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池田(禎)
委員 会期延長はきのうの
理事会で
同意いたしました。ただ、
理事会というものは
記録がございませんので、私がこの際
記録にとどめておきたいことは、この
特別国会の召集されたとき、わが党は七月一ぱいということを主張しておった。ところが、
各党は六月一ぱいでよかろうということになって、そして結局においては、また
会期を
延長しなければならぬということになった。私
どもは決してそれをたてにとって言おうとは思いませんが、私のほうは、今度の
国会は
地方選挙等もいろいろあって、
議事日程が多少はこれによってふさがれたということも勘案して、全然
延長を認めないというほどの小児病的な
態度はとらない。しかしながら、それは限度があることであって、大幅な
延長ということはどうもふに落ちないじゃないか。
国会の
権威を守るということをよく言うけれ
ども、
国会の
権威ということは、きめたこと
自身を守るということが重大なことなんです。それを都合が悪くなると、
会期を
延長して自分の思うつぼのことをやるというやり方は、しばしば
国会で
混乱を起こしておる原因をなしておるのでありますから、ある程度のものはやむを得ないという
考えで臨んでまいりました。しかるところ、
各党からできるだけ円満に話をして解決をしたいという
熱意が出たので、これはわれわれの主張である、
国会をできるだけ
話し合いの場にしておいて、対立、対決、抗争という場面から
話し合いの場に引き戻すということが平素の念願でありますから、私
どもは多少の異論を持っておりましたけれ
ども、これに
同意したのであります。したがいまして、いま
社会党の
理事の方から再
延長問題をめぐっていろいろとありましたが、そういうことは申し合わせの
精神からいっても違反になりますからやめてもらいたい。再
延長するのならば、あらためて
会期をきめて、そして
国会を開けばよろしいのであって、のんべんだらりとやるということは、決して
国会の
権威を高るものではありません。
ただ、この際思うことは、たとえこれが二十一日間であろうが三十一日日間であろうが、
ほんとうにやる気ならば相当のことがやれる。やらぬ気なら何ぼ延ばしても同じです。だから、
政治資金規正法改案についても、
総理大臣が、
野党の
意見も十分尊重し、
修正にも応ずるということを本
会議において
答弁をしておるのであります。
誠心誠意そういう
気持ちを持って、そして
延長をされた
期間を実質的に有効に
審議されるようにわが党は要求するものであります。