○竹田現照君 その点では大蔵省で私に、私がこういうことを
質問することが、大体無理なんだということを言われる人もいるんですよ。ですから、二重使用というものを法を解釈しても認めるような措置もしなければならぬだろう、そういうようなことを言われる人までおったのです。ですから、これはもう全然話にならぬ、そういうことにしておりますけれ
ども、私はこれは具体策はありませんけれ
ども、大蔵省としてもないと思いますが、これはいま理由になっている子供さんの就学とかなんとかということは、何も東京から地方、あるいは地方の県庁所在地からへんぴなところへ行くということとは、全然差別をつける理由にならない理由だと思います。ですから、学生寮とかそういうような問題については、全般の公務員の子弟がそういう恩恵にあずかり得るような措置をひとつ
考える場合には考慮していただきたい。共済
組合でも何でもいいですが、そういうようにやっていただきたい、そういうふうに思っております。
それから特に私はいろいろな解決策も言われているのですが、公務員のあれではその人の職責に応じて宿舎というものは貸与されているはずなんです。ところが、御主人がいなくなって奥さんや子供が部長や
課長でも何でもないにもかかわらず、依然として身分に応じた宿舎を貸与し、はなはだしきはその
電話までそのままつけておいて、その
電話料まで払っている、そういうのがある。こういうようなことでは私は大体二重使用がいけないわけですから、そういうような措置はこの機会にぜひやめていただきたいし、これからも自分が
課長だから女房、子供まで
課長になったのだというような、そういう間違った
考え方をぜひ改めるように措置していただきたい、かように思います。
最後ですが、それと冒頭に
お話しましたように、どうも国有財産の問題は新聞に出たり
国会で
質問をされると、非常にあせっていろいろ飛び回ったり、解決策に奔走されるようでありますけれ
ども、そういうようなことのないように、ひとつ各
省庁とも、特に大蔵省
関係のところでありますから、厳重にこれから運営をはかっていただきたいということを特に要望いたします。
それからこれは三十八年度の総括の
委員会でもありますから申し上げておきますが、
会計検査院もいらっしゃるはずですね。私が昨年言っておったことについても、この
委員会でいろいろな
委員の方が
質問をされても、そのまま黙っていますと、ひとつも返事をしてこない、各
省庁とも。それで
質問した
委員はあれであきらめたのだろう、もうこれで終わったのだというような錯覚を持っておられるようですが、毎日新聞に出たから一週間前、各
省庁とも協議をされる、それじゃいままで何をやっていたのだということを言いたい。それは触れませんけれ
ども、そういう傾向があります。十一月に私が
指摘した中で大手町の逓信博物館の郵政、電電、国際電電、それからNHKの四社の共管にかかる建物の登記問題について触れたところが、電電公社その他では登記をしておらないと財産に困る、東京のどまん中で、とにかくああいうようなものが無登記のままさっぱりわけのわからない形において放置されているのはおかしいじゃないか、これに関連して相澤
委員から
会計検査院は直ちにこの問題について
調査をして、具体的にその解決策について返事をするようにちゃんと言ったところが、いまもって全然その問題について返事がない。郵政省の
官房長も一ぺん来たけれ
ども、何が何だかわけのわからぬことを言って帰っていったきりです。ですから、そういうようなことで
委員会の
質問だけで、あとは黙っておればそれで終わったというような
考えを持っていただいては困りますから、少なくともこの
委員会で
指摘されたことは、解決するまで全力をあげて誠意をもって解決するという姿勢を持ってこれか対処していただきたい、そういうふうに最後に要望いたしまして、私の
質問を終わります。