○
中嶋(英)
委員 会期二十日間については私
ども賛成でありますが、しかし、今度の
臨時国会の
開会については
反対なわけであります。もし、これが各党間の話し合いできめるべき筋合いのものであるならばわれわれは
反対でありますが、憲法の示すところ、
召集権は
政府にあるわけでありますから、
召集にわれわれが現在応じた以上は、この
国会の
審議に参加するということは自明の理でありますが、ただ、ここで明らかにしておきたいことは、先般閉会いたしました第五十一
通常国会において、
案件が、
法案が残った、だから今度の
臨時会を急遽開くのだということになりますと、一種の
会期延長、
通常国会は一度しかできませんが、それが二度できることと同じ結果になる。これはもう従来の
国会の
運営の
先例にもないことでありますし、安保の
あとでそういう例が一回あったと思います。これは
総理大臣が辞職をして、首班を指名しなければならぬという、国政に空白をつくってはいかぬというときの例でありまして、これは例にならぬ。それならば、こういうことは
異例中の
異例であり、しかも
先例にもできない。したがって、
先例としてこれを認めない、こういうことを
議院運営委員会で確認をしておく必要があると思いますので、この点について、
政府並びに
与党の御
意見を伺って
意見の一致を見たい、こう
考えます。たまたま
政府がおられませんので、この点は
委員長のほうから
政府に通達をした上で、しかるべき御返事を次回にいただきたいと思いますが、とりあえず
与党のほうの御
意向を伺っておきたい。