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藤田進君 関連。それではどうにもならないじゃないですか。
佐藤総理、これは最近私はこの
予算委員会に長年ここですわって聞いておりますが、あなたの言われていることは、これはもう
ほんとうに支離滅裂で、これはときを追って明らかにしますけれ
ども、こうやります、ああやりますということが二、三カ月もたたないうちにひっくり返ってしまっておる。それは公債、国債発行論にしてもそうですし、その他これは山ほどあります。私全部議事録をそろえて持っております。したがってもう少し
——これは
閣僚の皆さん今度相当かわられたので、うそを言う人、言わない人がまだはっきりしませんが、中にはやっぱり約束どおりぴしっとものごとを、
国会の
答弁を法律なりとしておやりになっておる人もあるし、その場限りで、
——そんなことはないとおっしゃればお許しを得て並べますがね。そこで私は、それはそれで時期を追って明らかにするとして、
羽生委員の
質疑に関連して、何をやったか、やろうとするのかということについては、どう聞いても、
質疑応答の両
当事者以外の私が聞いても、さっぱりどうもつかめないのです。三木さんは、何とかここで全
外交機能をフルに発揮してやるべきだという意欲がうかがわれるわけですが、肝心かなめの
総理のところでさっぱり。私
どもは去る三十日、開会式に引き続いての
総理の所信表明の中で、次のように言われている点を重大に評価いたしたのであります。それは現在世界の世論もそうであるが、ことに
わが国は
国民あげて
アジアがエスカレーション方式による、いわゆる熱核
戦争になるんじゃないかという素朴な、そうして
現実をはだにつけての心配というものがあるんで、これにこたえて
総理としてはこの際手を打つべきだという、この信念のあらわれ、具体的方式のあらわれがここに所信表明で出てきた、こう言った評価しておる向きも多かったと思うんです。この末端に「どのような困難があろうとも必ず平和的に解決すべきであり、
政府は、このため全面的な
努力と協力を惜しまない決意であります。」、単にここでことばの端にすぎないというふうに受け取れないんです。そうあってはならぬのであります。
ジョンソン大統領が先般記者会見において無
条件話し合いということを打ち出して、安心してこれを出されたようにしか思えない。三月の当院
予算委員会においての
総理の
答弁は、具体的に何とかひとつ手をかしたらどうか、
努力したらどうかということについては、まだその時期でない、そういう時期でないということが
答弁されておる。それが三、四カ月後の七月の三十日に、このような固い決意で
努力するということが出てきた以上、三月の
答弁とは質的にも変わっているし、事態も発展をしている。そこで過去何もやってこなかったと思わざるを得ないのですが、今後、今日のもうたいへんな緊急な問題だと言われておるわけですから、少なくともこれから先、全
外交機能をどのように発揮して、どのような手を打つのか、たとえばアルジェリアのクーデター等でAA
会議は一時延期になりましたが、それを与党の副総裁である川島さんを二度さらに派遣するということじゃなくて、みずから乗り込んでいこうと、現在の
アジアにおける政権身担当している責任者
総理は、これにほとんど乗り込んでいくんじゃありませんか。そういういわば具体的なものがなきゃならぬ。AA
会議に対する態度も含めてですね、私はここでもっとはっきりと言ってもらいたい。なければ、実はないんだと。そうでなきゃどうにもなりません。このまま進めるわけにはいきません。