○小川(新)
委員 このゴルフ場の実態というものを私は実は知りたいのです。ということは、いま御
答弁できる方がおそらくいないと思うのですけれ
ども、これはあくまで
質問でございます。私がこういったことをまず確認してはっきりしたわけではございませんので、実は
質問するわけなんです。実はこれはあくまでも
質問でありますから、誤解のないように。
こういうことを聞きたいわけなんですが、このゴルフ場のメンバーの中に、警察署長さんが歴代なっていらっしゃる、それから、さる有名な関西の、日本で一番か二番といわれるような組織暴力団の組長が入っていらっしゃる、それから顧問には知事がなっていらっしゃる、それから特別会員には市長さんがなっているといわれているのです。私はその各人一人ずつ聞いてきたわけではありませんから、そうだということをここで断言いたしませんが、こういうことがもしも事実であるならば、これはえらいことだと思うのです。このゴルフ場が原因で二十一人も人が死んでいる。なかんずく、梅本さんの御家族は、八人のうち七人まで死んでいるのです。七足のぞうりやげたを並べて御主人が泣いていらっしゃる。そうしてこの「サンデー毎日」では、何が何でもおれの一生の間にこのゴルフ場をつぶしてみせる、こんなことを発言するからには、よっぽどこれは恨んでいる。われわれがこの
災害対策委員会で何だかんだと言っている間にも、これらの御家族の気持ちというものは、これは絵や筆には書けないと思う。これは副本
部長さんだって同感だと思うのです。お互いに人の子、また人の親として、お子さんと奥さんと一挙に七人も失っちゃったんです。いま私が述べたようなことがもしも事実であるならば、これはたいへんなことだ。
それから、もう一つここに大きな問題が隠されている。実は
昭和三十七年の七月でありますが、関西電力がここに高圧線を立てております。これは御存じのとおりです。その高圧線はなぜ到れないのですか。岩盤の下をくり抜いて、そこに高圧線の橋脚をしっかりやったために、第三層といれれる風化地帯の六甲山系の土質にも耐えられる。それがゴルフ場の土どめだけがくずれて二十一人の方が犠牲になったということは、兵庫県とか神戸市の許可
基準が甘いのじゃないかと思うのですが、この点について
お答えができますか。
〔
委員長退席、永井
委員長代理着席〕
私はいつも
災害対策で
質問しているのですが、満足な
お答えをいつも聞かれないわけですね。こういうことでは、ほんとうに何のために
委員会をやっているかわからない。こういう重大な問題が社会問題として週刊誌に、それもきょう出た「サンデー毎日」に大きく出ているからには、これはほんとうにたいへんな問題だと思う。事実であるか、うそであるかは別としましても、こういう問題が出たというだけでも社会問題なんです。もしこれが事実とするならば、そのゴルフ場のメンバーに警察の歴代の署長さんが
——名前を言ってもいいんですよ。ここに書いてある。その方々が何のためにそうやっているかということになると、これは疑いを持たれる。特に私が疑問に思うことは、
昭和三十七年の四月ですか宅造法が改正になりましたその後の七月です、第十二ホールをつくるためにこの改造をやったのです。ところが、この許可といろものが非常にあいまいであった。それが一つの原因になって今回くずれたのじゃないかと地元では言っているのです。だから、そういう問題が起きてきますと、おれは知らないんだ、あれは土質が悪かったんだ、あれは第三層なんだ、そういうことは
関係ないんだということで、二十一人死んだ責任はどこにいったのだという問題になりますと、非常に社会的にも不明朗であり、また、われわれ
災害対策委員会としても、そろいう問題を取り上げなかったということは、ここで犠牲になった方々に対して申しわけないと思います。総務副
長官、副本
部長の
立場として、こういうことがもしも事実であるならば、どう一体対処なさろうとしているのか、これはまだ
調査しなければわからぬですけれ
ども、その点についての御見解をまず承りたいと思います。