○田中(彰)
委員 たとえ何でも、ちゃんと
庶務課長がおって、そういうものをちゃんと検査をして、これはこれに適格するかしないか、これはどうだ、下調べをして、だんだん上のほうへ持っていって、上で
許可するということがほんとうの順序なんです。ここで
委員と
委員長が、この事件ひとつやってくれと言って、
委員長も、よろしい、これは重大だからやっていいと言われても、やはり
理事会というものがある。
理事会では、
委員長、その事件はいい事件であって、おやりになることはけっこうだけれ
ども、その前にはこういうこともあるよ、この事件にはこういうこともあるんだということが出れば、やはり直接
委員長のところへいったことが全部通るとは限らない。いわんや何十億の金で
学校を建てる、しかもこれは国有地で、ほかへ使わないという条件つきの国有地だ。そういうものを建てるには、なおさら
窓口のほうから順序を経て、その
窓口も、女の受付や、いまの男の小さい、高校くらい出た受付がおって、それを
窓口として指定するなら……。そうじゃない。受付とかそういうものは使えるかもしれないけれ
ども、ここに相当の年限、なれたそういうものばかり専門に取り扱っている
庶務課長という者がおる。それをほったらかして、どこへ持っていって何をしたか知りませんが、ある
教授が来て頼んだ。だから
許可になるんだ。いまもこちらの方に聞いてみれば、
許可するあれはない。
京都府でさえもそうなんだ。いわんや
文部省に正式な
手続を踏まないで、あなたのようなことが通るなら、われわれの党から中村梅吉君が
文部大臣になっておるから、おい、これひとつきみ頼むやと言って、
廊下で頼んで、おお
書類出してみろ、骨を折ってやるよと言ったら、それであんたは
許可になるといって、こっちの
窓口から正式に出た
書類よりそれを信じて、あなたはそれを言われるのか。また、朝鮮の問題でもそうでしょう。前はどうして断わったんだ。それは
周囲の
反対もあった。
反対のおもなる原因は三国人が入って、いろいろなことをやられては困るから断わったんだ。これはけっこうだ。今度はどうなんだ。わずかたたないうちに三国人が、文という者が入って、しかもこれが資金を
出して主権者。これが実権を握っている。
名前が
登記簿に載らなくても、株主
名簿に載らなくても、ほんとうの実権者、実力者というものがあることは、これは小
学校を出た人はみんな知っている。これは実権者……。それをいまあなたが、前はだめだったが、
佐藤のときは……。今度も三国人が入ったからおれは
反対したと言われるならいいけれ
ども、これは認めておいて、しかも今度は住職のほうへそういうことが聞こえて、わざわざあんたを迎えにやって、どうなんだという詰問まで受けているのに、そこはあなたはうまいことを言って帰しておると思う。そしてここへ来て、
委員会へ来れば、なに、うまくずうずうしくのがれればいいんだというやり方なんだ。
委員長、今度
理事会で
相談しますから、証人に呼び
出してもらいたい。刑事
局長も呼んでおいて、その前でひとつ調べていただいて、偽証があれば偽証罪で告発する。そのくらいしなければ、こういう人はわからない。これはどうです、皆さん聞かれて。初めは三国人が入ったから
周囲が庁対した。しかも、三国人に入られたんでは、名盤旧跡がこわされて、間違いを起こすといかぬから断わった。それはけっこうなことだ。そうすると、今度は自分が率先してこれをまとめた。その裏面を調べたら、三国人だった。そこから金が出ておる。しかも先ほどそこの方が言われたが、私の
学校でなくて、個人に、金要るなら十億くらい融通するぞ、これは口では十億くらい融通できると言えるけれ
ども、なかなか個人に、十億の金かあんた入り用なら使いなさいなんて、融通する人はいない。もし融通する人があったら、十億の命を持って来なさい、その利息、みんな払ってやる。そんなに簡単に十億くらいの金が、いくら三国人でも動くものではない。そういうことを、この決算
委員会で言って、通ると思ったら間違いなんで、お前の
学校全部担保に入れろ、おれに渡せ、そんなら十億
出してやるというなら話はわかる。いや、
学校じゃない、私個人だ。あんたの御人相から見ても何から見ても、十億、個人に融通する人なんか、日本にはございませんわ。外国人でも、日本に来ておる外国人じゃない。そんなことくらい見分けがつかなければ、ここの
委員はできません。みんな笑っておるけれ
ども、あんたのような年寄り相手にしてもしかたがないから、黙っておるだけだ。おかしいじゃないですか。
これは、
押谷さん、あんたのほうだから、ひとつもう少し証人を
出して調べて、偽証罪でやって、この
土地はそう自由に使えないから、大蔵省に返さなければいかぬ。