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山田(長)
委員 日本銀行の
地下室にあります
ダイヤの問題につきまして、十四日から
調査が進められておるようでありますが、実は、十二日に、私の
部屋に
決算の
池田室長に来ていただきまして、
大蔵省の
課長と
課長補佐の二名にお越しを願いました。それで、私は、
ダイヤの問題につきましては、
行監以来実は十五年にわたりましてこの問題を追及しておる一人として、まことにふに落ちませんので、そのときに、
ダイヤの
鑑定者についてはいっきまりますかという御
質問をしましたときに、まだきまっておりません、こういう
お話でした。それで、
ヘンダーソンという人だけはさまったという
お話でした。ところが十三日、一日おきまして、十四日からこれが
調査にかかった。一体そんなに、十三日、一日間をおいたくらいで
鑑定者というものが決定をするのかどうか。私は実にふかしぎでしかたがないわけです。それで、おととい
緊急理事会を開いていただきまして、
事態の変わったことにつきまして、おとといの二時半から進められた
会議の席上でも、何としてもこれは
理解ができないということで、そのときの
理事会では、いずれ
調査を進めるということで話がついたように記憶しております。そこで、なおそのときに、
上国料貴金属処理課長と、それからそのときの
課長補佐の
人たちの話によりますと、実は私は過去三回にわたって、
予算委員会におきましても、
決算委員会におきましても、二、三年おきに、
原簿があるはずであるという
質問をいたしました。そのつど、
原簿はないという
お答えでありました。十二日に持ってこられた
原簿と称されるものは、
写真の写しであります。その
資料でよいから十枚ほど出してもらいたいということを、
池田室長とともにお願いをいたしました。何のためにこういう
事態なのか、私には
理解ができませんが、私もこの
資料につきましては、
ダイヤモンドの
資料が十一冊あるはずであるという
質問をしましたところが、いや、十一冊ではなくて、十一冊目ですという
お答えであったので、私はこれを了解いたしました。私の
情報を収集した違いであったと思って、十一冊目であるということの了解をしました。それでは十一冊目とするならばその前はどうなんだ。こういう
質問をしましたところが、その前も、
貴金属のことについての
原簿であるという話であった。さらにきのう、
国有財産局長と
課長が私の
部屋に来まして、いろいろそのときの前後の事情を訴えながら、
局長は、どうも申しわけなかったという話だった。これは
課長も聞いておると思うのです。そこで
国有財産局長に、このほかにまだ
原簿があるはずであるという
質問をしましたところが、そのときには答えなかった。お帰りになられてから、
部屋に
——これはおそらく
大蔵省に帰られてからだろうと思いますが、二、三十分
あとに、私のところに電話がありまして、申しわけなかった、十一冊以後十五冊までありますという話だ。それは
内容は何だと言ったら、全部
貴金属に関するものだという話だ。私は、いまこれからまず
最初に、何のために隠しておかなければならぬかということと、もう一つ、さらに問題は、七十余冊にわたる、まだこのほかに
書類があるという話だ、一体これは何だ、やっぱりこの際明らかにしなくちゃいかぬですよ。私はこの問題について、十数年来、実は
行監から、
決算にわたり、
予算に行き、このことについて
質問をしてきているのでありますから、それがたまたま
——私のいわば執念とでも一言えましょう、私は確実な
情報を得てから、こうして追及してきているのですから。この間の
予算委員会におきましても、
国有財産局長は、
ヘンダーソンしかきまってないと言ったばかりだった。これはまあ、それからもう二十日過ぎていることでありますから、そのときはさまってなかったのかもしれない。しかし十二日に私の
部屋へ来て
質問したときには、まだきまってないという話だった。十三日一日おいて、十四日に全部きまっちゃったというのは、何としても私は、ばかにするもはなはだしいと思うのです。おそらくこれは
室長が立ち会っているからわかると思うのですが、こんなばかげたことが一体私はあっていいものかと思うのだ。
決算委をこれは愚弄していると思うのですよ。そこで私は、十五冊の
書類を何のために
秘密にしなければならなかったのか、それから七十冊の、その
あとにある
書類につきましては、一体何が書いてあるのか、まず
最初にこのことを明らかにしてもらいたい。