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田中一君 そこで、この問題は、一生懸命勉強したと思いますけれ
ども、見落としたということですから、そういうことがあり得ると思いますから、その点は、いまの
大臣の答弁でけっこうです。そうすると、いま提案されているこの
法律というものは、多少変わってこなくちゃならぬと思うのです。これは住宅
局長に伺いますが、けさも、建設省の住宅局の
建築指導課長から、ゆうべ話がつきましたという耳打ちがあったのでございます。ゆうべ話がつきました。しかし、そんなこと、
法律を提案しながら、ゆうべ話がついたから
云々じゃ困るので、やはりわれわれは法文上明らかにそれを
規定するのが当然であります。たとえば話のついた点、話のつかない点、私も、きのうは、
無線通信部長が私の部屋にいたものですからいろいろ聞きました。また、きびすを返して三宅
指導課長も来た。よく御懇談しておりますが、それらのこまかい点までも全部了解がついたという、きょう話を聞きましたが、了解がついたならば、了解がついたとおり法文の修正をなさい、これが正しい立法府の姿です。原則は、十二メートルというものは認めないで、あと省令か話し合いか何か知らぬけれ
ども、そうしたもので了解するということは、国民は知りません。私は、こんないやな
質問をしたくないんです。したくないんですが、国民はやはり、成立した
法律によってそれを判断しなければならないものでありますから、当然いま提案されているこの
法律案の修正が必要だと思います。これは当
委員会の
逓信委員会の方々に、
委員長を含めてお願い申し上げます。すべて、
法律は、解釈によって
云々ということがたくさんございます。たとえば、憲法第九条に、明らかに戦力は持たないときめておりながら、自衛隊を持っておる。また一面、自衛隊を今度は国防省にして、ほんとうの軍隊にしようなんという動きが、与党の諸君の中にもたくさん出ておる。私
どもは、こういうことは不安でなりません。うしろに何を隠しておるかわからぬ。こうなりますと、われわれの
社会はいい
社会になりませんし、いま提案されておるこの
法律の
一つの
条文にしても、これから
日本が平和国家として栄えていく場合には、当然
高層建築等が予想されるのです。ましてや、土地の少ない
日本の領土、これが、たとえ住宅にいたしましても、平面的に伸びていったのじゃ困る。したがって、十階、十一階というような住宅も出ないとは限りません。その際に、三十一メートルということを厳としてここで押えているということは、これは法を行政官庁の行政面の解釈によって
云々ということに印象づけられますから、非常に良心的な
古池郵政大臣でありますから、おそらく、
逓信委員会の皆さん方の修正案には同意なさると思うのです。この際、演説ぶつわけじゃございませんけれ
ども、ひとつ
逓信委員長のもとで善処を願いたいと思います。——
委員長、これで終わったのではございません、まだ……。
そこで、昨日、話し合いがついたという話し合いをここで御披露願いたい。話し合いのついたという話し合いを披露していただきたい。そして、それを文書で当連合
委員会に提出をしていただきたいのです。三十分や一時間待ちますから、その間に、その話し合いのついた
条文をお出し願いたいと思います。
委員長、これをひとつ要求願いたい。