○森本
委員 関連して。これは、この
法案に基づくところの二十二年の十二月三十一日以前に効力の発生した
郵便年金契約が問題になっているわけでございますから、この
法案に関連するところの
年金の剰余金というものは一体何ぼあるか、こういうことを聞いておるわけです。それがわからぬと、実際その剰余金というものはどこから出てくるかということがわからぬわけだ。あなたが何ぼ新しい
年金契約者の剰余金でないということをいっても、常識的に
考えた場合には、今回のいわゆるこの剰余金というものは年度年度の剰余金の積み立て金によって出されるということになるとするならば、少なくとも新しい
契約者によるところの剰余金ということに
考えざるを得ないわけなんだ。だから二十二年の十二月三十一日以前に、いわゆる
法案に関連をするところの
年金の剰余金というものは、一体何ぼあるかということをさっきから
金丸委員が聞いておったら、あなたは二億か三億の剰余金——二億か三億の剰余金というのは現在の問題なんです。われわれが聞いておるのは、二十二年のいわゆるこの小額
契約によるところの
年金のいわゆる剰余金というものは一体どの程度あるかということを聞いておるわけだ。そこでそれは
保険局長も
答弁をしておるように、剰余金というものは年度年度の決算決算において出てきておることは間違いないわけだ。だからそれが一切がっさい一つのふろしきの中に入っておる形にはなっておる。しかしそういうやり方と同時に、こういう
法案を出す場合には、縦の系列の剰余金というものも
考えてみる必要があるのではないか。要するに事業運営をするという場合においては、たとえば
年金なら
年金のその種類別によって、これは推定になると思う、実際のはっきりした金額というものは出ないと思うが、しかしこれについては剰余金はどの程度になるということを——いわゆるこの年度年度の決算によるところは、一切がっさいどんぶり勘定による剰余金になっておるわけだから、しかしこういう
法案を出す限りにおいては、今度はいわゆる縦の筋の系統によって剰余金というものを出さなければこの
計算のしょうがないのだ、これはわれわれがこの
法案の
審議をする場合に。そのことをさっきから
金丸委員が、このいわゆる小額
年金の剰余金というものは幾らかということを聞いておるけれども、あなたは何だかかんだか言って一つもそのことについて言わぬものだから、
金丸委員はおとなしいから、先に進もうとしておるけれども、そんな
答弁があるか、君。なければない、わからぬならわかりませんと一しかしこういう
法案を出す限りにおいては、私は横の決算というものと縦の決算というものは普通の事業、普通の会社であるならばこれはやるのです。だからこれは一つの
年金の種類別におけるところの、もうかっておるか、もうかってないかというところの一つの
計算はできるはずです。それができてないとするならば、こういう
法案を出す際には一つの大きな怠慢であると言わざるを得ない。だからこの小額
年金のいま
整理をしようとしておるところの剰余金というものは一体どうなっておるのか。それは事実問題として
インフレになった、それから人件費もかさんできた、しかしこれはほんとうは剰余金はありませんならありませんと、あるならある、どの程度あると、これをはっきり
答弁してくれと言っても、さっきからうそ——うそは
答弁していないけれども、ほかのことばっかり
答弁しているじゃないか、君はさっきから。これははっきり
答弁してもらいたい、こういうことです。