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羽生三七君 で、先ほど
運輸大臣からも
お話があったように、
衆議院のほうでは、これに
関連していろいろな決議なんかも考慮されておるようですから、先ほど来申し上げた
理由によって、この問題について一段とひとつ思い切った努力をしていただくことを
希望いたしますが、特に、先ほ
ども述べたように、
日英航空協定がせっかくまとまっても、その中間が切断されておったら、何も
意味のないことになるので、なおさらこれを強く要望するわけです。
それから、これと
関連をして、
日ソ間の
——私のほうはみな簡単ですから、どれもこれも
——日ソ間の
航空協定問題、これはまあ前々からいろいろな案が出て、まあそのままになっておるわけですが、最近では
日本が、まあどの
航空会社か知らぬけれ
ども、とにかく
日本が
ソ連機を買って、それから
パイロットも
ソ連人を使って、
日航——まあ
日航というか、一応
日航として
——日航の
社員として、それで
運航してはどうかという
意見も出ておるそうで、その
社員としておる
期間は何年とするかということに問題があるそうですが、これはあるいは
政府の耳に入っておることかどうかそれは知りませんが、そういう動きも具体的に一部には出てきておるほどに、これもやはり
航空協定の
前進を望む声が非常に強いわけですね。で、それはとにかくとして、
東京−モスコー間の
相互乗り入れの問題、それからまた、場合によると、一部には
新潟−
ハバロフスク間という
議論も出ております。これは、ここにおる
岡田君と私とこの前ソビエトに行って話し合ったときに、その問題がさんざん出まして、けれ
ども、
政府でもないわれわれがあまり深く立ち入るのはどうかということで、話はしましたけれ
ども、まあ、立ち入ったことはやりませんでしたが、具体的には、
日ソ間の
航空協定についてはどういう
状態になっておるのか。全然
前進がないのか、あるいは
政府が何か考えておるのか。特に、この前
コスイギン首相が
佐藤総理の
訪ソを要望して、それに
関連をして
航空協定なんかにもまあ触れるがごときそういう
書簡も来ておるわけですね。で、今度は
赤城さんも
訪ソされてその問題にもあるいは場合によったら
——目的は違うけれ
ども——ことによったら触れぬわけでもないらしいので、この際ひとつ
日ソ航空協定——協定はないが、
日ソ航空問題についての
現状をひとつお聞かせいただきたいと思います。