○大森創造君 時間もありませんので二、三石井法務大臣と石原刑
事課長にお伺いしたいと思いますが、私は決算
委員会の場で国有林の交換の問題を中心にして約八カ月ばかり国会の場を通して研究をいたしてまいりました。そこで、那須の国有林の交換の問題について
調査しているうちに、今度は場所が大阪郊外の高槻市の国有林の交換の問題に自然に発展してまいりました。そこで登記簿などを取り寄せてだんだん検討してまいりましたら疑問点がだんだん出てまいりました。ホワイ、ホワイ、ホワイ、というものの連続でございました。で、決算
委員会の場は当然行政審査でございますから、窓口行政の改善だとかあるいは会計検査院もございますし行政管理庁もございますが、私
どもの義務は国民の
立場からそういう行政のあり方について検討するということでございますが、そういうことを
調査していく過程の中から自然に出てきた問題は、いま申し上げましたように、幾多の疑惑であります。そこで、きょうは時間がありませんからポイントだけ申し上げますが、これは石原刑
事課長とも多少問答いたしましたが、それから農林中金、公庫、それから開発銀行、それから問題の共和製糖グループ、こういうものの中からいろいろな問題が出てまいりまして、私や岡議員や稲葉議員や、公明党の二宮議員などの追及とともに、何としても納得できない点が数点ございます。しろうとの私の
調査した範囲でも、私印偽造、私文書偽造行使、そういう問題が浮かび上がってまいりました。それから農中法という
法律がありますが、その
法律の違反、それから公庫法違反、これは背任横領の疑いもある。それから、当然行政的な
責任があると同時に刑事
責任も出てくるのじゃなかろうかということでございます。石原
課長の先日の御答弁では、私のほうでは
新聞に出たことでも、それから単なるルーマーでも
——うわさでも、まして国会の会議録などを大いに参考にして、そして告訴することもあり得るという御答弁がございました。石井法務大臣は、かねがねこういう問題はいかなる圧力にも屈しないで
——この間領収書の問題について大詰めに来たときに、自民党の皆さんだれもおられなくなってしまいまして空中分解したので、これは小
委員会をつくって決算
委員会としてさらに究明するということが事実上不可能になりました。ですから、自民党御出身の石井さんではございますが、身は副総理格でございますし、それから
日本の法務大臣でございますから、自民党や社会党や公明党という
立場を離れて
——共産党の岩間君も取り落としましたけれ
ども、追加いたします。そこで、そういう
立場を、政党政派を離れて、あくまで与野党という
立場を超越して、石井法務大臣の
立場から、国民の疑惑に答えていただきたいと思います。
一つは行政的な
責任の問題が当然起こり得ると思います。どなたが何と言おうと、不正融資、過剰融資は免れないと思います。これは総理大臣などに処置してもらいますけれ
ども、どうも民間団体のほうは、それから金融機関のほうは、国会議員の私では手が及ばない段階に来ているし、それから、いま私初めに申し上げた同僚議員の皆さん方が
指摘した中にも、歴然たる
刑事事件に発展する可能性のある問題をはらむものでございますから、これは石井法務大臣は日ごろの信念を貫いて告訴する、こういうことで御準備いただきたいものだ。それがだめならば、自民党も社会党もない、非常に国会に対する不信感、
法務省に対する不信感が出てくるだろうと思うのでございます。そこで、法の日が十月一日。実は予定しなかったのですけれ
ども、法務大臣がどこに行かれましたかな、川越の少年刑務所に行かれたということでございますが、四時ごろまで待っておりましたけれ
どもお見えになりませんでした。これは突然のことでございますから、法務大臣の
責任ではございません。たまたまきょうは法務大臣お見えになりましたので、平
新艇の問題に便乗さしていただきまして、この一点だけ私から御
質問したいと思います。どうしても動かしがたいアトモスフィアがある。どうしてもこれはしろうとの私にも、私印偽造ではなかろうか、私文書偽造行使ではなかろうか。問答が長くなりますと、私はまたいやなことを申し上げなければなりませんから、明快なる御答弁をお願いしたいと思います。