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相澤重明君 先日
国鉄のPR誌を見ると、学生なり一般の人からのいろいろな投書をとって、そうして一体この
優等列車の名前はどういうものがいいかというようなこともだいぶ積極的に進められて、利用者の意見というものも聞かれておるわけですね。そういうのが、この間送られてきた書類を見るとあるわけです。ですから、新
東海道線というものができたのに、従来の名前の
列車をそのまま移行するというのがいいのか、あるいはまたそういう新しいアイディア、名前をつけるのがいいのか、やはりそういうことはなるべく早くきめられるのが、私は宣伝効果もあると思うのです。そういうことがなかなかきまらぬところに、やはりむしろ
国鉄のPRのへたなところがあるんじゃないかと思う。ですから、これはできるだけ私の希望としては早く
——どこでおきめになるか知らぬが、
営業開始までになるべく早目にひとつ、いわゆる
高速電車といいますか、そういうものが通るのだということを私は発表してもらいたいと思う。そういうものは、
レールができてからでなければできないということではないと思う。そういうことで、まああなたに文句言ってもしかたがないと思うけれ
ども、これはひとつお帰りになったら
総裁等にも伝えてほしいと思う。
それからいま一つ最後に時間の
関係で聞いておきたいのは、この東海道
新幹線の
車両は国内のメーカーがつくったわけですね。世銀借款の際には外国商社の入札参加ということも
考えておったのですが、実際には、外国商社の参加は一つもなくて、国内メーカーでしたね。これは製作費というのは一
車両当たりどのくらいになったのですか、あるいは機関車
——流線型等先ほど
お話ありましたが、そういうものはどのくらいになっておるのかおわかりですか。
——じゃいいです。これはお帰りになったらば、いませっかく六両の
営業車の
試運転が行なわれるようになったそうでありますから、まさか
試運転の
営業車ができ上っておるのに単価
がきまらないということはないと思うので、あとで資料として、
幾らで落札されたのか、でき上ったのは
幾らに実際なっておるのか、これをひとつ当
委員会に資料として提出を願いたい。そこで、国内メーカーだけだから、
予定価格よりは高くなった、安くなったということもあるかもしれぬが、国際入札だというとそういうところはきわめてきびしいわけですね。ですから、いろいろ私も
新幹線のこの
工事が始まる前に当
委員会で
新幹線車両の入札問題について申し上げたことがあるのですが、ひとつお帰りになったら、
車両の値段がどうなっておるか、それから先ほどの
お話の会社
——関西とか、関東とか、つまり
大阪とか
東京とかという
お話がありましたが、その会社名もあると思いますから、
車両会社の名前と、そこの製作費というものをひとつ資料として御提出を願いたい。
以上で私は終わります。