○林
委員 それでは私ここで資料要求しますが、これは
国会の審議の必要等がありますから、どういういきさつでこの人が支配人になったか、どういう経歴の人か、資料を私のほうにください。それから阿蘇の新しくできた建物のバーの経営はどういう人が来てやるのか、それを私のほうに資料をください。いいですか。
これはこまかいことを言うようですけれ
ども、御
承知のとおり、職員からできている農協労連のほうから、第一には、積み立て金は
組合員の福祉に振り向けて、民間などへの投資をやめてもらいたい。第二は、積み立て金は自主的に運営して、
政府が
法律的に
政府保証債を取得するようなことを大蔵省の指図のもとにたがをはめるのはやめて、自主的な運営にまかしてもらいたい。三としては、資金運用に
組合員の代表を参加さしてもらいたい。第四としては、
組合員の福祉に役立たないような団体への貸し付けはやめてもらいたいという強い希望があるわけです。これは三十万職員が、他の労働者に比べては安い賃金の中から、しかも高い率の掛け金を出しているのですから、私は無理ないと思うのですよ。その運用が、こんなずさんな、
国会の審議にも耐えられないような運用だということになれば、これは問題になるのは当然だと思うのですよ。それに持ってきて、
政府の補助金が、野党の諸君が要望するようなものは全然何一つ満たされないということになれば、この
制度自体が、金融債や独占の利益のための投資資金を
政府に握らせる、そのためにこういうからくりがある、二十年も先のわずかな
年金をえさにしてやるのだというような本質だといわれてもしかたがないじゃないでしょうか。
そういう
意味で、私はこれで質問を終わりますけれ
ども、少なくとも野党全体、社会党の皆さんもそうですし、労連もそうですけれ
ども、要求しておる完全
通算の問題、それから国の補助金の大幅増額の問題、それから掛け金率の
組合員側の負担を
理事者側の諸君よりは軽くしろという要求、それから積み立て金の民主的な運営、掛け捨て
制度をやめること、それから労働
組合側の職員を積み立て金の運営に参加させろという要求、これは約束の時間がありますので、一々聞く時間がありませんから、私は打ち切りますけれ
ども、そういうことをもっと真剣に
考えてやる必要があるのじゃないか、こういうふうに思います。
最後に、その問題でひとつお聞きしたいのは、国の補助金の大幅増額、このうちのスライド制をなぜ明記できないのか、この
年金制の中に。あなた方からいえば、どこの
法律のどこにこうあるから、その精神は貫かれると言うのだが、それなら、この条文の中に明記していいじゃないでしょうか。それがどうして明記できないのかということが一つと、それから掛け捨ての
制度、われわれの側からいう掛け捨て
制度ですね。二十年までというワクと、五十五歳のほうは今度減額支払いの
制度が設けられましたけれ
ども、掛け捨てになってしまう。これは
制度といってはなんですが、掛け捨てになってしまうということ、これはやはり救済してやらなければいかぬじゃないか、この点どう
考えるか。それから
組合員——私は
組合員とよく言いますけれ
ども、
理事者側でない職員の諸君の負担率を
理事者側の諸君の負担率よりは低目にしてやる。この三つの点について、
政府側の見解を聞きたいと思います。