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参考人(挾間茂君) ただいま
委員長から
お尋ねがございました横浜市洋光台団地の件につきましては、この
委員会の席上で私から概況を御
説明申し上げ、また
委員長から御要望がございましたので、私も実は先月の十四日現地にまいりまして、よく見てまいったわけでございます。また、開発事務所長等からもその後のいきさつ等についてよく尋ねて、対処をいたしております。
概要を申し上げますと、昨年の十二月十九日に笹下町の方々の御会合を願いまして、権利者側からの御要望を承り、
公団側としてのその点についての御意見を申し上げたわけでございます。次いで昨年の十二月二十五日矢部野部落の代表九名の方々と
公団側と会合を持ちまして、いろいろ意見の交換をいたし、権利者側からの御要望、また
公団側としてそれに対して、どういうふうに配慮し、御希望に沿うようにいたすかということを御協議を申し上げたのでございます。さらに一月七日に矢部野町の代表の方々と会合を持ちました。次に今年の一月三十日に、これは地元で市の農政課長また地元の農業
委員会の方々等も加わっていただきまして、地元の権利者側の御要望、それに対する
公団側としてのとるべき方針等について御協議を申し上げたのでございます。いろいろ御要望がございまして、結論的に申しますと、たとえば減歩の場合におきまして、平均いたしますと三五%くらいの減歩になりますけれ
ども、非常に土地をお持ちになっている面積が小さい場合には、それが三五%の減歩ということになりますと、実際土地利用の価値ができないわけでございます。かような特例的な場合につきましては、区画
整理審議会において審議をいたす場合に、その減歩を減歩するということは、他の地区においても時々例があることでございますので、そういうような
扱いをいたしまして、また、農業を営んでおられる方々につきまして、その換地はなるべく現地換地にしてほしいという御要望がございますので、これまた区画
整理審議会の審議の際に、でき得る限りそういうふうな努力をいたしたいと思って、その点御了解をいただきたいと思います。なお、特別の場合がございまして、
公団側におきましては、
公団が取得しております保有地の一部を御要望の方の換地に接続して換地するとか、これはかなり予想せざるいろいろな問題がございますので、それはよく御協議を申し上げ、御了解を得て円満にこの事業の進行をするようにいたしたいと思っておるのでございます。
昨年の
決算委員会で
お尋ねがございました点につきまして、ただいままで鋭意努力いたしてまいりました点を御報告申し上げまして、また、なお地元の方々で、反対をしておられる方々につきましても、るる御
説明申し上げまして、言葉を簡単に申し上げますと、前向きの姿勢でこの問題を対処するように、私
どもとしてできるだけの努力をいたしたいと、こういうふうに考えて進んでいるわけでございます。