○大原
委員 大臣は率直な御
答弁ですけれ
ども、私はその手続上の問題については、大切な問題ですからあとでもう一回申し上げますけれ
ども、
大臣、外国では、たとえば味の素なんかというふうなものは、
日本で製法が発見されて、製造されだしたらどんどん出ていったのですよ。いま
日本では強肝剤は
一つのブームをなしておる。ちょっと疲れたら強肝剤。しかしながら、その正体はわからないといわれておる。
厚生省自体の機関においての専門家がそういうふうな論文を出しておりますよ。私はあとで逐次申し上げますけれ
ども、その肝臓薬にはみな解毒作用、効能書きが書いてある。説明書きが書いてある。解毒作用とは何かというので、私はしろうとの
考えでいろいろ専門家に聞いてみた。肝臓薬がはたして抱合解毒の作用、機能を実際に発揮しておるのかとうい問題について、私はいろいろしろうとなりに研究してみた。これは非常に問題だ。あとで申し上げますけれ
ども、外国では不明確なものについて薬品の許可を与えないし、
日本では薬品が市販されて、自由販売で店頭においてダンピングされながら百円のものが五十円になったり、三十円になったりして売られておる。こういうふうなことは世界じゅうどこにもない。
日本において強肝剤と称するものがこれほどはびこっておって、それほど生産が上がっておるならば、貿易であるならば必ず外に浸透しておるはずだ、
日本の科学技術の程度ならば。そういうことは国際的に見ても、
日本のようなところはないといわれておるのだ。外国において
日本の強肝剤がどんどん売れたり、非常に歓迎をされたり、関心を持たれたり、医薬品として人類の健康や福祉に大きな貢献をなしておる、そういう裏づけや事実、そういう国際的な判断をするような材料を
大臣はお聞きになっておりますか。
大臣も常識で判断する以外にない。専門家でないということなんだけれ
ども、そのことについて、私はそういうことはないと言っておるのだ。いろいろこの問題について
厚生省の中でも議論されたと思うのですが、そのことはどこかに問題があるんじゃないか、こういうふうに
考えますけれ
ども、
大臣、いかがでしょうか。