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1965-06-01 第48回国会 参議院 石炭対策特別委員会 第20号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和四十年六月一日(火曜日)    午後九時五十四分開会     —————————————   出席者は左のとおり。     委員長         阿部 竹松君     理 事                 亀井  光君                 堀  末治君                 大河原一次君                 大矢  正君     委 員                 鬼木 勝利君                 大竹平八郎君                 川上 為治君                 剱木 亨弘君                 郡  祐一君                 徳永 正利君                 二木 謙吾君                 小柳  勇君    説明員        通商産業省鉱山        保安局石炭課長  佐伯 博蔵君     —————————————   本日の会議に付した案件 ○当面の石炭対策樹立に関する調査  (山野鉱業株式会社山野鉱業所爆発事故に関す  る件) ○委員派遣承認要求に関する件     —————————————
  2. 阿部竹松

    委員長阿部竹松君) ただいまから石炭対策特別委員会を開会いたします。  当面の石炭対策樹立に関する調査を議題といたします。  まず、本日の山野鉱業株式会社山野鉱業所爆発事故について、佐伯鉱山保安局石炭課長から報告を願います。
  3. 佐伯博蔵

    説明員佐伯博蔵君) 夕張、伊王島炭鉱災害に引き続きまして、再び、三たび山野炭鉱爆発を起こしました。まことに申しわけございません。ただいまからその概要を御説明さしていただきます。  起こりましたのは、山野鉱業株式会社山野炭鉱本坑でございます。これは甲種炭鉱に指定されておるところでございます。場所は、福岡県の嘉穂郡の稲築町でございます。それで、災害が起こりましたのは、本日六月一日の十二時四十分ごろと推定をいたしております。いままで入りました情報によりますと、ガス爆発で、あるいはそれから炭じん爆発に誘発したのではないかというふうにも考えられますが、その点、まだ正確にはわかっておらないわけでございます。  本日一番方で当坑に入坑いたしておりました者は五百五十二名でございます。現在、もう若干たっておりますが、大体十八時三十分現在でございますが、まだ坑外に上がっておらない方が二百四十三名ございます。そのうち、十五名の方は杉谷第一卸しの八百メートルレベルのところにおきまして死亡されておることを救護隊確認をいたしております。それから、そのほかに、現在二名の方が死亡いたしておりまして、九名の方が負傷なさっております。災害が起こりますと同時に、直ちに炭鉱におきましては救護隊を招集いたしまして坑内に入り、罹災者救出等に当たっておりますが、ただいま申し上げましたように、現在のところ、まだ多数の方が坑内に残られたままになっております。  事故発生と同時に、福岡鉱山保安監督局のほうから、麻田局長及び武田石炭第一課長以下十三名を直ちに現地派遣をいたしまして、罹災者救出の指導に当たっておるわけでございます。そのようなことで、まだ坑内には一酸化炭素及びメタンガスも相当ございますので、救護隊活動によって罹災者救出に励んでおる次第でございます。  それから、ただいま通産省鉱山保安局長が三名の監督官等を帯同しまして現地のほうに向かいつつあるわけでございます。現在までの情勢はそういうことでございまして、罹災者救出状況等につきましては、刻々情報をもらっている最中でございまして、いまだそのような形で多くの方が坑内に入っておられますので、一人でも多くの方が無事に救出されますように祈っている次第でございます。  ただいままでわかっております情報について御説明申し上げました。
  4. 阿部竹松

    委員長阿部竹松君) ただいまの報告に対し、御質疑のおありの方は、順次御発言を願います。
  5. 鬼木勝利

    鬼木勝利君 質問じゃないのですが、ちょっとお尋ねするが、先ほど九州から私に電話がかかっているのは、坑内で二十二名死亡しており、二十七名が重傷だ、上がってきている人で二十九名がけがしておる、坑内電話連絡がとれたという九州から先ほど私に電話があったのですがね。
  6. 佐伯博蔵

    説明員佐伯博蔵君) まことに申しわけないことでございますが、山野炭鉱の現場に行っております監督官が、現在行きました者は、大部分坑内の現在行ける範囲のところまで行っておりまして、情報はそれからあがってきまして福岡連絡が来、それから私のほうに来るというようなかっこうになっておりますので、先ほど申し上げました状況数字は、若干古い数字になっておって申しわけございませんが、私もただいまテレビで見たところでは、これよりも多くの方が罹災されているということが確認をされたというふうにニュースのほうでは申しておりますが、私のほうの監督官は現在坑内に入っているものですから、若干古い情報でまことに申しわけございません。
  7. 鬼木勝利

    鬼木勝利君 わかりました。あなたのほうも無理はないと思う。
  8. 大矢正

    大矢正君 これはいろいろと質問したい点がありますが、まだ実態がつかめない中で質問してもしようがありませんから、一応きょうのところは様子を見るということで、質問を保留させてもらいたいと思います。
  9. 徳永正利

    徳永正利君 私は質問じゃないのですが、これはいま大矢君の言われたような状況で、いま質問してもしようがないと思いますが、状況はつかみにくいと思いますが、通産省は、いま内閣改造とか何とかいって、国会も終わったというようなことで、何か気をゆるめぬように、この問題については、きょうは課長一人しか出てきてないのだが、大臣によく伝えて、万全の処置をとっていくように、特に希望しておきます。
  10. 佐伯博蔵

    説明員佐伯博蔵君) いま徳水先生から指摘されましたこと、肝に銘じまして上司に伝え、万全な対策をとっていきたいと存じます。
  11. 阿部竹松

    委員長阿部竹松君) ちょっと速記をとめて。   〔速記中止
  12. 阿部竹松

    委員長阿部竹松君) それじゃ速記をつけて。  別に御発言もなければ、本件につきましてはこの程度にとどめます。     —————————————
  13. 阿部竹松

    委員長阿部竹松君) 次に、委員派遣についておはかりいたします。  閉会中の委員派遣については、その取り扱いを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  14. 阿部竹松

    委員長阿部竹松君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後十時三分散会