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重盛委員 私は権威ある
地方制度調査会でありまするから、その
内容と審議の過程には疑いありませんが、あなた方の答弁を聞いていると、みずからは自主的にどうしようということでなくて、
地方制度調査会のいわゆる隠れみのの中に入って、みずからの自主的な
判断は持っておらぬというように聞こえる。それで地方
行政をつかさどる自治省として責任をとれるのか。私は、非常にずさんな
考え方じゃないかと思う。同時に、こんなことは、何度も言うように、私は、
法律的にどうということ、何条にどういうふうになっておるということを
指摘しておるわけじゃない、これは常識じゃありませんか。
大臣は、
先ほど、
事務移譲をしたりいろいろして、そういう情勢の上に立って、さらに検討をしたい、そうだとすれば、こんな危険なことはないのであります。姿勢をつくるところから、まず
区長の
公選なら
区長の
公選をやってから、それからそこでひとつ仕事を委託していこう、譲っていこうということなら話はわかりますけれ
ども、まずやってみて、その結果、また情勢を見て、ひとつ
区長を
公選にしようじゃないかと、私の聞き方が悪かったかどうかしりませんが、聞こえるんだが、そんな仕事のやり方でいくことは、私はあり得ないと思う。やる前に、
区長の
公選なら
公選はやる、そのくらいの腹がまえがなくて、仕事だけやるというのならば、
東京都も、自治省とどんな相談をなさったか知らぬが、きょうは時間がないので、別な角度から
お尋ねをいたしますけれ
ども、何か都としての責任を区へただ移譲して、まあ、やらしてみよう、やらしてみた結果検討しょう、これは全く無計画に近いやり方だというふうにいわなければならないと私は思いますが、その点どらお
考えになりますか。