○仲原善一君 ただいま
議題となりました二つの
法律案について御
報告いたします。
まず、
開拓融資保証法の一部を
改正する
法律案は、開拓者の経営資金等の融通を一そう円滑にするため、地方開拓
融資保証協会の会員資格及び
業務並びに
金融機関の範囲を
拡大し、中央保証協会に対する国の
追加出資の
規定を整備しようとするものであります。
委員会におきましては、開拓政策のあり方、開拓営農
振興対策等の一般的な問題をはじめ、本
法案の効果、
政府出資等、開拓
融資保証
制度について各般の
質疑が行なわれました。
討論に入りましたところ、森委員から、自由民主党を代表して、附則の
施行の日の
規定を整備する修正案が提案され、続いて
採決の結果、本
法律案は
全会一致をもって森委員提案のとおり修正議決すべきものと決定いたしました。続いて矢山委員から、
日本社会党を代表して、農用地の積極的
開発、開拓
融資保証
制度の
拡充、営農
振興資金の確保と旧債の整理、開拓農協の整備、離農対策の
充実等について
附帯決議案が提案され、
全会一致をもって
委員会の
決議とすることに決定し、農林大臣から善処する旨の
発言がありました。
—————————————
次に、
八郎潟新農村建設事業団体
法案は、
八郎潟の国営干拓事業によって干陸された中央干拓地に、新農村を建設するため、農地等土地基盤の整備、営農施設及び社会公共施設の建設等の諸事業を、入殖に先立って、総合的かつ計画的に実施する機関として、
八郎潟新農村建設事業団を設立し、その組織、
業務、財務、会計等について
規定しようとするものであります。
委員会におきましては、干拓の意義、新農村建設事業計画、入殖の方針、地元との
関係、事業団の組織、人事、存続期間、調整池の活用、鉱業権との
関係等、諸般の事項が問題となり、
討論に入り、別に
発言もなく、
採決の結果、本
法律案は多数をもって
原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
右御
報告いたします。(
拍手)