○専門員(
中島博君) 第一番の
道路関係について、
道路関係のナンバーで順次申しますと、一級国道四十二号線の早期改築——和歌山県からの要望でございますが、これは和歌山から津市に至る一級国道でございます。これの改修が非常におくれておりますので、また、現状を見ましても、非常に未改良部分が多い。これらについての早期改築を要望したいということでございます。
第二の阪和国道、これは国道二十六号線でございますが、並びに一部四十二号線に入っておりますが、
相当車両数がふえておりまして、すでに飽和状態でありますので、この第二阪和国道の
整備ということについて地元の要求でございます。
第三番目は、これは二十四号線でございます。ちょうど奈良の
中心市街地を通る部分が、あとにもちょっと都市
計画の中に出てまいりますが、非常に奈良の市街地が狭くて、現状は、ここを
相当の砂利トラックなどが走っております。特に近畿地方は、五条付近における砂利の採取のために日に数千台通っております。この二十四号線は、砂利トラの
道路と言ってもいいくらいに使われております。この市街地を避けたところに、一級国道二十四号線の奈良バイパスを
建設していただきたいというのが第三番目であります。
四番目は、一級国道一号線及び九号線の
整備、この線では、一号線については、枚方国道及び宇治国道、九号線につきましては、丹波町−夜久野間及び老ノ坂トンネルの
整備を至急に実施していただきたいというのであります。
五番目は、二級国道一六一号線、これは阪本−京都のバイパスでありますが、名神もできまして、ちょうど京都南インターまで入ってきまして、最近ここらあたりは、滋賀県の琵琶湖の北岸のほうに抜ける自動車が非常に多く、これは現在の大津市、逢坂山の付近が非常に難渋しております。京都南インターから大津市下阪本町のほうに至ります約九・五キロのバイパスをすぐに
建設してほしいというのが第五番目でございます。
第六番として、これは二級国道一六五号線の大和高田のバイパスでございます。本路線は、やはり
相当国道が入ってきて、また、ここは平面交差になっております。国鉄、私鉄の平面交差の四カ所が非常に幅員が狭いので、早急にこのバイパス
建設をしていただきたいというのでございます。
七番目は、二級国道一七〇号線で、これは橋本から
大阪府のほうを結ぶ二級国道でありますが、ちょうど
大阪のほうに出ます重要路線であります。すでにこの紀見峠の付近は、これは隧道でもってやっていただいているわけでございますが、特にこれを有料でない
公共事業でもってやってもらいたいという要望でございます。現在これはすでに三十八年度からやっております。
入番目は、これは主要地方道の国道昇格ということでございまして、滋賀県におきましては、草津−柘植線、岐阜−揖斐川−木之本線、それから木之本−今津線、小浜−木之本線、それから彦根−水口線、枚方−水口線、それから田辺——これは和歌山県でありますが、田辺−本宮−新宮線、また、瀞公園線の二級国道昇格の要望でございます。
九番目は、これは現在滋賀県で行なっておりますびわ湖大橋の
建設費のための起債並びに両側からそれぞれ国道につながります関連
道路を早期にひとつ完成をしていただきたいという要望でございます。
十番は、大津インターチェンジ取り付け
道路と国道一号線の立体交差。大津市街地の琵琶湖の湖岸のほうを経て二級国道の一六一号に至る都市
計画街路でございますが、これはちょうどインターから出てくるところで
相当難渋をしておるという状況でありますので、このところの立体交差化をはかってもらいたいということでございます。
十一番は、これは米原湖岸線と東海道本線並びにこの新幹線との間の立体交差でありまして、この八号国道と主要
道路を結んでおります都市
計画街路であるので、その路線の立体交差をはかってもらいたいということでございます。
十二番は、これは地方重要路線の
整備でございまして、滋賀県であります。仰木−雄琴線、近江八幡−水口線、湖南の湖周
道路、江勢
道路の改良促進をはかるということでございます。
十三番は、これは第二阪奈
道路の
建設ということでございまして、現在の阪奈
道路ができましてから
相当もう詰まっておりますので、第二阪奈
有料道路の
建設を願いたいということでございます。
十四番は、これは京都府からでございますが、近畿縦貫高速自動車道、これは阪神の
工業地帯のほうから福知山、舞鶴を通りまして敦賀に至る縦貫高速
道路をひとつ
計画して、このための
調査等に着手してもらいたいという要望でございます。
十五番は、これはやはり二級国道への昇格でございまして、田辺市−熊野市間の県道を二級国道に昇格してもらいたいという要望でございます。
十六番は、これは一般的なことでございますが、
道路整備事業に対する補助
事業費のワクの増大をはかってもらいたいということでございまして、和歌山県、奈良県からそれぞれ出ております。
次の河川
関係におきましては、大滝ダム、入之波ダムの
建設、特に吉野川の上流総合
開発として多目的ダムの
建設を特に要望しております。
次は、吉野川の施行区域の延長と工事促進でありまして、現在は五条市までは直轄となっておりますが、この下市付近までは非常に
人口が密集しております。また、実際上かなりの額を要しますので、この直轄の施行区域の延長を望んでおるようでございます。
3は、大和川直轄工事の促進並びに第四番目の野洲川の直轄河川の改修の促進でございます。
5は、紀ノ川の直轄河川の改修でございますが、紀ノ川は、一応改修はほぼ終わっておりますけれ
ども、やはり
相当部分なお残っております。換算しまして、四十年間に六十億くらいの
費用しかかけておりません。なお地元によりますと、八十億くらいが必要とされておりますので、この紀ノ川の改修工事を大いに促進してもらいたいということでございます。
6は、一般的なことでございますが、和歌山県の、今度
考えておりますところの治水十カ年
計画改定にあたりましては、この補助
事業に対する増額をはかってもらいたいという要望でございます。
次は、三は、都市
関係でございまして、これは奈良公園の第一次
整備計画、これは御
報告にもありましたような、県としての
整備計画を一応立てておりますが、この
計画を進めるにあたりましては、何ぶん
費用がかかるものでございますので、大幅な援助を願いたいという要望でございます。
2は、これは現在公園区域の一部で地獄谷国有林が、これは営林局
関係でありますが、この百七ヘクタールほどの地獄谷が非常にもろ利用者がふえてきておる。この
地域を県の奈良公園の中の公園
地域に編入したいということで、この国有林の払い下げを要望しているわけであります。
3は、これは奈良市内の駐車場の
建設でありまして、現在三カ所ほど
計画が立っておりますが、この駐車場の
建設につきまして特段の御援助を賜わりたいという要望であります。
次は、
道路の近鉄奈良駅前の約一キロばかりの
道路の拡幅工事でございますが、約四十億ほどかかるのですが、その十億は近鉄が出すというような話がついておるような話でございますが、これの
事業の実際できるような援助をしていただきたいという要望でございます。
5は、福知山市長田野
工業地帯造成
事業を京都のほうで進めていきたいので、これについての低利融資の制度をひとつぜひ進めてもらいたいということでございます。
第四番目は、
住宅関係でありまして、これは奈良県からのもので、橿原の付近に約三十万坪ほどの土地に
住宅団地の造成を
計画いたしておるのでありますが、これを、昨年施行されました新
住宅地
開発法によるところの
住宅市街地をつくりたいということでございますので、ここに
公団等の
住宅等もできるような援助をしていただきたいというものであります。
住宅の2は、これは京都の宇治でありますが、そこに約百六十ヘクタールばかりのやはりこれも国有林がありまして、それの払い下げを受けまして、ここに一団地約一万二千戸ばかりを収容する
住宅団地をつくりたいということでありまして、長年交渉しておるようでありますが、との国有林の払い下げをしていただきたいという要望であります。
五は、その他といたしまして、
公共事業費のワクの増大並びにこれに対する地方財政の拡充措置を財政上講じてもらいたいということでございます。