○
村山(喜)
委員 その問題はひとつ
調査を願いたい。ただ自動車だけではありません。ほかの
物資についても、北海道の場合と九州の場合には
価格が違う。この問題を
調査を願いまして、独禁法に違反をする事項については訂正をされるようにお願いをしておきます。
それから、もう
一つ公取の問題で、特殊指定によります不公正
取引方法の是正の問題でありますが、いま特殊指定の業種が十三業種あるようでございます。その中には、もちろんみそ、しょうゆ、マーガリンからマッチに至るまで、あるいは
新聞紙、あるいは教科書、こういうようなものが特殊指定をされているわけです。これについては公正
競争契約というんですか、その
業界内部の規約、あるいは公正取引協議会というのが
業界にはあるそうでございます。教科書の場合も公正取引協議会というものがありまして、これは
行政指導によってあなた方がつくらせて
おいでになるんだろうと思うのですが、その公正取引協議会の場が、最近はカルテルの場になっているのではないかといううわさをわれわれも耳にするのであります。景品つき販売を全面的に禁止するんだということで、それじゃそれを全面的に禁止するように規約に明確にうたってあるのかということになると、
業界は全面的禁止というのは反対であるというようなことで、そのことも規約にはないようでありますし、そして
価格協定違反の場合だけ自主規制ということで取り上げております。ところが、品質の
競争をやって、品物はいいのに値段がほかのものと同じであるとか、あるいは同質であっても
価格が低いとかというような場合には、これは品質の向上の上における公正な
競争として許されなければならないにもかかわらず、最近は、
価格協定違反だけがこの公正取引協議会の主たる議題となって、ほとんど当初予期しておりましたように、品質の向上に役に立ったとか、あるいは卸売り
価格がある時点においては一割下がったとか、あるいは原材料の値上がりに伴う問題にしても、製品
価格の値上がりの幅がきわめて小さいもので済んだとかという過去における功績というものはありますけれ
ども、今日は、これがあまりにも固定化してきているところに、そういうような不公正
競争というような心理が
業界に働いているのじゃなかろうかということがうわさになっておりますが、これらの実情については、特殊指定をされました業種、特に
国民生活と
関係のありますみそ、しょうゆからマッチ、マーガリンというようなもの等については、
業界の実態はどういうふうになっているのか、説明を願いたいのであります。