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北村暢君 その点はけっこうでありますが、先ほどの旅客の需要の増大、それから離着陸の回数の増大、そういう点からいって、
航空の安全
確保のための要員というものは非常に専門的な技術を要する人もたくさんおるわけですね。したがって、計画的に——直ちに、緊急だから、
事故が起こったからそれ補充しろと、こういうことでは私はとても急場しのぎで、かえってしろうとにそういう専門の仕事をやらせたらあぶなくてしようがないですね。したがって、
航空局長も言われているように、訓練
指導のための要員というものをやはり計画的に養成していくということをやらなければいけない。それをいま定員の外で養成をしているというなら勤務に支障ないわけですけれども、これはいまの勤務している者を訓練して、引き抜いていって訓練するんじゃ、そうでなくとも詰まっているわけですからたいへんだと思うんですね。したがって、そういう面の計画性というものは、やはり非常に特殊な職場でありますから、そういう点ひとつ考慮する必要がある、このように思うんです。これはでたらめに定員をふやせということを私言っているわけではないんで、ほんとうに
事故を起こさないような安全
確保の勤務
体制というものは、これはだれが見ても科学的にやれば出てくるわけなんですね。しかもその伸び率で——業務上の伸び率というものもある
程度予想つくわけでありますから、そういう点でひとつ安全という面からこの人員の充実ということは特にやっていただきたい。
大臣もひとつこれは特に意を用いていただきたいと思いますね。それは今回は百何十名もいま
見通しがあるようですけれども、それで決して満足すべき
状態ではない。実際には、専門的な人はそれを採用することにしても、適当な人がおるかおらないかという問題があるんです。しかしながら、まだまだ十分でないということははっきりしておる。この点は十分ひとつやっていただきたい。
それから
関係の職員の待遇の問題ですがね。待遇といって、特に空港等の勤務
状態からいって、夜間勤務、その他、通勤するのにもなかなか不規則なようでたいへんなようです。したがって、バスもなければ何もないようなときに通勤しなければならないというような状況もあるやに聞いております。そういう点についての給与面の考慮とか厚生面の考慮とか、あるいはそういう特殊な勤務につく人の空港に近いところに対する宿舎の設備だとか、こういう配慮がなされないというと、非常に敏感なしかも
処理その他について非常に——まあ交通
関係いずれもそうなんですけれども、特に最近におけるスピードと迅速を要する業務、通信その他についても非常に勘を働かさなければならない仕事が非常に多いようです。そういう点で、勤務条件の劣悪ということが間違いを起こすもとになることになる。これは実際に空港に衆議院なんかも視察に行って
実情をもっと見ているようですね。そういう点からいって、この点はひとつ特別にやはり考えなければいけないんじゃないか、こう思いますがね。そういう点についての配慮はどのようになされておるかお伺いしておきたいと思います。