○原(茂)
委員 特に
局長なり
建設省が故意に漏らしたりというようなことを私言っているわけではありませんから。
——そこで、中央道の具体的ないままでのおさらいみたいなことも含めましてちょっとお答え願いたい。
まず第一にお
伺いしたいのは、東京−吹田の全キロ数ですが、これは依然として五百三十キロ前後というふうに見てよろしいのか、それが
一つ。
それから小牧−吹田でございますが、これはすでに名神高速道として約二百キロ前後ですか、百八十九キロくらいのうちの大部分か何%か完成をして、名神
国道として使用されておると思うのですが、この点完成しておるのか、どの
程度が残っておるのか、お
伺いしたい。
次には、諏訪回りになりましたから、東京−諏訪−小牧ということになると、いまの計算からいくと三百五十キロか六十キロ前後のキロ程になる。それから富士吉田−小牧の間でございますが、これは二百六十キロくらいになると
考えてよろしいのかどうか。
次には、幅員でございますが、当初
計画されましたとおりの二十五・四メートル、四車線という幅員で現在変わらずに推進をするものと
考えておりますが、それでよろしいかどうか。
それから総
予算でございますが、たしか昨年二千七百四十九億というふうにお答えを願ったと思いましたが、この
予算が変更されておるか、その見込みがあるかどうか。
それから細部路線の
計画の決定でございますが、
皆さんの場合、基本
計画ということばを使っておりますが、この決定というものが四十二年ごろには終るというふうに昨年御答弁をいただいたように思いますが、現在それ以上に推進をしていると思うのですが、その基本
計画の決定される時期。
次に着工の時期についてでございますが、これがまたいろいろとうわさの種になっております。前に第一次五ヵ年
計画、ちょうど三十九年から四十三年まで、そのうちの四十二年ごろには着工するということを聞きましたが、そのとおりなのかどうか、それ以上に推進されているように私は思いますし、促進をしていただきたいという気持ちで一ぱいでございます。
次には完成の時期なんですが、第二次の五ヵ年
計画、四十四年から四十九年、この間には完成をするだろうというようなことがほぼ想像される答弁をいただいておりますが、現在になってまいりますと、完成の時期をこの時期に見込んでいるということが言えると思いますので、完成の時期について明瞭に見通しをお答えをいただきたい。それから第三次五ヵ年
計画、五十年から五十四年ですか、というものがすでにおありになると思うんですが、少なくともこの完成の時期というものは、第三次五ヵ年
計画には入らない。はっきりとした見通しがないにしても、第二次五ヵ年
計画中には完成をするというようなことを、せめて見通しとして御答弁が願えるかどうかということをお
伺いしたい。
その次に、先ほどもちょっと
大臣に
意見を申し上げたわけですが、前の
河野さんがまだ
大臣のころにお
伺いをいたしまして、
局長からも御答弁をいただいております二十号のバイパスでございます。当時
建設省がお持ちになっておりましたような
計画では、残念ながら
地元でいろいろと壁にぶつかって、やむなく五十メートルなり百メートル、山の土手に沿って上に上げるということでもしない限り、あの路線の早期着工なり実現というものが非常にむずかしい幾多の壁があるように
考えているのですが、そういうような
調査、あるいはその後一年たっておりますが、一体中央道がいま
お話しのような南回りで諏訪湖を迂回しまして南下するということになったときに、依然として二十号バイパスというものは、さきにお示しになりましたような
計画路線どおりに進めて差しつかえないし、それでいくのだ、むだも無理もないのだというような御
検討の結果が出ているか、私はもう少し二十号バイパスだけは
検討を要するといまだに思っていますし、少しくこれの路線というものは再
検討どころか、変更する必要があるのじゃないだろうかという
意見を持っておりますが、きょうはその
意見を申し上げようとは思いません。いま当局として、私の昨年
お願いをしたり提案をいたしましたことに対して
検討をされたはずでございますから、その
検討の結果を、むだも無理もない、あれでいい、あるいはいろいろな
状況、条件下にこういうふうに変更をしようと
考えるということを中央道の大体の予定ができると同時に、その後の
検討は進んでいるはずでございますから、その
検討の結果についてお教えをいただきたい。
それから、いま
お話しのございましたように、中央道は湖水の南岸を通るのだという
お話でございますが、現在富士吉田から甲府を通り、甲府から諏訪に入り、諏訪から伊那に抜けということになる、その諏訪から伊那というときの路線が南湖畔になるのだというふうに理解がされるわけですけれでも、その場合に一応も二応も
検討の材料として、有賀峠を越して伊那に抜けるという、トンネルをつくるかどうか知りませんが、あるいは有賀峠を越して
——これもトンネルが一部必要になるかもしれませんが、辰野に抜けるものを
検討されたことがあるか。もう
検討の価値がないのか。そういう問題が、実は先ほど申しましたいろいろなうわさの種になっております。いやここを抜けるのだ、だれだれが言ったけれども、ここへトンネルをつくるのだ、そして辰野にぶっこ抜いてくるのだぞというようなことで、諸説紛々で、いろいろと惑わされる多くの人々もおるわけです。そういう観点から
検討されたことがあるか。
検討の結果、現在の予定としては、一番ベターな路線として湖水の南岸を通るのだというようなことになったのかどうかの
検討の経過、これをお教えをいただきたい。
次に、これは前から言われていることで、私たちも
承知していますが、諏訪回りになりましてからも、富士吉田−小牧間の
工事、あるいは
調査その他一切の着手をする順序としては、飯田と小牧がまず先だということが言われて、なるほどそうだろうという常識になっていますが、この際なぜ飯田と小牧を先に着手するというふうな御決定になったのか、その理由を多くの人にわかりやすく御
説明を願いたい。
それから、
調査に実際に着手される時期ですが、富士吉田−諏訪、諏訪−飯田、飯田−小牧、三つにたとえば分けたといたしますと、その
調査に着手をされる順序、大体の時期の見当、いつごろの予定だという見当、それから
調査が終わりまして着工をするという段階になるのがいつごろで、その順序は、いま言った三つのうちどういう順序になって、そうしてその三つの区間、区切ったときの
道路完成の見込みの時期をお教えをいただく。
次に、いま言った、三つに分けました
調査と
工事に実際に入りましてからの
予算、
費用の内訳についてお
伺いをしたいわけです。測量は、すでに
——いまの御答弁の中にも
調査測量といいますか、始まっている個所がるようでございますが、現在実際にどの
程度測量が進み、どの
程度見込みとして、測量が終わる時期はいつごろに見ているということもついでにお答えをいただきたい。
それから次に、これも一番大きな問題になり、うわさの種になるのですが、インターチェンジについてであります。大体二十キロ間隔でインターチェンジが原則としては
考えられる、二十五キロ、三十キロだ、いや四十キロだ、この中央道の諏訪回りになりましてから、いろいろとまことしやかに
意見も出ています。そういう原則がおありになるのかどうか。何キロ間隔でインターチェンジをつくるのだ、そうでなくて、土地の
状況、
道路の
計画上のいろいろな条件、都市とまわりにおける農村等の関連においてインターチェンジというものは、何キロを原則とするという原則なんかないのだ、実際には、完ぺきな
調査の後に二十五キロのところもあり、四十キロ間隔もあり、あるいは必要がれば十五キロ間隔もあるのだということになるのかどうか、それが
一つと、現在すでにインターチェンジを大体こことここというふうに、
建設省の文書にはございませんが、その他の外郭団体みたいなところからの文書には、ある
程度それをほのめかす印刷物が流されております。それをごらんになっておられると思いますので、一体
建設省としてはインターチェンジをいま申し上げた第一の条件に合わせまして、現在のところではどことどことどこにインターチェンジを設置する予定なんだというようなことが、できる限り明確に、無理かもしれませんが、わかっておりましたら、ずばりとお答えいただくほうがいいんじゃないかというふうに思うわけです。そのことが言えないんでしたら、言えない理由も率直にお
伺いをしたいと思います。インターチェンジをつくるときに、この二十五メートルというような大きな
道路のインターチェンジが最小限度、場所としては、スペースとしては、どの
程度の広さが必要なのか、むずかしい
質問かもしれませんが、いままでの経験に照らしでもけっこうでございますから、どのくらい
程度の広い地域が最小限度なければインターチェンジは不可能だというようなことがお答え願えるのでしたら、その次にお答えいただきたい。前段のこの場所、この場所にインターチェンジをというお答えがたぶんないかもしれないという予想で、しかもデマを粉砕するためにお
伺いしているわけですが、最小限度の広さというものはこの
程度必要なんだ、これ以上なければいけないという広さについて、これをひとついままでの経験に照らしてお答えをいただきたい。
特に諏訪
地方に限定してお
伺いをその次にいたしますが、茅野市という地域内ですと、海抜相当高いところに、あまり高過ぎるような条件ではありませんが、高いところにある
程度のインターチェンジの設置が可能な場所があります。これが一たび諏訪市というところに茅野市から入りますと、非常に低いところ、ある
程度雨が降りますと水が出る。河川とほとんど同じくらいの高さに平地がございまして、インターチェンジにちょっと向かないのじゃないかと思われるような場所があります。しかしそこが一番有力だという説を流し、相当権威のある人がこう言っているんだというような住民の受け取り方がこれに非常にウエートを置いているようでりますが、こう言っただけでおわかりになると思うのですが、一体、そうした低い、湿地帯とは言いませんが、非常に低い場所と、ある
程度の高度を持った場所というようなことが、このインターチェンジをつくるときの条件として
考えられるものか、技術的な関連でそういうことが必要になるかどうかということをお
伺いしたいわけです。
それから場所は言えないにいたしましても、インターチェンジ全体を諏訪に入りましてから飯田の間に何ヵ所ぐらいは必要だということが、
計画や試算ではすでにいろいろとおやりになっているはずでございますが、差しつかえない範囲で、もし最小限度でもその
程度のお答えはぜひちょうだいをしたいということを、インターチェンジについてお
伺いをいたしたいと思うわけです。
以上が、中央道の、現段階における特に関連する地域の多くの人々に不測の迷惑をかけないようにということを
念願しながら、お
伺いをしているわけでございますので、はなはだ時間の
関係で一括してお
伺いして恐縮ですが、答弁漏れのないようにひとつ懇切、しかも簡潔にお答えをいただきたいと思うわけです。
質問をこれで終わるわけですから、
お願いいたします。