○栗山委員 お説のようにこの問題は、通学児童について横断歩道の安全性を保つとか、あるいは通学児童を横断時における交通惨禍から守る特別な行政
措置、もしくは通学児童専用の道路等、いろいろ問題に取り組んでおろうと思うのでありますけれ
ども、やはり今日のような国の行政の施策血の貧困により、脳裏去ることのできないという
一つの、不安から起きたものだと思うのであります。御指摘のように、毎日大きな負担をかかえております家庭の主婦が、これに毎日参加するということは困難でありまして、
特定の人を専門化いたしましてその血判を
分担する、こういう
一つの傾向をながめてまいりますときに、まさにこれにあぐらをかき、依存をして、これを放置し、
制度化するというようなことについては大きな問題点がある、こういうことでございまして、安全横断交通の確保を対象とする具体的な施策を立てて、そしてできるだけすみやかに黄色いママさんあるいは緑のママさんという方向をなくするという
一つの施策をとっていかなくちゃならぬ、こういうのが私の結論になろうかと思うのであります。いわゆる
交通警察官の一万及びその他の
増員ということについては、今日の交通
状況から申し上げましてやむを得ないことでありますけれ
ども、きわめて見落とされた、こういう問題について真剣に取り組むという、意欲的な
一つの
内容を御検討を願わなければならない重要な
一つの問題点であろうかと思いますので、この問題は可及的すみやかにこういう廃止の方向——親が安心して、児童の横断通行ができるという方向であわせて御検討をお願い申し上げたい、こういうふうに考えるのであります。
それからもう一点、交通に関連いたしまして、
先ほどお話を伺っておりますと、
交通事故において著しく違反案件が増加しておる。私はこれのつまびらかな年次別及び市種別の統計資料を持たないのでありまして、きわめて抽象論になろうかと思いますけれ
ども、この問題についての
解決策あるいはまた問題点もいろいろ指摘されましょう。しかし、わけて私は今日の近代化活といたしまして、都市の問題及び
自動車の活用の問題ということについては、これは否定することはできない事実でありますけれ
ども、その中で一番問題になりますのは、いわゆる二輪、三輪及び四輪車に対します免許
制度のあり方に問題の
一つの原因があるのじゃないか、こういうふうに考えるのであります。私は、時間がございませんから、みずから要約をいたすのでありますけれ
ども、およそ今日の免許の基準につきましては、いわゆる技能的な面、それから同町に道路交通法におきますにおいづけの面、こういうことで
学校教習やあるいは認可に対する
一つの基本の姿勢になっておるところに私は
一つの問題があろうかと思うのであります。これはやはり、二輪車にいたしましても、あるいは三輪車にいたしましても、各種四輪車にいたしましても、今日の交通道徳、そうして公共社におけるいわゆる人間としての
一つの自覚、そういう単に
技術やあるいは法規の問題で、安易に
自動車に乗れるんだという今日の免許
制度の中に、交通禍の問題を増大させている原因の
一つがあろうかと思うのでありますが、免許
制度についてあまりにも安易な、そうして形式的な
内容をとられておるということについて私なりの見解を持つのでありますけれ
ども、この点についてどのようにお考えになるか、これを一応承りたいのであります。