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中村(時)
委員 政務次官、いまお聞きになったように、実際には大体の全貌がこれで明確になったと思うのです。そこで、残ってくるものは、
あとはその
内容の問題なんです。たとえば先ほどから言っていますように、私は一点一点を申すのは時間の関係もありますので、たとえば青果
会社であるとか、仲買い人であるとか、加工
業者の
輸入は一応明確に整備をしてしまう、そうして
輸入業者は
輸入業者、卸売り
業者は卸売り
業者、それから仲買い人は仲買い人、小売り商は小売り商、そういう姿の
秩序ある
流通機構の
確立をまず第一にお願いをしておきたい。このことがやはり本質的な問題としての
流通機構の過程に入ってくる、こう私は思うわけです。それから卸売り
会社などの市場外の流通
業者をもって流通
団体を
組織して、
流通機構の整備をそれに伴って一緒にやってもらいたい、それから流通
団体は、国産果実の豊凶を検討して、その競合を避けて、適正
輸入を行なうために、
政府と十分な協議を行なって、そして参加流通
業者への配分をやってもらいたい。それから兼業
輸入業者をやっぱり明確にしてもらいたい。そして
輸入専業者をもって
輸入組合というものをつくってもらいたい。いまのところ、兼業やいろいろなところでかってほうだいにやっておりますけれ
ども、先ほど言った卸売りあるいは仲買い人、そういうようなものが、両方の兼業という姿でなくして、やっぱりすっきりした姿の中に立っていろいろやってもらいたいと私は思う。これは
流通機構の上から私は言っているわけなんですが、
輸入組合をつくる場合において、もう
一つ私は
皆さん方に明確にしておきたいのは、現在
アウトサイダー的なものが非常に問題になってきておる。それを整備し、統合して、そしてなるべくなればこの
輸入組合の中に包括していただきたい。これを切り捨てるという
意味でなくして、救いの道も一方であけておいていただきたい。そういうような
方向で
一つ一つを流通の過程の中で明確にしておいていただくことが第一点。
第二点は、いま言ったように、国際的な問題もありますが、
台湾のほうとしては、CIFによって何でも積み込みさえすれば
日本の
業者は買う。もちろん、これは
日本業者の情けない商人根性が動いておるから、こういう結果になると思うのですが、そういう点を商人側に、そういう根性を持っている
人たちにまかせたのではできないということなんです。だからこそ、
政府のほうで指導力を出して、
輸入組合設立のてこ入れをしていただきたいということを第二点に申し上げるわけです。
そうしてその全体のながめ方は、やはり
日本の果実栽培者――大体どういう
程度にしていくかという
輸入量の適正化、これを明確にしながら推し進めていただきたい。こういう
方向でひとつ結論が出るなれば、早急にこの
委員会に結論を持ってきていただきたい。
これだけを要望いたしまして、私は、最後の結論は、
農林、
通産両大臣の出席を求めて明確にしておきたいと思いますので、
委員長からそういうお取りはからい方をお願いしておきます。