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森本委員 そこで、この
事件の問題でありますが、どうもこの
事件について、いまの
政務次官の
報告をずっと聞いておりますと、ふに落ちない点が非常に多いわけです。いかに上州がかかあ天下といわれて女の人が強いといわれても、これだけのことを
電話交換の
主任の人がやっておって、しかも実際問題としては、
局長も
局長代理も
主事もおって、その
主事と
局長代理が、これに対して全然制止もしておらないし、あるいはまた、それを統制しておるということもやっておらない。これは単に
局長の
管理能力だけではないと思う。何かそこに伏在した
原因がなければこういう問題は出てこないではないか。これは私は憶測になりますけれども、
特定郵便局ではいろいろな問題があるわけです。たとえばここの
当該局にあったとは申しませんが、しかし全国的ないろいろな問題を考えてみると、
男女関係、
不祥事件、こういう問題がいろいろ内部に介在しておるというふうなことが、
特定郵便局のいままでの事故の
内容についてはありがちであります。そういう点について、ここまでこういう人たちが増長するということは決してない、何かどこかに、
当該局の
管理のやり方について欠陥があるのではないか、あるいはまた隠された事実があるのではないかという点が、私は非常に心配になるわけであります。そういう点について、たとえば「週刊サンケイ」でありまして週刊誌でありますから、これを全部信用するとは私は言いませんが、ただ報道されたことを読んでみますと、こういう点について郵政省の
監察局が
監察をしておるかどうか、たとえばここに
一つの理由として、
松井田郵便局では、数年前に金銭的
不祥事件があったんだ、
局長も痛くもない腹を探られたんだろうということが載っておる。それからもう
一つは、
交換手同士のいろいろな問題で、向こうのことばでは、「お根性悪のオッコちゃん」というふうにいって書いてありますが、そういうことで、とにかくいろいろな難くせをつけられて
交換手としてやれないということから、若い
交換手の中には、ノイローゼになって長野県の千曲川に身を投げて自殺をはかった者がある、こういうことも書いてありますし、もう
一つは、一番ひどい人は、朝起きたままの姿で出勤をして、気に入りの
交換手を呼んでは髪を結わせ、蒸しタオルをつくらせて顔を洗い、肩をもませて
交換台に着くということも書いてありますし、それ以外にもいろいろなことがこの中にあるわけであります。たとえば、
松井田の市外
電話はなかなか通じない、隣町の安中市には
電話するよりも自分で行ったほうが早い、あるいは気に入らぬ人が
電話をかけた場合には話し中ということで切られる、だからあまりにもえらい人だからさわらぬほうがよかろうというようなことを町の人が言っておる。これを全部信用するとは私は申しません。しかし、少なくとも
郵便局というものは国民の
郵便局であって、国民に親しまれなければならぬ局であります。それがそういうことで
一般の町民に対して不快感を及ぼし、さらにまた、そういうようなうわさがあるというようなことについて、一体郵政
監察当局には、そういううわさが今日まで全然耳に入らなかったかどうか、その点をまず
監察局長に聞いておきたいと思いますが、隣局の
局長あるいは
特定局長会長あるい
部会長あるいは指定局、そういうところから、そういう点のうわさというものがいままで
監察局に入ってきたことがなかったかどうか、その点を聞いておきたい。それから
郵政局も……。