○亀田得治君 ちょっと関連して一、二点確かめておきたいわけですが、女子のからだを調べる場合に、女子の方に調べさせるということをきちんとはっきり確立すべきなんじゃないですか。その点は
警察内部で検討されておるでしょうかどうでしょうか。私が実はいろいろ心配するのは、やむを得ない
事情のある場合に身体
捜索をするというふうに
先ほどから
警察は言われておるわけですが、そのやむを得ない場合の認定というものはなかなかむずかしいわけです。そういう非常に重要なことを末端の
警察官がその場で認定をするわけですから、私は必ず間違いがあると思うのです。間違いのない人もあるでしょうが、多数のことですから、善意であっても間違うわけなんです、そういうむずかしい認定というものは。だから、したがって、この実行方法というものをもっときっちり明確にしておく、このことが大事じゃないか。その明確にする一つの問題点は、ともかく女子の方の身体
捜索、これは形態がいろいろ複雑なようですが、それについては、女子の
警察官にやらす、あるいは女子の
警察官が足らぬところではどうするとかという問題も起こるでしょうが、しかし、足らぬ場合には足らぬで、足るようにそれこそ考えなければいかぬわけでして、現状おらぬからやむを得ぬ次第ということで男性の
警察官にともかくそれをやらす。それは女子がそこに立ち会っておったって、それ以前の問題だと思う。その
捜査のしかたがいろいろ複雑ですから、だから立ち会っておるからいいというものでもないし、少なくとも女子のからだにさわるということは、もう結果のいかんにかかわらず、非常にいやな、嫌悪が残るわけでしてね。その点をはっきりすべきである。どういうようにそれは検討されておるのか。いまの考えですと、やむを得ない
事情があれば
——その点、やむを得ない
事情であったかないかということにどうも重点がある。やむを得ない
事情であれば、どうも人も足らぬのだし、男子がやってもいいというふうな考え方に大体なっておるようですが、それが私はちょっとおかしいのじゃないかというふうに思うのですが、どういう検討をされておるか。