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参考人(中根長吉君) ただいま御指名を受けました全国
水産物小売
団体連合会・
東京魚商業協同組合理事長の中根でございます。
本日、本
委員会において全国の小売
業者を代表して
水産物の
価格問題について
意見を申し述べる機会を得ましたことを深く感謝する次第でございます。
私に与えられた時間は限られておりますので、まず項目別に御
説明申し上げたいと思っております。
項目といたしましては、
水産物小売商の
実態、
市場関係の
問題点、予算の問題、標準店
制度の問題、魚の日の問題、保管冷蔵庫の問題、業界の体質改善、大別して、この七項目について申し上げたいと思います。
まず、私ども
水産物小売商の
実態でありますが、従来より、
水産物消費の
価格高騰は、その大半が小売
業者にあるがごとく指摘されております。このことは、全国八万の同
業者並びに私ども業界にいたしましても全く迷惑千万なことでございます。たとえば、去る二月、ある新聞の北洋漁業のタラの追跡
調査の記事にいたしましても、小売
価格の
段階で
価格が急に上昇すると報道がなされております。このことは、魚を日用品と同じように取り扱ってみているもので、魚の歩どまり率を全く無視したものであります。タラの歩どまりは、都水産課の公開
調査によりましても四〇・五%でございまして、まるの卸
価格と小売りの切り身
価格をそのまま比較したものであることは、魚に対する知識を得たものであれば、一目瞭然と申しましょうか、まると切り身に切った
値段というものは非常に違っておりますが、これを
日本の代表的新聞でありながら、世論を導く報道機関をなさっておる新聞社の方でさえも、非常な間違いがある。
水産物の
価格というものはどんな複雑なものであるかということを皆さんにおわかりを
願いたいと思います。御
承知のごとく、
水産物の
価格は、他の商品と違って同一の品でも
価格が違い、一尾の
マグロでも、しり尾の部分と胴の部分とは
価格が非常に違うんです。そこにおきますと何十種類、何百種類という千差万別である魚を、一見、仕入れ
価格を知っても、どれが適正であるとは判断ができないところがあるんじゃないかと思います。
水産物のうちでも鮮魚は一刻一刻の
鮮度の低下によって、
鮮度それ自体が
価格決定のポイントになっておりますと申しても過言ではありませんと思いますが、したがって、
市場内における小売り
業者の仕入れで、同一品種であるにもかかわらず
値段がまちまちでございます。他の商品に見られない姿と申していいと思います。したがって、
価格の高い安いだけの単純な比較で、この店が
——かりにわれわれ
商売しておる店を見ましても、この売っておる魚は高いとか安いとかいうような適正の
価格は判断はできないと思います。本日諸先生のお
手元にお配りしてあります資料を参照していただくとわかるように、
水産物の末端の
価格は、他の食品
価格などと比較しても決して騰貴率が極端に高いとは言えないと存じます。一部の高級魚を含めての騰貴率をもって魚が高いとする
考え方は当を得たものでないと存じます。われわれ何と申しましょうか、日常の
生活の魚に対しましては、絶対的に私は高いとは思っておりません。私、小売り商の経験、
実態、数字に基づいて、お
手元の資料にあるように、都内の平均を算出したものを荒利益率を見ましても、大体われわれ業界は二五%、経費は、御
承知のとおり、非常にかかるので、二〇%以上かかります。そうしますとわれわれ業界としまして、
自分の
商売ばかり言うわけではありませんが、御
承知のごとく、われわれ小売り
業者には何十億何万というような金を持っておる
業者はおりません。そういう関係で、せいぜい税務署で査定されてもほんとに税金に苦しむような状態でございます。そういったことを私は
考えまして、われわれとしては、われわれ業界にばかりすべてがしわ寄せされることはおかしいと思います。われわれ業界の魚としましては、どういうような商い方をしているかと申しますと、Aという品物に対しては三割をかけることがあります。場合によっては三割五。た
だしBという品物に対しましては一割にも満たないような販売をするのが通常でございます。先に述べたごとく、
生鮮食料品は非常に
鮮度が低下するので、夕方に、われわれが
商売する場合には値下げをする。そして販売する。そういうような業界の
実態でございます。ですからかりに
農林省または
東京都の方が
物価というものを調べにお見えになっても、その時間的によって非常に違います。荷の着いたそのときにお調べになったのと、夕方の五時ごろ来てお調べになれば、販売
価格というものは非常に違っております。それと申しますことは、
鮮度というものを十二分に
考える関係上、やはりその時間になると非常に安く下げて売らなくちゃならない、そういう状態でございます。また、われわれ
業者は、御
承知のごとく、朝少なくも六時、夕方の八時ごろまでのわれわれ業界としては商いをしていなければならない。そういうことに対してわれわれ業界のことを
考えていただくと、所得税やそういう問題に対しても考慮してもらいたいと思うし、さらに私どもは次の点を強調しておきたいことは、われわれ小売り
業者は、一般の都民の方、または
消費者の方とおつき合いをしておる。ですからいつも勤務評定と申しましょうか、都会議員であろうと衆議院の方であろうと、何年かに一ぺん選挙に立ったならば四年でも五年でも年数がございます。われわれ業界は、お客さんにあの店はだめだと言われてしまったら、その店はつぶれてしまうような情けない
業者であります。そういう問題であることを特にお
願いする次第であります。
続いて第二点の問題ですが、
市場関係の問題については、現在の
市場の機構の問題につきましては、数十年にわたる長い間の実績により、しかもそのつど
市場法が改正されてまいりましたので、私は妥当なものであると存じますが、最近の人口の増加により、都市集中化は驚くものがあります。
水産物の消費の動きにいたしましても、その都市の人口比例によって消費されていると思われますが、現在の大都市における
中央市場での取り扱いの量の中には、相当量が
市場の指定地区外に流れたと思っております。大体
東京都に入ります魚は、そのうちの四〇%が地区外に搬出されております。そういう
事情でありますので、これがために地区外の
業者、あるいは都道府県からの運搬車で一そう
市場の混乱ということが、いまの築地魚
市場では起こっておる次第であります。こういうような、狭いために、その結果と申しましょうか、
市場の中が売り手優位
市場の性格を強めていると私は思っております。
市場ごとの登録制など、先般もお話ししたのでございますが、そういうことを
考えられまして、かりに
東京都のどの辺の地区は築地魚
市場、どの辺の地区は北千住に行けと、そういうような、やはり買い出し人のことも
考えていただきたいと思います。
次に、
水産物の生産出荷の容器でございますが、先ほど荷受け機関の方からいろいろお話がありましたが、われわれ
業者におかれましても、荷受けさんが送った魚をそのままの姿でわれわれの店舗まで入れてもらいたいと思います。なぜかと申しますと、現在の送りに対しましては、箱は箱で全部ふたを取りっぱなし。たるはたるで全部ふたを取りっぱなし。そうした場合に、紛失のおそれまたは目方というものが非常に家に持って行って切れます。そうした場合には、われわれお客さんの前でもって、百グラム幾らというような販売方法をしているので、目切れというものが入るのであります。そういう関係から申しますと、完全な包装容器によりまして徹底した出荷をすることをお
願いしたいと思います。その際は、かりに出荷の
場所または出荷者の名前、そういうものを十二分に記入されて、あの荷主の品物は非常に目方がいいから普通の
値段よりも多少高く買ってもいいと、そういうようになるまでに、そういうことを要請しておきたいと思います。こういう問題に対しましては、管理者のほうから十二分に各出荷者に対してお
願いしたいと思います。
それからまた、
流通機構の問題でございますが、
一つの問題としまして、皆さんも御
承知と思いますが、
政府の金によりまして豊海に冷蔵庫が建っております。この冷蔵庫は国家の
補助もあり、また、これからそれに対して
農林省のほうからそこに一億何千万の金を出しまして魚を入れるそうでございます。そういうような生産
値段またはそれを冷凍した
値段、そういうものに対して、すべての
値段のきまったものを、これを
市場内に再びかけてせりをさせる必要はないと私は
考えます。そういうものは
値段のきまっているものですから、こういうものはこうである、ああであるという
値段で売っていただきたいと思います。
先ほど
一つの問題になっております冷凍品でございますが、昨年は、サンマの一例を申しますと、サンマが七百五十円から八百円した相場が、大体七月、八月の相場です。ところが、漁期になりまして、九月の月に入りました。先ほど出荷者のほうから申されたごとく、サンマが非常に不漁だった。そうした場合に、そのサンマが、一箱七・五キロの目方のものが、千八百五十円、冷凍品。そういうような値上がりをする。そういうことが私もあり得るということを
考えますと、私
たち考えまして、
政府で資金を出しましてそういうような冷蔵庫をつくった場合に、そういうときに初めてそういうような品物を出してもらえば、われわれ業界としましては、お客さんに対してもサービスの一端ができるのじゃないかと
考えております。
それから、第三の問題でございますが、
政府の予算面について申し上げますと、
消費者行政の重要性は
物価の問題が非常に大事だということになっておりますが、特に四十一年度における消費行政のための予算はまことに微々たるものでございます。この予算というものをもう少し多くしていただきたいと思います。いま現在は、
生鮮食料品ばかりじゃなくて、流通問題とそういう問題に対しての非常にお
考えでございますが、
物価対策というものを
考えれば、もっと相当な予算をとっていただいて、それによって重点をやっていただきたいと思います。
第四点に申し上げることは、標準点舗の問題でございますが、これは御存じのとおり、先般農林大臣のほうの指示によりまして、われわれは標準店舗というものを施行したのでございますが、
先生方の御
承知のとおり、この標準店舗に対しましてはいろいろな非難がございます。これもわれわれ
考えますと、われわれ業界におきましては、
物価安定のために幾らかでも安くとか、または魚の流通問題をお客さんに知っていただくつもりで一生懸命この問題に対してやってきた次第でございますが、何としましても、われわれ小売り商だけやっておりまして、仲買いさんでござれ、荷受けさんでござれ、何らの
協力もしていない。そうであれば、
魚屋だけのことである、こういう問題に対しましては、私は
市場全体が、先ほど伊藤さんがおっしゃいましたごとく、すべてこういう問題は
市場全体でやっていただくことがいいのじゃないか、そういうふうに
考えておりますので、
東京におかれましてもどうか、当局も、こういう問題に対して再認識されまして、標準店舗の問題につきましても荷受け並びに仲買い方のほうにも御
協力を
願いたいと思います。
第五点としましては、
東京都は御存じのとおり、
消費者が非常に多いし、いろいろと冷蔵庫の問題でも対策をされておりますので、何としましてもその問題について十二分に
考えていただきたいと思います。
それから今度は
東京都で、魚の日、
野菜の日、そういう問題を言っております。先般、
野菜の日に次ぎましてこれが肉の日、鳥の日、そういうような問題をうたわれてございます。魚の日につきましても、われわれ業界としましては実施いたしたいと思っております。しかしながら、われわれの利潤から申しまして、一割というものはたいした金額でございます。この問題につきましても、ただただ、先ほどの標準店舗じゃないですが、あとの非難を残すことのないように、また、線香花火的に一時的にこれをやるというようなことのないように、やはり荷受け機関並びに仲買い方にもこの御努力をお
願いしておるのでございますが、まだ何ら御返事はありませんけれども、こういう問題につきましても、当局におかれまして、十二分にそういう問題に対して関係
団体にお
願いいたしたいと思います。
再三申し上げるように、
水産物の需要はいろいろと問題にされておりますが、
市場入荷が何としても一定しておりません。
価格はやはり需要のバランスによって行なわれておるのでございますが、魚の日というものをつくったがためにかえって
価格の暴騰と申しましょうか、きょうは魚の日だということになりますと、われわれ業界におかれましても、いままで三万円の買い出しをした人が五万円の買い出しをする、そういうことになったときに、非常に魚が高くなる。かえってこれをつくったために、前後が安くて、当日が高いとか、また前の日が売れたのであくる日が非常な安値になる、そういうような問題がございますので、こういうときには特別の貯蔵品というものを
政府方で押えておきまして、そういうものをやはり裏付けとすることをお
願いしたいと思います。
私、先般所用のために香港に行っておりましたが、そのときに
水産物を多少
研究してまいりました。大体におきまして
東京または
日本向けに対します
タイショウエビの積み出しというものを私見ましたところが、香港であの
タイショウエビ一本幾らかと申しますと、八円から十円、ところがその品物を
日本で買いますと、冷凍してでございますが、四十七円から六十円でございます、現在われわれが仲買いさんから買うと。そうしますと、五倍から六倍というような高値です。きょうの新聞にも出ておりましたが、バナナがやはりそういう傾向がございます。あんまり輸入
業者を許可してしまったんで、皆さんがわれもわれもといって香港へ行ってエビを買う。ですからこういう高値をつけてしまうのじゃないかと思います。あちらではそう食べなくて、捨ててもいいというものですから、こういう問題については、よほど輸入
業者というものに対しまして
——いま八十数軒おるそうでございますが、こういうことも
考えていただきたいと思います。
物価対策につきまして、案外輸入の問題が
一つの問題になるのじゃないかと私も
考えております。
その他、
水産物についてはいろいろなことがございますが、第六点に申し上げたいことは、われわれ
東京都民のこの付近でやはり
政府の管理した冷蔵庫というものを置いていただきたい。なぜかと申しますと、これは災害があった場合、またはすべての場合にその冷蔵庫が役に立つのじゃないか。それはなぜかと申しますと、
物価対策にも役に立てば、先ほどの大漁貧乏というようなことにも役に立つ、こういう問題を十二分に
考えていただきたいと思います。関東ばかりじゃなく、あらゆる方面からの買い出し人が多いのでございますが、
東京だけの問題ではなくして、やはり国家の問題としてそういうことを
考えていただきたい。
第七点につきましては、私どもの組合でも先ほど婦人
団体のほうからいろいろお話しになりました
コールド・
チェーンなどの問題に対しましてはいろいろと
研究しておりますが、なかなかこの問題に対しましても今後注意しなくちゃならない。また、組合の中においても、われわれとしまして
特別委員会というものを組織しまして、
毎日のようにこの問題を
研究しております。これを
研究されますれば、また婦人
団体の皆さんとわれわれ業界と話したいと思います。この
コールド・
チェーンでございますが、これはわれわれ業界におかれましていろいろと
研究はしておりますが、
農林省の方、また厚生省、あらゆる方面から来ていろいろのお話を聞いておるのでございますが、大企業の一方的な
考えで進められるのじゃないかということを非常に心配しておる次第でございます。そういう点につきまして、御存じのとおり、この
コールド・
チェーンの問題で私のほうとしましても、これは
コールド・
チェーンという、前に一度いまから五、六年前に日冷、日魯、大洋漁業というような
団体からやはりケースを十一二万五千、
——三万五千は各会社で負担するが、この中へ冷凍品を盛って売れといって私のほうの組合でも受けて
商売しました。ところが、一日じゅうついて冷凍品の
説明をしながら商いしても、千五百円から二千円の商いしかできない。これは生産性からいきましても
——それで利益はどうかといいますと、向こうから指定されて一割七分という利益でございます。そうしますと、これは営業しておりましても、御存じのとおり、いま小僧一人頼みましても、一カ月一万五千円ないし二万円でございます。そのものが一割七分の一日に千円や千五百円の商いをしていたのではこれは
生活が立ちません。そういう関係もございまして、やはりお客さんが食べてみて、ほんとうの鮮魚というものと冷凍品の味の差というものは非常に大きいので、これは自然的に売れずに、われわれのほうとしましても、冷蔵庫をはずしてまた再びほかへ持っていったというような始末になっております。それもいろいろと
大手会社におかれまして、われわれ業界についてはこうしろ、ああしろということをおっしゃいますが、どうしても、われわれ業界として受け入れをしていたのですが、売れないのでそのままになっていた。これが再び冷凍
協会というものができまして、再び冷凍食品ということになっておりますし、われわれの業界が
考えますと、われわれ業界で、先ほど婦人の方からも伺いましたが、冷凍品を店で解かして売るというようなおことばでございますが、これは厚生省のほうの指示によってつくられました現在のウインドでございますね、かりに魚河津から持ってきた凍ったサンマならサンマを店へ持ってきてその中にきちんと並べておきますと解けてしまう。決して意識的にわれわれ解かすようなことをしておりません。そういうことをどうかお
考え願いたいと思います。
近代化の問題につきましては、われわれ業界においてもいろいろと
考えておりますけれども、御存じのように、
魚屋は、私が築地にいると、親戚が小山にいる。おまえに
毎日魚をやるから取りにこいったって、魚河岸まで
毎日取りにきたってしようがないのですから、魚の販売距離というものは半径三百メートルか五百メートルの範囲でございます。そうしました場合に、これは大企業としていいか悪いかということは皆さん方もよくお
考えいただきたいと思います。決してわれわれ大企業というものを不賛成するわけじゃございませんが、これは大企業の行き方がいいか悪いかということをお
考え願いたいと思います。また、私どもとしましても、
研究が不十分な点がございますが、ボランタリー・
チェーンという問題に対しましても、ただ、大型化大型化と
——、この間ボランタリー・
チェーンの問題でその会に
出席してみたんでございますが、一年間の売り上げが一億以上のものはしてやる、それ以下のものはだめだというんで、零細企業のわれわれとしては手の伸ばしようがないということでございます。ですから、そういう点もよくお
考えになっていただきたいと思います。
その次でございますが、大体、われわれの申し述べたのはそういうことでございますが、ただ、われわれとして皆さんによく言っておきたいと思いますのは、われわれ
業者は、魚の問題は
農林省、それから衛生問題、ウインドーをつくるとかなんとかというときには厚生省、金がないから何とかしてくれといえば通産省へ行くと、ここのところを皆さんよくお
考えを
願いたいと思うんです。
一つの
業者であるならば、
農林省なら
農林省一本でずうっと最後までやっていただきたいと思うんです。金を借りるときは、通産省に行っても、ふだん行っていませんから、金を貸してくれと言ってもいい顔をしません。衛生面では厚生省、魚のことについては
農林省、そういうような問題について、
政府として、水産業なら
農林省として、
農林省一本にするように配慮していただきたいと思いますが、そのことを特にお
願いする次第でございます。
そのほかに、今後の問題でございますが、昨年一月、科学技術庁によりまして低温流通という問題がございましたが、こういう問題に対しましては、
農林省でも四十一年度の予算をとって仕事をしておりますんですが、この問題に対しまして大
大手の水産会社、何々会社、何々会社というようなことばかり、それから科学技術者または学校の先生、それはけっこうでございますが、こういうものをつくるにいたしましても、われわれ全国に八万人の同
業者がおります。そのほかに、御存じのとおり、自転車のけつにして販売しておる
業者というのは十五万、これだけの
業者がおりますから、どうかそういう者に対しましても、われわれを呼んで質問なり、また今日のようなことを聞いていただいて、われわれの気持ちということも十分に置いていただきたいと思います。こういう問題に対して、決してわれわれは国策に反対するものでもございません。
そういう関係でございますので、その点をよろしくお
願いしまして、私の
意見を終わらしていただきたいと思います。どうもありがとうございました。