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丹羽(久)
委員 部長の
お話を聞くと、
審議会か
審査会か、そのものの言い方によってはだいぶ違うと思うのですが、許可権限はその地方の
局長に与えてあるとおっしゃる。地方の
局長は、その
審査会なり
審議会に出られて、そうしていろいろの検討をせられるかどうか、その点は、私ども民間人ですからわかりませんけれども、ここで一つ申し上げられることは、競願の出た場合にそういうようなことをするんだといまおっしゃった。だが競願でなくても、一括的に出たものについてはやるような
お話なんですよ。公社の本社の
考え方とだいぶ違うじゃないか。本社が
考えていらっしゃることと、地方局でやっていることと違っておるじゃないですか。そうじゃないですか、あなたのおっしゃることをそのまままじめに聞くならば。
審査会というものを、競願の場合だとおっしゃる。競願以外でもやっているじゃないか、出たやつを全部まとめてやるというのなら……。それは、今後どういうふうな
方針をとられるか、私はわかりませんけれども、もう少し徹底してもらいたいと思うのですよ。
それからもう一つ聞きたいと思いますことは、さっき
佐藤さんが
質問をせられた、パチンコ屋だとか料理屋さんだとか、そういうようなところでたばこを売っておる。もっと極端なことを言うと、デパートなんかは、同じようなところで向き合っている。そういうところには一つも二つもどんどん許可を与えている。そういうところには特典的に与えて、実際ほんとうに困ってお願いをして、利益が少しでもいただけるからということで、あなたのほうにお願いに行っておるのがけられる。先ほども
中村さんのおっしゃったように、書類を出したら却下せられた、あとから出した人は許可になったという例は幾らでもあるのですよ。私どもずいぶんそれで泣かされてきた。
丹羽さん、頼んだが却下せられた、あとから出した人が許可になる、そういうようなものですか、といって聞かれる。そうすると、私は何と答えていいか、先ほどの総裁の話を聞いておると、そういう場合には先願した者に対しての優先権があるから、つとめてその人にまた許可を与えるように
指導をしておるとおっしゃるが、そういう例はあまりないと思う。そういうような取り
扱いをした例はないと申し上げても、あまり過言でないと思う。だから、もう少し本社の総裁がお
考えになっておることを地方局に徹底するように、販
売部長はやってもらいたいと思います。
それから、先ほどの
お話の、パチンコ屋だとか、料理屋さんだとか相当量売れるというところに対しては、今後許可を与えられるつもりでいらっしゃるのか、それとも、これは法律的には違法行為であるから、徹底的に取り締まる
方針を立てて、そうした法律をつくり上げていくんだというお
考えになっているのか、これは重大な問題だと思う。特に愛知県の名古屋なんというのは、パチンコ屋は全国一のパチンコ屋ですからね。取り扱っていくたばこというものはまずばく大な金額にのぼっておるのです。あなたのほうで摘発せられたのにもずいぶん大きな金額のがあったでしょう。報告が行っておると思う。もうけたかもうけないかは別として、違法行為をやって、一日に数千個、数万個、だいぶ売っておった事実があった。そういうことからいって、今後どういうお
考えを持っていらっしゃるか、これをひとつはっきりしていただきたいと私は思う。正直者がいつもばかを見るような世の中をつくっていくということは、これは断じて許されるべきことではないと思うのです。私は少なくとも自民党に席を置いておりますから、決して攻撃をしようとか、あなた方のやっていらっしゃることを徹底的に追及しようとは
考えておりません。少なくともよくやっていただきたいという
考え方から申し上げることでありますから、誤解のないようによく聞いて、そうしてひとつお答えをいただきたいと思うのです。