○肥田
委員 私は簡単に
質問いたしたいのですが、実は先ほどから参議院における
審議状況というものを見ておりました。そこで、これは確かに私自身も少し角度がはずれているように思うのですが、答弁そのものもその角度のはずれたものにまともに答弁しておられるように思うのでお伺いしたいと思うのです。
結局それはこういうことです。たとえば、
質問の
内容を私が概要を縮めてみると、ターミナルがやたらにできる、それから国有地がターミナルとして払い下げられる、こういうことによって——これは少しまた角度が違いますが、選挙運動の際に街頭演説の場所が奪われるのではないかという
質問がある。肝心なことはこれからなんです。それに対して政務次官が、これはちょっと文章を読まないと判断ができないので読みますが、政務次官の答弁は「岩間
委員の全然演説場所の、ごもっともな
お話でございまして、部長ではちょっと、雷が落ちたような、非常に該博なお尋ねでございますので、お答えがすぐに無理であろうかと思いまして、お答えいたしますが、これはやはり、選挙制度の
審議会やら、あるいは自治省やら、あれこれと、私たちではなかなか、相当研究期間をおいていただかないと、明快なお答えを申し上げかね、大切な問題と思いますが、お尋ねごもっともでございますので、その点をよく頭に入れつつ、私たちもそういう難儀な、やはり会場についてはいつも困難していることも、当面していることも経験しておりますので、よく意を体して進めたいと、こう思っております。」こう答弁しております。そうすると岩間君のほうは「次官の政治的な御答弁があったのですから、ぜひこれだけは確約してほしいのです。」よろしいですか、それからずっとその後にもやはりそれと同じような質疑応答が行なわれておりまして、そして大臣は最後のほうで「私は、現在の
交通の逼迫しております実情から、まず
交通の安全第一主義で
考えていきたい。それで、いま木村
委員が仰せられるような、
一つの
ワクをゆるめていきますと、なかなか限界等がむずかしくなってくるし、駅の前なんかが広いということは、それだけ
交通の必要性から生まれてきておる場所でございますので、本来の目的のために使うということが原則であります。ただ、演説会という場合には、それは選挙法の中で考慮すべきであって、運輸行政の中でこれを考慮していくということはどうか、このように
考えておるのであります。選挙法の中で公共施設等を使うことができておるような
措置もございますので、そういうことは選挙法の中で考慮すべきで、運輸行政の中ではいまの段階は
考えておりません。こういう答弁をしておると、その次に、じゃあなたの答弁はまるで木で鼻をくくったような答弁じゃないか、こう言われたら、大臣は今度は「ターミナルの問題につきましては、いろいろ実情等を
考えなければなりませんので、将来のひとつ課題として検討してまいりたいと思います。」将来の課題として検討されるということは、一体どういうことなのか。これはひとつ大臣、簡単に具体的に答弁していただきたい。一体何を将来の課題にされるのですか。選挙演説場というようなものを考慮して、ターミナルというものを免許する場合には、許可する場合には、そういうことをおっしゃっておる意味なのか、それともそういうものは全然別です、それとこれとは話が違いますというふうに言っておられるのか。木で鼻をくくっているような返事をしたと言われたら、今度はあなたは真綿でつかんでおられるような話をしておるので、この点はひとつはっきりしておいてください。