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柳田委員 このお経の
原案は
事務当局がお書きになったのですか。そんなところまで
事務当局が
委員長を補佐するのは行き過ぎだと私は思う。
委員長はこの
議院運営委員会の
行司役なんですね。だから、
自民党のほうから
社会党に対して、そろそろILOの
特別委員会の
委員名簿を出せよというようなことを
伊能さんが言われることは御随意であって、これは私はある意味においてご
もっともだと思う。しかし、
委員長がちゃんと
原案を書かれたお経を読み上げるというようなことは、これは全くおかしいと思うのです。いま
伊能さんからも、わが党の立場を了承した上での非常に
含みのある御
発言でありますから、われわれはそのとおり受けまして、表現としては
旬日を出ずして、こう言っておきますけれ
ども、なるたけ早く
出します。
同時に、
自民党さんのほうにお聞きしたいのですが、この前こちらに
官房長官を呼んで、
法律案の
提出、そのうち
予算に
関係のある
法律案の
提出等については、大体限度をきめたわけです。その中で、
予算委員会等でもだいぶ問題になって——すでに
予算は参議院にいっておりますが、いまだに保険三法は出ておらぬ。こういう点、あるいは
三矢研究に対して院内に
特別委員会をつくろう、こういう提案をしたのは、これは初めは
議院運営委員会でやったわけです。そのときに民社党のほうは、
予算委員会で起こったことだから、ひとつ
予算委員会の中に小
委員会をつくろうということで、その小
委員会をつくるときに、その
審査、
調査に必要な
資料は、というふうにしてやったのを、その
調査に必要と
自民党で認めた、あるいは
調査に必要と政府で認めた
資料はと、こういうふうに読みかえていまだにお
出しにならない。お
出しになるとすれば、これは換骨奪胎のようなものしかお
出しにならぬ。こういうのも私はどうかと思う。われわれ
社会党のほうでも
約束を守りますが、また、われわれが
約束に対していささか渋滞しておる点は責められてけっこうであります。われわれは、その点は、われわれなりに善処いたしたい。しかし、
自民党さんも、われわれ
社会党に
約束したり、あるいは
国会を通じてお
約束になったことは、これはひとつ守っていただきたい。こちらにばかり向けられますが、みずからのほうはどうなっておりますか。それもひとつお尋ねしたいと思います。