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秋山委員 いまありがたいお
ことばをいただいたわけですけれ
ども、十分そういうことも御努力の中に加えていただきまして、少なくも運転者がそうした誤った心持ちを持たないように機械そのもので
規制ができれば幸いだと思いますので、そういうものに対してもいま申し上げましたような何かの形で補助のできるように御努力をいただきたいと存じます。
それからもう
一つ考えの中に入れていただきたいとことは、
重盛さんから御
質問がありまして、もう私が言うこともないと思いますけれ
ども、いずれにいたしましても、片方ではいろいろな形で助成がなされる。こまかく聞かなければならないようなことがあると思いますけれ
ども、これは別の機会にいたしまして、申し上げておきたいことは、いま申し上げたことを
中心として
考えたときには、もちろん機械の器の大きさ、小さいもので大きいものに見合ったような力が発揮できるような
技術的な
指導の面、あるいはまたそういう研究に対しての助成の方法、それからまた先ほ
ども申し上げましたようなダンプカーに類するようなものの危険度合い、運転者を助けることだけではなくして、危険を防止するための研究、こういうものについても何か
通産省においてもお
考えをいただくことができれば幸いだと思うわけであります。同時にまた、最近は二輪車的な機械が
かなり多くなっておるようでございます。これはもちろん昔で言えば、自転車で済んだものが、いま
スピードを頼りにするのではなくて、むしろ疲れを少なくするんだということの上に立って機械化されているのが、これがスクーターの類ではないかとも
考えます。これらの危険度合いということになりますと、ちょうど先般行なわれた
道路交通安全運動ですか、こうしたものの中にもありますように、これらに対しても
かなり危険の度合いがふえているようなものもありますし、また記事面ではそういうことも書かれております。同町にまたそれだけではなくして、ああした国をあげての運動期間中であるにもかかわらず、歩行者について
かなり大きな一日三十人かの死亡者があったような報道がされておりますけれ
ども、これらについて警察
当局がどういうふうな防止策を
考えているのか、こういうこともせっかく運動が行なわれた直後でありますだけに、必要なことではないかとも思います。しかもそれだけではなくて、横断歩道の上においてそういう
事故が
かなり多かったということであります。しかも先般の
質疑を通じて御答弁いただいた中におきまして、全国で
警察官以外の人たち、あるいは
交通安全協会の人たち以外の人々、申し上げますならば、PTAの人だとか、あるいは学校の子供たちであるとか、町内会の人たち、こういう
交通安全運動に参加した人たちが膨大な数にのぼっております。これらの人たちが動員をされて行なったにもかかわらず、これだけの
事故が起こったということについては、何か
技術面といいますか、あるいは
道路を使う人の
考え方、あるいはまたいままで長い間
取り締まり当局として皆さん方が
考えてきたことそのものに、何か足りないものがあるのではないかという心持ちもするわけであります。これらを総合的にひとつお
考えをいただかなければならない問題ではないかという心持ちもいたしてまいります。これらを一緒にして
考えたときに、もちろん
通産省の補助の
考え方、あるいはまた
建設省においての
道路のつくり方、あるいは警察
当局としての
取り締まりの上に立ったところの
技術指導の面、こうしたものが一体となってこなければ、これらの問題はもちろん解決もしないことだし、
事故を減少していく
考え方にはなってこないのではないかという
考え方が出てくるわけです。先般の三十五年ですかの国会で、
附帯決議がなされておりますけれ
ども、その中で、
政府の中にそうしたものをつくっていくのだということが書かれておったようでありますが、これがほんとうにりっばな活動が行なわれていない、こういうことの上に立って
考えたときに、いま数々申し上げましたことごとの未解決な点に一致していくのではないかという心持ちもいたしております。このままの姿で年々歳々、各種の
自動車やその他のものがふえてまいりますと、歩行者は一体どこへいってしまうのか、
道路を横断するのには一々高いところへよちよちのぼっていって、また向こうへおりていかなければ用が足りない、こういうことに全部がなっていくのじゃないかという
考え方が出てくるわけであります。年々歳々百万台以上ということになりますと、これは少ないものではないと思います。これらについては一体、
規制をするところが運輸省であるのか、あるいは
通産省であるのか、あるいは
建設省のほうになりますのか、いずれになりますかわかりませんけれ
ども、これを総体的に一括して
考えていくことが、すなわち前の国会で
附帯決議がつけられたことではないかと思いますが、いままでの
審議を通じて
考えたときに、何かそれらが完全に動いていないといわないわけにはまいらないような心持ちがしてまいります。これらについてどこが一番
関係が深いのか私にはまだわかりませんが、それについて一応のお知らせをいただければ幸いだと思います。