○海部
委員 最初に保険法の一部改正
法律案について
お尋ねするわけでありますが、実はことしの初めに、この特別小口保険の
制度ができましたときに、一般の小規模
企業者は、これはたいへんけっこうなことだといってもろ手をあげて喜んだわけであります。特に私
どもが毎週土曜、日曜郷里へ帰りまして、繊維産業のほんとうの零細業者と懇談、座談会をやっておりますと、なかなかお金は借りたいが貸してくれない。やれ担保だ、やれ保証人だと言われたんでは、せっかく
中小企業対策のお金を
政府がつくってくれたって、われわれはうれしくないのだという不平不満がたいへん強かったのです。それが解消されるということで私
どもも非常に喜んで、このことを無慮数千人の郷里の人に宣伝しました。だからPR
不足だといわれますけれ
ども、信用保証協会さん覚えておいてほしいことは、われわれ国
会議員も第一線で非常にPRのお手伝いをしてきたわけなんであります。
ところがせっかくの善政であり、これは昭和の御代の仁徳天皇があらわれた。これくらい喜ばれても、お客さんの集まりが非常に悪い。きのうからの本
委員会の論議を聞いておりましても、資格要件がきびし過ぎるということが相当議論されております。私が郷里を回ってはだで感じてきた結果によると、これは明らかに資格要件のきびしさの前に、PR
不足という問題が多分にある。こういう話をしますと、そんないい
制度があるのですか、それでは私もすぐ行きたいが、どういうことでしょうかと聞く人が非常に多いのです。そういう意味で今後PRに一そうの
努力をしていただきませんと、せっかくの効果も上がらぬというわけです。
信用保証協会の方に
お尋ねしたいわけですが、たとえば町村の商工課というようなものを頼んだり使ったりしている。そこへあるいは国民
金融公庫や
中小企業金融公庫が出張してきて、日をきめて希望者を集めて役場の
窓口でやっていらっしゃいます。役場の商工課といえば、住民と親しいので、しょっちゅう出入りしておりますが、信用保証協会というと、ことば自体にもなかなかなじめないし、どこにあるかわからないし、こわくて行けないという印象があると思うのですが、そういうPR方法をお考えになったことがあるのかどうか、あるいはこれからおやりになるおつもりがあるかどうか、お気持ちがあったらひとつ前向きでお答えを願いたいと思います。
〔
委員長退席、加賀田
委員長代理着席〕