○相澤重明君 関連して。大臣、私はあなたの話を聞いても、なかなかいつ幾日までという答えは出ないだろう、実はそういう頭で総理大臣を呼ばなければいかぬ、こういう話をしたわけです。岡さんは、大臣を呼んでまず聞くべきだ、私はそれにプラス総理大臣を呼べと、こう言った。それはなぜかというと、佐藤内閣がかわってほかの人が内閣の首班でやるなら、これは事情変更というものも出てくると思う。しかし、これは佐藤内閣に変わりはないのだ、改造はしたけれ
ども、佐藤内閣に変わりはない。しかも、その佐藤内閣として、とにかくこの法律を通してもらわなければわれわれは困るし、法律を通せば必ず一週間か十日のうちにやるということを、いま岡さんのおっしゃるように、われわれの
委員会で
責任を持って答弁をした。それで、あなたは数日でやめるんですよ、かわるんですよと言ったときに、いや私は全
責任を持って、そうして新しい、どなたがなるかわからぬが、
運輸大臣に引き継いで、必ずそういうふうにやりますと、自民党の内閣として、佐藤内閣としてかわらない以上、必ずやりますと、こういう話をしておりながら、二カ月もたってまだ
調査をします、
検討をしますというようなことを言われたのでは、一体、
国会の審議というものを
——特に私
どもとしては、この法律を通す場合に附帯決議というものをしているわけですよ。そういうことからいけば、
国会の意思というものを尊重しないじゃないか、こういうことで、私は、岡さんが
運輸大臣だけというそのことに私も同調したかったけれ
ども、いやいかぬ、プラス・アルファ、総理大臣も呼べと、こういう強硬論になった。そこで、岡さんの言うように、十日の
委員会が開かれるという際に報告ができるかどうかわからぬけれ
ども、私は、この臨時
国会が終わったら、次の臨時
国会でまたそういう同じ答弁をするような、ふぬけた官僚であってはいかぬと思うのですよ。ですから、あなたも大臣になって二カ月もたっているのだから、この際、やはり早くきめてもらう。要は腹だ。実は、私
どもはこの法律を審議するのに、何も公団法をつくらなくても位置はきまる、
政府がその気になればきまる、だから、きめてからこの法律をつくって公団を設立したっていいじゃないかということをむしろ言ったわけです。しかし、やはり
航空法や何かの
関係、いろいろな問題もあるから、ぜひ法律だけは先に通してくれ、こういう要請でわれわれも協力できるものはやろう。だから、
現地も私
ども飛行機でもって見たのです、全部。だから、そういうことからいって、長引けば長引くほど困難になります。現に千葉県だって、たいへんでしょう。また、
運輸省はよけいなことを言って、あっちだこっちだということをやっておる。かえって
国民の感情を刺激して、ますますその解決を困難におちいらせるようになっている。要は、政治というものは、まああなたに説法するつもりはないけれ
ども、少なくとも、
責任ある
担当者がきまったら、これはもうできるだけ早くきめていく。その姿勢を正してもらわないことには、私は
国会というものを軽視していると言われてもしがたがないと思う。ましてや、いま岡さんの話じゃないけれ
ども、前松浦
運輸大臣は食言だと、私はそれまで聞きたい。だから、場合によれば、当
委員会ばがりではなくて、
決算委員会あたりにも証人で喚問をしてもらわなければならぬ、そこまで腹が立ってしまうわけです。そういうことのないように、きょう、あなたがそういうふうにおっしゃるから、それを信頼していいと思う。だから、やはりその信頼を裏切られたときには、そうはいきませんよ。ですから、いま早急に、できれば何月何日ごろというめどを私はつけてもらいたい。それがつかないような、ぐらぐらした
考えでやっては、絶対に、事、参議院の
運輸委員会では私は通らぬと思います。あなたがどんなに説明しようとも、あとまたこの次の臨時
国会、通常
国会なんといったら話にならない。そんな気持ちはないだろうと思うけれ
ども、いま一度あなたの決意を聞いておきたいと思う。