○相澤重明君 午後の冒頭は、補助金等に関する問題でありますが、前回の当
委員会におきまして、前回の私の
質問の中でブドウ糖工業会あるいはでん粉製造業等の問題について、農林省なり通産省なり大蔵省にそれぞれ御
質問を申し上げましたが、若干舌足らずの点があり、
資料の要求をいたしておきたいと思いますので、まず、その点を先にお答えを
関係者からいただきたいと思うのであります。
農林中金なり農林漁業公庫等が、これら業界に対する融資については、説明を前回聞きました。そしてまた特に農林中金等については、これは当
委員会としては、直接の問題でございませんから、ただ、貸し付け条件等については、十分、農民、漁民等の期待にこたえるように、融資を行なった場合には、その返済条件あるいは担保条件、こういうようなものを粗末にしないようにということを申し上げ、農林中金の場合にも担保はとっておる、こういう御説明をいただきました。そこで、具体的に、私は次の会社について、ひとつ御説明を求めておきたいと思うのでありますが、それは共和精糖、共和糖化、東洋果糖等について、前回、私が、各業界の十三社の名前をあげたわけでありますが、いま申し上げたものが、貸し付けを受けている場合に、公庫と中金の場合は説明を受けました。したがって、これらの担保物件がどうなっているのか。それからその担保が第一抵当なのか、第二抵当なのか、こういう点についてもひとつ御説明を願うために、
資料を御
提出をいただきたい。それから担保物件を出す場合に、その評価はどういうふうにして出しているのか、あるいは順位、そういうようなものもこれは大事なことでありますから、ひとつ農林省からお出しをいただきたいと思う。
いま一つは、共和糖化、共和精糖の問題について、宮崎県のコンビナートの問題を私は提供いたしましたが、その後説明を受けると、地元のいわゆる
労働者を採用する、こういうような話でございましたが、この前御説明をいただいたのは、現在の従業員の数を御説明いただいたわけですね。したがって、これからコンビナートがいわゆるでき上がったときに、地元の人をどのくらい採用するのか、人を採用しないで、機械化だけでもって、人は要らないのだ、こういうようなことだというと、どうもたいへん地元の県として困るようでありますから、その点はやはり明らかに、計画があるならば、その計画を出してもらいたい。それからこの共和精糖が、私の名前まで含んでいわゆる東京から横浜から、広島から
千葉からそれぞれの地域に本社を移転したことは前回申し上げました。そこで国税庁長官泉君に、この前は一体この会社が税金を納めておるのかどうか、本社を年中移しておったけれ
ども、一体その期間に税金を納めているのかどうか、それを調べてみろ、こういうことを、
会計検査院及び国税庁長官に私は要望しておきました。その後、これらの
関係会社が税金を納めておるかどうかということについては、これは返事がない。もしきょうわかっておれば、御返事をいただくのはけっこうでありますが、もしきょう直ちにそれができなければ、前回に引き続きでありますから、ひとつ
資料を御
提出をいただきたい。お調べになって
資料を
提出していただきい。その際に、
資料を
提出していただく際に、三十六年か七年ころだと、私
記憶にあるのでありますが、事実かどうかよくわかりませんから、一応、この
大阪府の高槻市付近に国有林約二十万坪たしかあったと思うのですが、これは、きょうは大蔵省国有財産
局長松永君呼んでおりませんから、この会社に
関係する問題でありますから、それがどういうふうにして払い下げられておるものかあるいは払い下げられていないものか、これはひとつお調べになって
資料を御
提出いただきたい。
それから、前回農林中金にお尋ねをした際に、この共和精糖が九州で四十億余のいわゆる資金をもってコンビナートをつくり、さらには第二期工事計画もあったけれ
ども、それは公庫としては、今度の資金貸し出しについては十分検討しなければならぬ、こういうことで具体的にはそこ一社だけということでなくて、糖業界全体に対するいわゆる検討を加えておるということで、共和精糖には貸し付けは第二次計画についてはきまっていない、こういう御報告でありましたし、中金は、当時延滞があるかないかという問題については、若干延滞があった、こういうようなことを聞いたのでありますけれ
ども、公庫並びに中金に対して、この会社が延滞をしておったことがあるのかないのか。それは
資料で、まだこの前の説明だけでは不十分ですから、
資料で御
提出を願いたい。そうして、その金利、元本ですね。これはこの前一部
資料提出いただいたので、わかっておりますが、金利、元本をひとつ出していただければ、それがお答えができると思うのです。この共和精糖という会社がいま東京の日本橋に大きなビルを建てるというようなことをやっておるようでありますが、その資金はどこから出るのか、前回では、ほとんど宮崎県のコンビナートに大体の金をつぎ込むということにきまっておったのでありますが、今回は、東京に地上九階地下二階とかいう膨大なビルを建てるというようなことを言っておるのでありますが、その資金計画はどうなっておるのかということも、ひとつお出しをいただきたいと思うのであります。これはあるかどうかわかりません。よくわからぬけれ
ども、前回でそういう説明をいただいておるから、その説明の
あとにそういうふうな話が出ておるので、ひとつ御説明をいただきたい。
そして、大蔵省銀行局としては、これら公庫及び中金等
関係の機関が、
決算委員会で
議題にせられた際に、こういう一社に対する多くの資金を投入するよりは、全体の業界自体を育成すべきではないか、こういうことで、前回私がこの
委員会で申し上げたのでありますが、監督省として銀行局は、いまのいわゆる九州コンビナートの問題を契機に、全体の業界と共和精糖との
関係というものはどうなっておるのか、そういう金融
関係というものはどういうふうに行なわれておるか。監督者の立場でひとつ
資料を御
提出を願いたい。以上が、前回
決算委員会において説明をいただいた中で不十分な点がありますので、
資料要求だけこれは願っておきたいと思うのでありますが、
関係者からお答えをいただいてこれは終わりたいと思うのであります。