整えていこう、こういうことであったというふうに聞いておるわけでございます。  また、私から言うのはちょっとあれでございますけれども、開発庁長官の二階堂国務大臣は、この札幌オリンピックを成功させるという点について非常に熱意を持っておられるわけでございまして、今後の競技施設の建設の問題、あるいはさらに、開発庁の所管になるわけでございますが、関連する道路その他の建設の問題についても、予算の獲得その他を通じてぜひ大会開催までに万遺漏のないようにいたしたい、そのために万全の措置を講じたい、自分みずから各方面と折衝してやっていきたいという熱意に燃えているというふうに私、拝察しておる次第でございます。
  23. 長谷川正三

    ○長谷川(正)委員 私、その運営の実態はよく存じませんので、もう一言いまの御答弁に加えて御質問申し上げますが、総理府に置かれておって、そしてその責任者は北海道開発庁長官である。総理府の関係と、長官が熱意を持って推進されるということの関係で、事務上うまく円滑にいくのかどうか。そういう点はどういうふうに運営されていくのですか。ちょっと心配になるのです。
  24. 小熊清

    ○小熊政府委員 会長は北海道開発庁長官でございますが、副会長といたしまして総理府の総務副長官、それから文部省の事務次官、北海道開発庁の事務次官ということになっております。また、事務の実際の運営につきましても、総理府の審議室、それから文部省の体育局、それから私どものほうというふうに常時密接な連絡をとりながらやっております。審議会の組織構成が各省次官を網羅しておりますので、これは総理府に置くというのが至当かと思いますが、実際の運営は、総理府、文部省、開発庁三者が常時連絡をとりながらやっておりますので、御質問のような不行き届きということはないと思っておりますし、今後ともつとめたいと思っております。
  25. 長谷川正三

    ○長谷川(正)委員 たいへん御熱意があり、特に責任のある三省は非常に協力する体制だということで心強いのですが、しかし、端的に言いまして、これは一九七二年ですから、今後数年の準備期間を持つわけです。この間には、北海道開発庁長官も何人かわることかしらというようなことをちょっと考えるのです。そうしますと、こういう責任者を一ぱいに並べることもけっこうだが、実際にそこに腰を据えて強力に推進するスタッフがきちっと構成されておるのか、いままでこれができてから今日まで何回会議を持ち、どういう事務局をもってやっておられるのか、そういう点をちょっと……。
  26. 小熊清

    ○小熊政府委員 会議を持ちました回数は、ちょっと日にちは記憶しておりませんけれども、三回持ったかと思います。  それから事務局といたしましては、事務局的な存在ということになると思いますけれども、この協議会の下部機構として幹事会というものを設けております。これは関係各省の局長クラスで構成しております。協議会の開催前はもちろんですが、幹事相互の連絡をとりつつ事務的な運営を進めているところでございます。
  27. 長谷川正三

    ○長谷川(正)委員 そうすると、実態は幹事会というのが非常に重要な役割りを果たすということになりますね。そうすると、この局長クラスという、これもまたそれぞれ局の仕事を持っておって、あまり当てにならぬような気がする。結局、組織委員会のほうからいろいろな注文が出ると、そのときにちょっと会議を招集して、最小限度の協力、やっとこすっとこきめるような形態になっていくのじゃないかというようなことを心配しますし、大蔵省等が十分これについて理解がありませんと、あるいは自治省等も非常に重要な役割りを持つんじゃないかと思いますが、そういうような点が――これはたしか昨年十一月できたのでしょう。それから今日まで正式会議三回ということでありますが、これから進むに従って、それは必ずしもたくさん集まる必要はないし、基本的なものがきちっときまれば、それはそれでいいのだろうと思いますが、あとは事務的にどんどんころがしていけばよいと思います。その辺の弱さが感ぜられますが、それについて、これは最高責任者は文部省の政務次官になりますか、政務次官のほうからでもそれらについての御見解、御決意をお願いしたいと思います。
  28. 谷川和穗

    ○谷川(和)政府委員 今回の冬季オリンピックの招致は、実はアジアにおいて初めての冬季オリンピックでございます。政府といたしましても、東京オリンピック大会が成功裏に終わったということ、そして非常に日本の国を諸外国に紹介し、さらに、日本の国内においては青少年スーポツを振興することに非常に大きな意義があったという判断もいたして、昭和四十年の九月に閣議了解事項として、この冬季オリンピック大会が成功するように、大いに協力、援助を惜しまないんだということを決定いたしておるところでございます。こうした閣議決定の線に沿って、先ほどから御説明を申し上げましたような各種の連絡協議会、こういったものを政府部内につくっておるわけでございますが、実際間旭といたしまして五年先のオリンピック競技大会でございますので、時間があるといえばあるわけでございますけれども、その中でも、たとえば選手強化ということについても直ちに始めなければならぬことでありますし、それから少なくとも競技施設といっても、まだ日本にあまりなじみのない競技もあるわけでありますから、こういったものの練習場を兼ねた施設というものは、一日も早くつくりたいという地元の要求あるいは関係者の要望もあるわけでございます。こういった線に沿いまして、非常に熱心に政府部内では努力を続けてまいっております。特にいま御指摘のございました幹事会、局長クラスで構成されておりますが、各局長とも、ただいま申し上げましたような線に沿いまして、現在までのところ、きわめて活発に熱心に努力をいたしております。  それから、御指摘のございました、あまり組織が膨大になって、そのために、言うならば責任の所在が不明確になるおそれはないかという点でございます。これにつきましては、先ほどから御説明申し上げましたように、実は競技の運営、それから競技開催までの実際の担当はオリンピック組織委員会が行なうわけでございます。このオリンピック組織委員会は、現在までのところきわめて具体的に成案をつくられまして、関係各省それぞれに要望を続けられ、それから関係各省、特に文部省は一番関係が多いわけでありますが、そのオリンピック組織委員会のつくられました成案をそのつど予算化をするとか、あるいはそれぞれ実現をはかるように努力する、こういうふうに進めてきておるわけでございます。
  29. 長谷川正三

    ○長谷川(正)委員 次官から御決意のある御答弁で、大いに御期待を申し上げるわけでありますが、法案の内容につきましてさらに少し御質問申し上げたいと思います。  そこで、先ほど佐藤事務総長からも概略のお話があったわけでありますが、何と申しましても、私どもがこの冬季大会を日本に持ってきた、札幌に持ってきたということの最大の意義は、いろいろなとらえ方はあると思いますが、この機会に国民の全体の体育の向上、特に冬季における体育の普及向上、関心が非常に全国民的に広がる、そして冬季の諸スポーツに対する国民の参加人口がどんどんふえる、そういう中から選手も強化されていく、こういうところに最大の、まず第一に国民的な意義があろうかと思います。そういう意味で、単なる精鋭選手の養成ということの背後に、国民的な基盤がこれによって大いに確立され、向上される、こういうことにやっぱり一つの大きいねらいを持たなければならないと思いますが、そういう意味で先ほどの話にも、準備の中の大きな仕事の一つが選手強化という形で、これは全国的に、少なくとも札幌ないし北海道のみならず、冬季のスポーツに適合したような地域全般にわたってそれができれば、全国民に影響があるような連動の普及ということ、あるいは選手強化という中で、多くの国民、青少年が冬季体育に参加できるというような諸施設がこの機会に全国的に整備されるということ、そういうようなことは非常に私は大事なことであり、それを除いてはほんとうの意義はないと思うわけであります。と同時は、またオリンピックの会場となるからには、国際的な最高の水準の冬季競技の施設が札幌を中心に日本にもできた、そしてこれが今後長く、また国内的にも国際的にもスポーツの向上あるいは国際友好、こういった面にその価値を発揮していく、そういうことでなければ、やっとこすっとこその場しのぎの大会をやって、あとはまた草がはえる、荒れ果てる、国民の中に冬季体育に対する関心もあるいは普及も一向にない、こういうことでは全く意味かないと思います。そういう意味におきまして、佐藤専務総長からごく概略お話もありましたが、今後五年間におけるこれらの面についての計画、抱負、それに必要な大かたの予算の見通し、そしてこの事業がどういうふうに分担され、どの部分は国費が持ち、どの部分は北海道なり札幌市なり地方自治体が持つ、あるいはどの部分は民間の協力、寄付を仰ぐ、こういうようなことの概略につきまして、もう一歩ひとつ突っ込んだ御説明をお願いしたいと思うのです。  私がこのことを伺いますのは、本法案が決定されるというきわめて重要な時期に、これらの問題について万遺漏ない体制を整えるという姿勢ができたくてはいけないと思いますのでお聞きいたしますので、遠慮のない御計画を率直にお聞かせをいただきたいと思います。これは組織委員会から伺うのが至当かと思います。
  30. 佐藤朝生

    佐藤参考人 ただいま御質問ございましたが、施設そのものについては私から御答弁いたしたいと思います。  施設につきましては、先ほど申し上げましたとおり、われわれといたしましては、今度の冬季オリンピック大会を東京オリンピック大会にまさるとも劣らないような大会にいたしたいと思いまして、いろいろな招致時代のプランも考えまして、それを参考にいたしまして、先ほど申し上げました専門委員会等におきましてこれを検討いたしまして、組織委員会といたしまして一つの案をつくりまして政府にお願いしておる次第でございます。この案におきましては、各競技場、十幾つかございますが、競技場のうち大きな競技場につきましては国が全額負担でこれをつくっていただきたい、それから小さなものにつきましては市なり道なりでつくっていただきたい、それから仮設的のものにつきましては組織委員会でつくりまして、大会後これを取りはずすという方針で大体のところつくりまして、一応の全部の、われわれのほうで概算見積もりまして九十何億という案をつくっております。これのうち、ただいま申し上げましたように、開会式、閉会式を行ないます真駒内のスピードスケートの競技場、あるいはバイアスロン競技場、あるいは大介山のシャンツェその他ボッブスレー、リュージュの会場等につきましては国でつくっていただきたい。それから、そのあとアイスホッケーを行ないます札幌市内の美香保あるいは月寒等の競技場につきましては、道なり市なりでつくっていただく。そして国費の高額の補助をお願いしたいというふうに考えております。  経費につきましては、申しおくれましたけれども、組織委員会自体の運営費につきましては、組織委員会発足当時に、東京大会の例にならいまして、国と地元と民間と三分の一ずつの負担という原則にいたしまして、今日京で昨年度の予算、本年度の予算をやってきたわけでございますが、この際ついでに申し上げますと、組織委員会の運営費自身は、東京大会のときは大体百億足らずの金によってやりましたが、運営予算はいまのところのわれわれの見通しでは五十五、六億の費用でやりたいと思っております。これは施設につきまして組織委員会負担の部分がふえますと、またこの費用もふえるかと思います。大体のところそういうふうにやっております。  先ほど申し上げましたとおり、施設につきましては、お話のとおり日本選手の選手強化という面も考えまして、なるべく早くつくっていただきたい。来年度からその建設にかかっていただきまして、われわれのほうの計画といたしましては、一九七二年がオリンピックでございますが、前の年にプレオリンピック、オリンピックのリハーサルをやろうと思っております。一九七一年にやろうと思っております。その前の年、前々年の一九七〇年に、スキー、スケート全部の国内の総合大会をリハーサルでもう一回やりたいと思います。それで一九七〇年の国内総合大会のときまでには、大体のところ全部の施設が使えるような状態にしていただきたいということを要望している次第でございます。  施設につきましては以上でございますが、選手強化のことにつきましては、あるいは体育協会のほうから御説明願えたらと思います。
  31. 塩沢幹

    ○塩沢参考人 選手強化のただいままでの経緯と将来の見通しにつきまして、概要をお答え申し上げます。  東京オリンピックの際におきます選手強化の非常に貴重な経験を土台にいたしまして、札幌招致が決定いたしまして直ちに、体育協会の中のJOC、日本オリンピック委員会に選手強化の対策委員会設置いたしました。オリンピックの際には二十種目のたくさんな競技でありまして、何しろ非常に経験が少なかったときでございます。いまから考えますと非常に回り道をしたような点も多々あったと思います。それから、後になって非常に及ばなかった、こういうふうに考えました点もございまして、それらを反省いたしまして、今回は東京オリンピックの大体五分の一程度の内容になる。数におきましてもそうでございます。大体その程度の内容でございますが、これはなるべく簡明に組織で強力に実施したほうがいい。実施の主体はあくまでも競技団体でございます。それを総括的に統合をして計画的に進めるためには、やはりただいま申し上げました体育協会にそういう組織をきちっとして、そして政府関係とも十分な緊密な連絡をとってやっていくのがよかろう、こういうことになりまして、その中におきまして財政と強化の二つの小委員会を設けまして、その下の五つの競技種目の強化対策本部と直結させる形をとっております。そういたしまして、ただいままでの結論といたしましては、五ケ年計画を立てまして、出てまいりましたものを十分検討いたしまして、大体東京オリンピックには二十三億余の資金が事業費として投ぜられましたが、今田は六億程度にいたしたいということで、毎年一億強のものでございますが、とりあえず四十二年度は四千万円でございます。それから四十三年度以降は、その年の重点的な事業等が少し異動もございますので若干の起伏はございますけれども、総計で六億というめどを立てまして、その基調になりますのは、第一年度の四十二年度とそれから四十三年度は基礎的な強化を広く行なう。このことは、先ほどもお話にございましたように、東京オリンピックの際には、頂点にある選手をいかにして日の丸の旗を上げるために強化するかということに非常に専念せざるを得ない状態でありました。ところが、やはり最終的な成績をあげるためには、国民の体力全般の基礎の上に立たなければいけないということで、体育協会といたしましては、オリンピックが終りましたあと、これからが本番だというような気持ちで底辺の拡大を唱えてまいりました。その線に乗りまして、今回の場合も第一年度、第二年度は底辺の拡大、基礎的な強化を主体にして普及をあわせて考えていく。このためには、政府にもお願いしておりますように、広く全国各地に公共的な施設を早く整えていただけないだろうか、こういうことを願っている次第でございます。  それから第三年度以降は、だんだんしぼられてまいります直接戦力になる人たちを主点にいたしまして、強化をいたしてまいるのでございます。これらは、やはりできますならば先ほど来お話しのございましたように、大会が行なわれる場所を早く完成していただいて、その場所になれさせていただきたいということが主力になっております。内容といたしましては、合宿訓練からコーチの強化、それからスポーツ科学の振興、国際交流その他の事業がございますが、総じて申し上げますと、ただいま申し上げましたような方向で委員会は運営されておりまして、これの実施部隊が各競技団体、こういう形になっております。  何といたしましても、日本でただいままで冬季の関係でおくれておりますのは、レジャーのためのスキー場その他はございますけれども、青少年を訓練、育成するという場所に欠けていた点が考えられるわけでございまして、こういう点をこの機会にぜひ早く準備いたしたい、またこれを政府にも考えていただきたい、こういうふうに御要望申し上げる次第でございます。
  32. 近藤直人

    ○近藤参考人 スポーツ振興資金財団の近藤でございます。  資金の関係についてちょっと申し上げます。  オリンピック組織委員会の所要経費でございますがこれは大会の準備及び実施関係の資金でございまして、ただいまのところでは約五十七億。先ほどお話しございましたように、今後さらにふえる公算が大でありますが、ただいまのところ一応約五十七億。そのうち私ども民間資金の調達の関係におきましては、約十三億六千万というものを財団が担当することになっております。  それから、日本体育協会の選手強化関係資金でございますが、これが全体で約六億、先ほどお話かございましたように六億でございます。このうち国庫補助金を予定しておりますので、それを除きました残りの約三億六千万というものが、民間資金の調達予定額でございます。そのほかに、私ども財団の事業遂行の関係資金といたしまして約一億七千万。合計十八億九千万、約十九億というものが、私どもの民同資金として調達しなければならぬ金でございます。  そこで、財団といたしましては、これを約二十億という目標を立てまして、過去の東京オリンピックのときにおきまする例にならいまして、このたび政府、国会のほうにお願いいたしまして、特別措置法の成立をお願いいたしまして、これによりまして郵政省当局からは寄付金つき郵便切手、専売公社からはたばこの包装の広告、電電公社からは電話番号簿の広告、日本国有鉄道からは車内広告という方法によりまして御協力をいただきまして、所要の資金の一部を負担いたしたいという考えを持っております。大体この特別措置法によりましては、ただいまのところ六億ないし七億を予定をいたしておりますが、何ぶんこれは今後の折衝によりまして変動があろうと思っておりますが、私どもといたしましてはできるだけ多額の御協力をいただきたい、かように考えております。  なお、これでは足りませんので、そのほか公営競技、これは競輪、競艇、オートレースあるいは競馬、その他のことによりまして、所要の目標額を、ぜひ達成いたしたいと考えております。  以上、簡単でございますが、御説明申し上げました。
  33. 長谷川正三

    ○長谷川(正)委員 それぞれの関係各団体が御苦心をなすって、資金調達をはかろうとされていることはよくわかりますが、さっき佐藤事務総長のお話で、組織委員会の運営資金が五十七億、それから施設に九十億、こういうお話だったようでありますが、私、札幌の現地を見てきまして、手稲山あるいは大倉山あるいは恵庭岳それからアイスホッケー場になる場所とか、オリンピック村の予定地とか、これだけ見まして、さらにこれをつなぐ道路の整備、あるいは上下水道というものについても、当然これに付帯して整備しませんと恥ずかしいことになると思いますし、新たに橋をかけなければどうにもならないようなところもありますし、いろいろそういうふうなことを考えますと、とても九十億というような額ではできるものじゃないという感じがしまして、この九十億というのは直接の競技に要する、競技場の整備、建物、この程度のことではないかと思ったのですが、そうですが。
  34. 佐藤朝生

    佐藤参考人 私が御説明いたしましたのは、競技の直接施設だけでございます。私のほうの関係のものでも、たとえばオリンピック村の施設はこれに入っておりません。競技関係施設だけで九十億ぐらいかかります。ただいまお話しの関連施設、道路でありますとか上下水道等につきましては、これは私どものほうから、大体こういうふうに関連道路についてはやっていただきたいということを政府に申し上げまして、おもに開発庁だと思いますが、開発庁のほうでいろいろプランをつくっていただきまして、道路建設をやっていただくというふうな段取りになろうかと思います。
  35. 長谷川正三

    ○長谷川(正)委員 九十億の内容はわかりました。  そこで、そういう大事業でありますから、総理府に膨大な政府側の組織もできたと思いますが、特に恵庭岳の滑降場に予定されておるところなどは、世界でも非常に水準の高い、誇り得る会場たり得るということを伺っております。ただし、あの会場に選手が行き来するということになったり、いろいろその他物を運ぶようなこともあるとなりますと、どうしてもあれは新しい道をつくる、橋もかけるということが必要なように現地を見てまいりましたけれども、そういうような計画が総合的にきちっとすでに進められようとしておるのか、本法案が通ってから徐々にこれから取りかかるということなのか、その進行状態について、ちょっとどなたからでもいいですが、お願いいたします。
  36. 小熊清

    ○小熊政府委員 オリンピックに関連いたします公共施設といたしましては、先生御指摘のように、道路、街路、上下水道その他の環境施設の整備あるいは空港の整備、さらに広げますれば、国鉄でありますとか通信でありますとかが入ってくるかと思います。その中でも一番緊要で、かつウエートの高いのは道路の整備であるというふうに考えております。これにつきましては、組織委長会のほうからすでに道路の整備の方針について中間的な考え方をいただいております。それに基づきまして大会の開催に遺憾のないように準備を進めるということは当然でありまして、開発庁の所管しておりまする開発計画の中にも、道路整備、街路の整備等は相当織り込まれております。その分がオリンピックに役立つということは当然でありまするが、特にオリンピックのために必要になる道路というものにつきましても、鋭意整備を進めてまいるという体制でございます。  それから、特に一つだけ例を申し上げますると、組織委員会から承った道路の整備方針の中に、オリンピックの開催時に札幌の市街部の混雑を緩和するために、できればバイパス的なものをつくって会場と直接連絡をする必要がある、かように御意見がございますが、この点につきましては、開発庁といたしましてもかねがね考えておりますが、今年度の予算で札幌の市街部の北を回るバイパスというものの着工を実は認められてかかっておるわけでございます。  また、先生御指摘の恵庭岳に対する選手の輸送あるいは観客の輸送という点につきましては、札幌から真駒内を通って恵庭岳に回る線、恵庭岳の支笏湖周辺を回る線、それから千歳から支笏湖へ連絡する線というようなものについて整備をする方針で進めておる次第であります。
  37. 長谷川正三

    ○長谷川(正)委員 先ほど事務総長の御答弁の中に、今後五年とはいうものの、まずその前年の七一生には完全なリハーサルがやれるようにし、そのまた一年前の七〇年には全国大会があそこで打てるようにしたい、こういうお話しがございました。そうしますと、少なくともこの間に、競技場その他の主要な施設については完全に完成していなければなりませんし、また選手強化は前年になってやるのでなくて、まさにいまから取りかからなければならないとすると、北海道のみならず、スキーに適合した雪のあるところ、あるいはスケートについては全国的にどこでもこれはできるわけでございまして、人造でもやれるところでありますから、そういう青少年の冬季スポーツに対する参加というものが、一日も早く全国的にできるような体制も同時に進めなければならない。そういう観点から見ますと、これはもちろん組織委員会だけでなくて、文部省自体、体育の振興という面からもあわせてこれは相当な決意でやる必要があろうと思いますが、それにいたしましても何としましても主会場が一日も早くできるということですが、これに対して先ほど事務総長の御答弁では、主要なものは国から出してもらう、小さいものは地方自治体、あるいは一時的につくって取りはずすようなものは組織委員会でやるという大まかなお話ではございますが、その程度では、今後三年間に一日も早くこれを仕上げるという点についてははなはだ心細い感じがする。もっと具体的に、どこの競技施設はどこが受け持つ、この予算はこれだけだ、これは今年度予算化する、来年度はこれをこういうふうに予算化する、こういうふうなことについてこの機会にもっと具体的な話を詰めないと、これはいかぬと思う。そういう点で、各会場なり道路、施設なりいろいろあるわけですが、大まかに、これは国ということで話が進んでいるのだ、これはすでに北海道庁において計画をしておる、あるいは開発庁において計画をしておる、これは札幌市が受け持つ、すでに取りかかっておるというような進行状態は、まあこの法案が確定するということは一つの大きな出発点にはなろうかと思いますが、一体どの程度に進んでいるのか、率直にありのままを聞かしていただいて、もしまことにまだ不十分であるならば、そのことをここでわれわれを含めて認識を新たにして、これを一日も早く解決するように力を振りしぼらなければいかぬと思うのです。政府自体、特に大蔵省その他も十分な理解を持ってこれらの施薬に取り組まなければならぬのだろうと思いますが、そういう点について遠慮のない実態をひとつ示していただきたいと思います。
  38. 佐藤朝生

    佐藤参考人 私先ほど申し上げましたのは非常に抽象的に申し上げましたが、具体的に申し上げますと、組織委員会で一応つくりましたプランを申し上げて、これで政府並びに地元の各位にお願いしているわけでございます。  それにつきまして申し上げますと、会場中、開会式を行ないます真駒内スピードスケート競技場、閉会式を行ないます真駒内屋内スケート競技場、大倉山のジャンプ競技場、この三つは国立または国で全額負担してやっていただきたい。すなわち、施工主体を国にしていただきたいという希望を持っております。  それから、先ほどちょっと申し上げましたが、月寒の屋内アイスホッケー競技場、美香保の屋内アイスホッケー競技場、手稲山の回転競技場、大回転競技場、この四つは地元でやっていただく計画で進めております。なお、美容保の屋内アイスホッケー競技場を先につくっていただく計画で、これは札幌市で受け持っていただきまして、来年度からぜひつくっていただきたいという希望を持っております。手稲山回転競技場並びに大回転競技場につきましても、大体札幌市でつくっていただくつもりで、これも来年からかかっていただきたいというふうな計画を持っております。  それから、手稲山のボッブスレー競技場並びに手稲山のリュージュ競技場、この二つにつきましては国でつくっていただきたいという希望でございまして、恵庭岳の滑降競技場は、先ほどお話ございましたが、これは最初はわれわれといたしましては国でつくっていただきたいと思っておりましたが、御承知だと思いますが、自然公園審議会で、あそこの施設をあとで撤去してもらいたいという非常に強い希望がございます。国立公園になっておりますし、あとで景観を害することのないようにしてほしいという希望もございますので、オリンピックが済みましてから、その滑降競技場のためにつくります施設を取りはずすという約束で了解を得まして、これはそういう関係で仮設ということになりまして、組織委員会で受け持つつもりでおります。  真駒内の距離競技場につきましては、これは御承知のとおり、距離競技はただ野っ原を走るだけでありまして、ほとんど仮設で木を切るだけというような関係でありますので、組織委員会でこれを受け持つつもりでおります。  真駒内におきますバイアスロン、近代二種競技の競技場につきましては、これは東京オリンピックのときもそうでございましたが、射撃とスキーの二つの複合競技でございますけれども、東京オリンピックのときも近代五種がございまして、そのあと自衛隊でその射撃場を使うようにする関係上、自衛隊でその射撃場をつくっていただいた経緯もございますから、このたびもそばに、真駒内に部隊がございますので、その射撃練習場にするために、国でこれをつくっていただくというのがいいのじゃないかと思っておりますが、まだこの射撃場の場所につきまして地元と少し折り合わないところがございますので、目下折衝中でございます。  それからリュージュ競技につきましては、競技の規定によりまして本競技場と予備競技場と二つをつくらなければならないことになっておりますので、札幌市内の藤野にリュージュ予備競技場をつくることになっておりますが、これは地元の札幌市でつくっていただくことになっておりまして、本年度すでに国庫補助の予算が一部ついておりまして、これで本年度できる限りのことをやりまして、選手強化に役立たせたいと思っておる次第でございます。  また、真駒内のスケート競技場、これは大会の競技場でございますが、これは組織委員会で仮設でつくる方針であります。  それから、苫小牧のスピードスケート練習場でありますが、これは本年度文部省のお骨折りによりまして、国庫補助の予算がつきまして目下施行中でございまして、本年の十一月ごろにはでき上がりまして、本年度から選手強化に役立たせることができます。  以上申し上げましたのが大体の建設の分担のわれわれの案でございまして、この案によりまして整備につきまして現在協議会等におきましてこれを御検討願って、どこでつくるかということの結論を出していただくことになっておる、そういう状態でございます。先ほど申し上げましたように、私のほうといたしましては、本施設費につきましては国あるいは地方自治体でつくっていただく、仮設の費用につきましてはわれわれのほうでつくるということになっておりまして、先ほど申し上げました九十五億が大体の総額でございますが、私どものほうの案といたしましては、組織委員会といたしましては札幌市あるいは札幌道庁の地方財政の関係もございまして、費用の負担がなかなかむずかしいことも考えましていろいろ組織委員会で相談いたしまして、補助も高額の補助あるいは四分の三補助くらいにしていただきたいという希望を持っております。それによりまして計算いたしました大体の分担額は、国が六十八億、組織委員会が十五億、地元が六億七千というふうな額になります。それで合わせまして九十一億。九十五億と申し上げましたのは、本年度予算にありますものあるいは仮設のものが入っておりますので九十五億でございますが、ただいま申し上げました六十八億、十五億、六億七千万円、合わせまして九十一億が本施設費と思っていただければけっこうだと思います。
  39. 長谷川正三

    ○長谷川(正)委員 御計画は一応わかりましたけれども、これがほんとうに国が持つのか持たないのか、地元で持てるのか持てないのか、ほんとうに設計その他にも取りかかるというようなことは早晩しなければならないと思いますが、これは本法案がもし成立しますと、そういうところはさっそく進むことができるような状態になっているのかどうか、それからこれは国の負担というのですが、具体的にはどこに予算化するのですか、そういうことについて、これはどなたにお聞きしたらいいか、体育局長ですか。
  40. 赤石清悦

    ○赤石政府委員 これは直接的な競技施設でございますので、従来の東京オリンピックの例によりましても文部省予算に計上されるはずでございます。計上された予算を、施行面におきましては建設省、北海道開発庁の御協力をいただく、こういうたてまえになろうと存じます。
  41. 長谷川正三

    ○長谷川(正)委員 大蔵省からも見えてをると思いますが、これは政府自体が取り組んでいる大事業でありますので、当然大蔵省も十分な関心と御理解を持って対処されていると思いますが、これに対する大蔵省の御見解をひとつ承りたいと思います。
  42. 小幡琢也

    ○小幡説明員 全体の計画につきまして組織委員会のほうからただいまお話がありました点につきまして、大蔵省としましても関係者の一人でありますから当然承知しておりますが、ただ、全体の経費の金額を具体的に詰めるとか、あるいはこのうちの国の分担額を幾らにするか、こういった問題になりますと実は来年度の予算編成の問題もからみますので、そういうきちっとしたことをきめることはしばらく検討させていただきたいと思いますが、その中で、たとえば施行主体をどこにするか、こういった早くきめなければならないような事項につきましては、協議会その他でいま鋭意検討しております。いま大蔵省としましてもできるだけその線に沿って早くきめるようにしたいと思いますが、何ぶんつき合わせが若干進んでおりませんので、しばらく御容赦願いたいと思います。
  43. 長谷川正三

    ○長谷川(正)委員 まだ私、具体的に御質問申し上げたいことがたくさんあるわけなんですが、時間がありませんので協力を申し上げることにいたしますが、私、現地へ参りましたときに、冒頭にも申し上げたとおり、冬季大会が札幌に決定する経緯をいろいろ伺いました。当時、札幌のほかにパンフあるいはラハチ、ソルトレーク等の立候補があり、各国競っておったようであります。大体こういうのをきめるときは、一回の投票できまらず決選投票に持ち込まれるのが例でありましたが、東京オリンピック大会の直後であり、非常に東京オリンピック大会が好評であった。それで日本のこういう競技を受け持った場合の信頼というものが強かった。同時に、これに対する招致のための計画書というものがまことにみごとなものができておりまして、あれを見ればみんなほれぼれとしてしまうような、想像図でありましょうけれども、もし札幌に冬季大会がくるならば、このような施設でこのように迎えてこのような運営ができるんだというまことに理想的なプランが、りっぱな一つの書物になってできておったのを私は拝見いたしました。本日いよいよこの法案を審議するにあたりまして、あの招致のための計画書を思い浮かべ、そうして現地のとうていそれとは比較にならないいまの実態、素材としてはなるほどいい山があり、いい広場があり、いい雪があるでありましょうけれども、あの理想図にいくには容易ならぬことであるということを、私は痛感をしたのであります。その意味からいきましても、いままでこういう法律もまだできておらない準備の段階でありますからやむを得ないかもしれませんが、五年と申しましても決して長くない、少なくとも三年後には現地はほぼ整備されていなければならない。しかもいま九十五億というお話でありますが、これはほんとうの競技場だけであって、これに付帯する道路や水道、下水の整備、東京オリンピックの際には隅田川の清掃までやって、都市美観というものをあの機会に少しでも回復するようにしたわけでありますが、そういう問題も札幌は札幌なりにあろうかと思います。あるいはさっき話がありましたバイパスを通すにしても、いろいろ区画整理の問題や思い切った計画を、国土計画的な気がまえでやらなければならない部面もあると思います。したがって、そういう総合的な立場に立ちまして、あのみごとな計画書が実際やってみたならば看板にはなはだしい偽りがあるということで失望を与えるようなことになり、オリンピック大会で得た信用が札幌冬季大会ですっかりがた落ちになってしまうようなことが万々ないように、組織委員会もとかく消極的な態度になり、とてもこんなに政府は金を出してくれないだろうというような態度で内輪内輪となっていって貧弱なものにおちいらないように、幸い佐藤事務総長は東京大会を実質上ほんとうの中心になってやられたきわめて貴重な体験をお持ちの方でもありますから、どうかその御経験を生かしまして政府を鞭撻といいますか、政府側からいえばこれに十分な理解と、国民全体あるいは冬季スポーツ全体の向上という観点と、同時に、全世界の期待にそむかないような体制ができますように、十分なる御努力をいただきたいと思うわけであります。そういう意味で、私はきょうは文部大臣、自治大臣、大蔵大臣、開発庁長官、各省全部関係しておるが、少なくともこの四つあたりはきわめて重大な責任を負う官庁であろうかと思いますから、そういう方々から決意のほどを聞きたかったのですが、国会終末で非常に御多忙のようでありましてこれができないのは残念でありますけれども、ここにおられる方々からそれぞれ伝えていただくということで、最後に政務次官から御決意を承って、私の質問を終わりたいと思います。
  44. 谷川和穗

    ○谷川(和)政府委員 東京オリンピックをあのように成功裏に行ないました日本でございます。先ほども申し上げましたように、アジアで開催される初めての冬季オリンピックでございます。したがって、私どもといたしましては、東京大会にまさるとも劣らないような成功のうちに、この冬季オリンピック大会が一九七二年に幕を閉じることを願っておるわけでございます。ところが、冬季オリンピック大会のときを考えますと、開催地が何ぶんにもいろいろな意味で非常にむずかしい条件に取り囲まれておるわけであります。冬やることでありますし、しかも開催地が北海道の札幌、こういうことでございまして、ただその開催地だけにまかせるということも当然できないことでございます。したがって、国といたしましては、できるだけ財政的な援助もこれに与えたいということは、すでに先ほど申し上げましたように閣議でも了解事項といたしておるわけでございますが、その線に沿いまして、今後文部省といたしましては、特に先ほど来御審議をいただいておりまする競技場の完成あるいは選手養成、こういうものに対しまして格段の努力を続けたいと思っております。  なお、雪のオリンピックでありまするから、実際問題として雪はあと四回しか降らないということでございます。したがって、期間はいかにも五年先というように考えますけれども、きわめて急がねばならぬいろいろな条件もございます。こういうことにつきましては、今後関係の各省とも十分打ち合わせをいたしまして、りっぱな大会ができますように私ども努力いたしたい、かように考えております。
  45. 長谷川正三

    ○長谷川(正)委員 質問を終わります。
  46. 床次徳二

    床次委員長 本案についての質疑はこれにて終了いたしました。     ―――――――――――――
  47. 床次徳二

    床次委員長 これより討論に入るのでありますが、別に討論の申し出もありませんので、直ちに採決いたします。  札幌オリンピック冬季大会準備等のために必要な特別措置に関する法律案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕
  48. 床次徳二

    床次委員長 起立総員。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。  ただいま議決いたしました法律案に関する委員会報告書の作成等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  49. 床次徳二

    床次委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。     ―――――――――――――   〔報告書は附録に掲載〕      ――――◇―――――
  50. 床次徳二

    床次委員長 内閣提出著作権法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。  他に御質疑はございませんか。――なければ、これにて本案に対する質疑は終了いたしました。     ―――――――――――――
  51. 床次徳二

    床次委員長 これより討論に入るのでありますが、別に討論の申し出もありませんので、直ちに採決いたします。  著作権法の一部を改正する法律案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕
  52. 床次徳二

    床次委員長 起立総員。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。  ただいま議決いたしました法律案に関する委員会報告書の作成等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  53. 床次徳二

    床次委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。     ―――――――――――――   〔報告書は附録に掲載〕     ―――――――――――――
  54. 床次徳二

    床次委員長 この際、暫時休憩いたします。    午後零時二十三分休憩      ――――◇―――――    午後四時四十五分開議
  55. 床次徳二

    床次委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  内閣提出公立学校学校医学校歯科、医及び学校薬剤師公務災害補償に関する法律等の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。  質疑の通告がありますので、これを許します。小林信一君。
  56. 小林信一

    小林委員 たくさん質問をする必要ないと私は認めまして、一言だけ御質問申し上げます。  この法案は、国家公務員等の災害補償制度の改正にならって公立学校学校医学校歯科医及び学校薬剤師の待遇を改善するという趣旨でありますが、この人たちの基礎額というものが非常に低いことは御承知だと思います。したがって、国家公務員並みに改善をしたといいましても、私はたいしたことないと思います。しかも学校教育の中で、この人たちにいま要望されておるものは非常に大きいと思います。これに対して、この法案を提出されております政府当局はどういうふうな御心境でおられるか、それを明確にしていただけばけっこうであります。
  57. 赤石清悦

    ○赤石政府委員 御承知のように、学校医等の報酬は地方交付税によって財源措置をされておるのでございますが、その地方交付税の算定の額が、何年か前に比べまして徐々に上がってきてはおります。しかしながら、何ぶんにも出発点が低うございますので、たとえば現在学校医学校歯科医は年額二万二千円、それから学校薬剤師が一万円でございます。したがいまして、実際の学校医等の勤務に対しまして地方交付税で見ておりますこの算定基礎でも、私ども決して高い額だと思っておりません。むしろ実は低い額ではないか。しばしば関係方面に、私どもとしてもその単価の上がることにつきまして努力をいたしておる次第でございますが、何ぶんにも十分な額まで到達いたしておりません。この点は、将来学校医の問題を全面的に考えます場合の一番基礎的な問題であろうと考えまして、将来ともこの問題に取り組んでまいりたいと考えておる次第でございます。
  58. 小林信一

    小林委員 将来取り組んでまいりたい考えでございますというと、何か聞きたくなるのですが、何かそういう点で、こういうふうにして私どもは学校医学校歯科医あるいは学校薬剤師の保健管理の面で重要性を認識しておるから、かくかく改善をするつもりだというものをお聞かせ願えれば私は文句がないと思うのですが、何となくするというようなことでは何かもの足りないものがあるので、さらに私はお聞きいたします。
  59. 赤石清悦

    ○赤石政府委員 たいへん事が重要な問題に触れます。たとえば現在のところ、地方交付税だけで措置すべきか、さらに国が直接補助金でもって報酬に対する基礎をすべきかという大きな問題がございます。さように大きな問題を含んでおりますので、多少そういう意味ではっきり申し上げなかったのでございますが、現在のたてまえといたしましては、やはり設置者である各市町村もしくは都道府県がこれに対して措置するたてまえになっておりますので、何と申しましても地方交付税の算定基礎を大幅に上げてもらう、これが第一であろうかと思います。その次に考えられますことは、これでもってうまくいかない場合、さらに第二段としまして、国が直接補助金の対象にすべきかどうか、これを考えるべきじゃないか、かように考えております。
  60. 小林信一

    小林委員 地方交付税の算定基礎を高くするということもいい方法かもしれませんけれども、やはりもっと学校医、薬剤師の必要性、この準則は法律に書いてありますが、その準則を実際にやってもらうようにするという必要性のほうをもっと強調すれば、おのずから今日のお礼のような程度の給与では済まされなくなると思うのです。たとえば薬剤師は、学校で使用しておる井戸の水を検査しなければなりません。あるいは給食の設備とか便所とか、そういう環境の問題を整備しなければならぬのですが、実際薬剤師がやっておりますか。それは一年に一ぺん行って水の検査をやる、あるいはざっと学校の周囲を見て、環境衛生大体よろしいというくらいのところだと思うのです。もっと常に児童生徒の健康管理をするという気持ちになれば、年何回か出ていって、そうして万全を期するというふうなことにならなきゃならぬと思うのです。特にこの準則というものは、まだ欠けているものがたくさんあると思うのです。最近の公害等を考えれば、もっと考えていかなきゃならぬ問題がたくさんあると思います。そういうものは教育上当然要望されなければならないのですが、一方に手当というふうなものはきわめて低いもので措置しておるから、皆さんもどう考えておるか知りませんが、学校当局とかあるいは教育委員会等は無理を申し上げることができないわけなんです。だから、給与の方法を、交付税の算定基礎を高く上げていくとか、あるいはいまのように町村で負担をするんでなくては、ほかの方法を講ずるとかいうことを考える前に、もっと法律にきめてあるものを完全に履行してもらう、実施してもらう、そういうことを考えれば、おのずから給与の問題も私は改善できると思うのですが、私は、今日の状態ではほんとうに名目に置いておるような気がするのです。学校医の問題においてもしかりだと思うのです。学校医等が年一回身体検査をするという程度で、ほんとうに子供たちの健康管理ができるか。もっと児童生徒の体位を向上させる、あるいは予防措置をするというふうな問題を考えれば、当然たくさんな手当を出して、そうして十分働いてもらわなければならぬようになってくると思うのです。きょうは国家公務員の災害補償制度が改正されたから、それに伴って改正するんだというところで、これもしかたがないことなんですが、もっと根本的に、これら児童生徒の健康管理に当たる人たちの待遇というものを改善しなきゃいかぬと思うのです。私、いま全国的な調査を一応してもらって、ここに資料を持っております。学校医は全部一〇〇%なきゃならないのですが、配置率というものはおそらく一〇〇%になっておらぬと思うのですが、文部省のほうの調査はどうですか。
  61. 赤石清悦

    ○赤石政府委員 昭和四十二年五が現在の資料を収集中でございます。全部完了いたしておりませんが、それによりまして大体の傾向がわかります。御指摘のように、小学校では一〇〇%設置されておりませんで一・七%、中学校で ・七%、学校歯科医におきましては小学校四・六%、中学校四・四%、薬剤師につきましては小学校では一七一三%、中学校で一七・一%、これが未設置でございます。私どもの感じでは、これらの未設置の多くの学校は僻地であろうと考えまして、僻地におきましては国家が補助金を出しまして、学校医、歯科医、薬剤師、ことしはおかげさまで眼科の専門医まで見ていただきました。来年度は耳鼻咽喉科医まで派遣をする費用を予算で措置いたしております。しかし、御指摘のように、特殊な地域にありましては、学校医等が一〇〇%設置されておらないというのが現状でございます。
  62. 小林信一

    小林委員 もちろん、全然子供たちが医者の手にかからないとか、薬剤師にめんどうを見てもらえないというところは、おそらく全国にないと思います。だから、そういう点では、一〇〇%には私はなっておると思うのですが、ほんとうにそこの子供たちを常時責任を持って心配をしてくれるという形になっておらない。もちろんそこに九十何%という率は出てきますけれども、しかし、そのうちの大部分、相当なパーセンテージがかけ持ちとか、あるいは特に年一回派遣をされるというふうな形でもって置かれると思うのです。これはまた無医村を解消するという厚生省のほうの仕事として重大だと思うのですが、しかし、厚生省の仕事でなく文部省の仕事として、こういう面も充実をしていかなければ、私は教育の機会均等の精神からいっても問題だと思うのです。もう時間がありませんから、以上のような問題をもっと考慮していただいて、根本的に子供たちの健康が管理できるようにお願いしたいと思うのです。給与の面でも、いま局長の言われた額と私どもの調べた額とではだいぶ違うようです。最低はきわめて謝礼的なもので、こういうものを基礎にしてこれが適用されたとしましても、ほんとうにその人たちには、きわめてこれも謝礼的なものになってしまうのじゃないかと思うのです。こういう人たちを優遇するということよりも、法が要求しておりますように、もっと完全にこの人たちを使うという、そういう形をとっていくことがおのずから給与を高めていくことであり、完全な健康管理をすることになることだと思うのです。そういうふうにしていただくことを希望いたしまして、私の質問を終わらしていただきます。
  63. 床次徳二

    床次委員長 本案についての質疑はこれにて終了いたしました。
  64. 床次徳二

    床次委員長 これより討論に入るのでありますが、別に討論の申し出もございませんので、直ちに採決をいたします。  公立学校学校医学校歯科医及び学校薬剤師公務災害補償に関する法律等の一部を改正する法律案に賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕
  65. 床次徳二

    床次委員長 起立総員。よって本案は原案のとおり可決いたしました。  ただいま議決いたしました法律案に関する委員会報告書の作成等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  66. 床次徳二

    床次委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。     ―――――――――――――   〔報告書は附録に掲載〕      ――――◇―――――
  67. 床次徳二

    床次委員長 本日の請願日程全部を議題とし、審査に入ります。  本日の請願日程に掲載されております請願は三百九十二件でございます。これらの請願につきましては、昨日の理事会において御検討願いましたので、紹介説明、質疑、政府の所見聴取等は省略し、直ちに採決いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  68. 床次徳二

    床次委員長 御異議なしと認め、直ちに採決いたします。  本日の請願日程中、第一、第三〇、第三三、第四〇ないし第四四、第四六、第五〇ないし第五九、第六一、第八四ないし第八七、第一〇一、第一〇二、第一〇八、第一〇九、第一一一ないし第一二六、第一三九、第一七一ないし第一七四、第一七九ないし第一八二、第一八六ないし第二一七、第二一九、第二二〇、第二二四ないし第二二六、第二二九ないし第二五二、第二五六ないし第二七二、第二七五、第二七七ないし第三〇〇、第三 〇二ないし第三三一、第三三五ないし第三五三、第三六二ないし第三七〇、第三七三ないし第三八一及び第三八三ないし第三九一、以上二百三十二件の各請願は、いずれも採択の上内閣に送付すべきものと決するに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  69. 床次徳二

    床次委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。  なお、ただいま議決いたしました各請願に関する委員会報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  70. 床次徳二

    床次委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。     ―――――――――――――   〔報告書は附録に掲載〕     ―――――――――――――
  71. 床次徳二

    床次委員長 なお、本委員会に参考のため送付されました陳情書は、全部で四十三件でございます。念のため御報告申し上げます。      ――――◇―――――
  72. 床次徳二

    床次委員長 次に、閉会中審査申し出の件についておはかりいたします。  本委員会といたしましては、文教行政の基本施策に関する件、学校教育に関する件、社会教育に関する件、体育に関する件、学術研究及び宗教に関する件、国際文化交流に関する件及び文化財保護に関する件、以上の各件につきまして、議長に対し閉会中審査の申し出をいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  73. 床次徳二

    床次委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。  次に、委員派遣承認申請の件についておはかりいたします。  閉会中審査案件が本委員会に付託され、委員派遣の必要が生じました場合には、派遣委員の人数、氏名、派遣地、期間並びに承認申請の手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  74. 床次徳二

    床次委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。  次に、閉会中審査のため、委員会において参考人より意見を聴取する場合の期日、人選その他所要の手続等につきましては、あらかじめ委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  75. 床次徳二

    床次委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。  次に、現在設置されております文化財保護に関する小委員会につきましては、閉会中もなお存置することにいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  76. 床次徳二

    床次委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。  なお、小委員長及び小委員の人選につきましては従前どおりとし、小委員及び小委員長の辞任の許可、小委員及び小委員長の辞任に伴う補欠選任、並びに小委員会において参考人より意見を聴取する必要が生じました場合のその期日、人選その他所要の手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  77. 床次徳二

    床次委員長 御異議なしと認め、さよう決しました。  次回は、明二十一日、金曜日、午前十時より理事会、午前十時十分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。    午後五時五分散会