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1964-03-19 第46回国会 衆議院 議院運営委員会 第14号 公式Web版

  1. 会議録情報

    昭和三十九年三月十九日(木曜日)    午後三時四十分開議  出席委員    委員長 福永 健司君    理事 小平 久雄君 理事 佐々木秀世君    理事 坪川 信三君 理事 安藤  覺君    理事 天野 公義君 理事 柳田 秀一君    理事 下平 正一君 理事 前田榮之助君    理事 佐々木良作君       小沢 辰男君    海部 俊樹君       鯨岡 兵輔君    田中 六助君       田村 良平君    竹内 黎一君       細田 吉藏君   茜ケ久保重光君       安宅 常彦君    中嶋 英夫君       山中 吾郎君  委員外出席者         議     長 船田  中君         副  議  長 田中伊三次君         議     員 林  百郎君         事 務 総 長 山崎  高君     ————————————— 本日の会議に付した案件  故松浦東介君に対する追悼演説等の件  鉄道建設審議会委員任命につき同意を求めるの  件  社会保険審査会委員任命につき同意を求めるの  件  所得税法の一部を改正する法律案内閣提出第  三六号)中修正の件  日韓会談に関する大平外務大臣報告及びこれ  に対する質疑に関する件  中小企業基本法に基づく昭和三十八年度年次報  告及び昭和三十九年度中小企業施策についての  福田通商産業大臣発言及びこれに対する質疑  に関する件  事務局人事承認の件  本日の本会議議事等に関する件      ————◇—————
  2. 福永健司

    福永委員長 これより会議を開きます。  まず、故松浦東介君に対する追悼演説の件についてでありますが、去る六日、山形県第一区選出議員松浦東介君が逝去されました。  ここにつつしんで哀悼の意を表します。  弔詞につきましては、松浦君は、決算委員長農林委員長の要職につかれ、在職十三年七ヵ月でありましたので、前例に従い、お手元に配付いたしてあります特別弔詞を、葬儀当日議長から贈呈していただきましたので、御了承願います。  なお、同君に対する弔詞は、前例に従い、本日の本会議において議長から報告され、弔詞を朗読することになります。その際は、議員の方及び議場におられる方は御起立を願うことになっておりますから、御了承願います。
  3. 福永健司

    福永委員長 次に、同君に対する追悼演説は、本日の本会議において行なうこととし、演説者は、日本社会党華山親義君にお願いいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  4. 福永健司

    福永委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  5. 福永健司

    福永委員長 次に、弔慰金支出の件についてでありますが、同君の御遺族に対し、歳費一カ年分の金額を弔慰金として贈呈することになっておりますので、御了承願います。
  6. 福永健司

    福永委員長 次に、議員一同から香典贈呈の件についてでありますが、同君の御遺族に対し、慣例によりまして、議員一同から、一人千円ずつ拠出願い、香典として贈呈することになりますので、御了承願います。     —————————————
  7. 福永健司

    福永委員長 次に、国家公務員任命につき同意を求めるの件についてでありますが、鉄道建設審議会委員鈴木清秀君、根津嘉一郎君、稲山嘉寛君、佐々部晩穂君、西村健次郎君、柳満珠雄君、今野源八郎君及び加藤閲男君を、社会保険審査会委員小田原登志郎君をそれぞれ任命するについて、内閣から本院の同意を求めてまいっております。  右両件は、これに同意を与えることとし、本日の本会議において議題とするに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  8. 福永健司

    福永委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  9. 福永健司

    福永委員長 次に、内閣提出法律案修正の件についてでありますが、大蔵委員会に付託されております所得税法の一部を改正する法律案について、内閣から修正のため本院の承諾を求めてまいっております。  本件は、本日の本会議において議題とするに御異議ございませんか。
  10. 佐々木良作

    佐々木(良)委員 理事会におきましていろいろ私どもこの問題について聞いてみたのですが、理事会で私どもが確かめ得たところによりますと、まず、提案者である政府、事実上大蔵省は、この種の改正であるならば、当然にいまのとられておるこの手続である国会法第五十九条の手続によらずして、一般の正誤表修正によるべきものである、つまり、本格的な内容修正でなくて、ほんとうに数字が間違ったという意味正誤表によるべきものだ、こういう観点に立って、まず政府大蔵省はそういう手続をとられようとされた。さらにまた、本院の事務局事務局といいましても、法律をつくる立法府、われわれは法律をつくる責任を持っておりますけれども、一たんつくられた法律を施行する場合には、行政府及びこの院内におきましても、事務局がまずその法律権威あらしめるために解釈をして、適当な措置をとるのが妥当だと思うのです。その意味において、まず政府大蔵省はそのような正誤表修正でいいと認め、それから本院におきましても、事務局におきましては、やはりそのような五十九条の手続による修正ではなくて、正誤表修正でよろしいという判断のもとにその手続を進め、御承知のように、公報においても一たんその正誤表手続がとられた。しかるに、正誤表手続をとられておいて、何の相談も何の話もなしに、議運は全然つんぼさじきにおるままで、今度はこういうふうな五十九条による手続として新たに修正要請がされてきたわけであります。いろいろな事情がありまして、大蔵委員会等話し合いがあったとか、国対委員長同士話し合いがあったとかいううわさは聞きますけれども、それはあくまでも裏々の話でありまして、正面の話というのは、あくまでもこの国会法解釈は、第一義的には執行部解釈をし、疑義がある場合には、私はこの議運において解釈をして、その解釈に基づいて適切なる措置をとるのが妥当だと思うのです。そういう意味からいえば、まずこの問題については、事務当局が、政府側院内側も、これは正誤表修正でいいと認めた。にもかかわらず、議運には一ぺんの相談もなし、議運でもこの議を議したことなしに、突如として、あらためてもう一ぺん修正の議が出されておる。このことは、私はほんとうは、国会法解釈をする上におきましても、この議運の任務を十分達成するという意味からも、さらにまた院の秩序と院のほんとう権威を保つという意味から見ても、適切なる措置ではないと考えます。しかしながら、理事会でいろいろ言うてみてもともかくしょうがない、しょうがないという話で、おのおの党と党との事情もあるようでありますから、党を離れてなかなか議員というものはあり得ない状態でありますから、私は、この委員会におきましては、この問題は本来であるならば正誤表手続くらいでしかるべきもの、それをこのような修正をする場合には、まあ大事をとるという意味では、法律のその解釈を、悪い意味じゃなしに、よく解釈してみてもいいわけですから、丁寧な措置をとったというふうに見てもいいわけでありますから、この措置は決して違法ではないと思いますけれども、しかし、それならばそれで、やはり議運がしかるべきところに解釈を行ない、そしてこの手続責任を持って関与すべきであったと思うのです。したがって、議長、副議長等権威も、この議運委員会権威も、実際は妙なかっこうでじゅうりんされた結果になるわけであります。私ははなはだ遺憾でありますけれども、でき上がった従来の経緯にかんがみて、いまさらいたし方のないような気がいたします。したがいまして、今後再びこのようなことがないように、国会法上の疑義があった場合には、おのおの法案の付託されておる当該委員会が処理するのではなくて、あくまでも議長、副議長あるいはこの委員会において解釈を行ない、それに基づいた手続をとられ、そして二度と再びこのような、どこが責任をとってやったんだかわからぬような修正手続のようなことは、轍を踏まないように、今後ひとつ委員長におきましても十分留意せられて、この委員会で扱って大過なきを期するように、ひとつ御努力を願いたい。強く私は希望を申し上げておきます。
  11. 福永健司

    福永委員長 佐々木良作君御発言の御趣旨は、多分にわれわれも同感の節があるわけでございます。つつしんで傾聴をいたしました。その御趣旨とされるところを今後に十分生かしていきたいと存じます。御了承いただきたいと存じます。  重ねておはかりをいたします。  本件は、本日の本会議において議題とするに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  12. 福永健司

    福永委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  13. 福永健司

    福永委員長 次に、大平外務大臣から、日韓会談に関する報告発言通告がまいっております。  本件は、本日の本会議においてこれを行なうこととするに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  14. 福永健司

    福永委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
  15. 佐々木良作

    佐々木(良)委員 本日の本会議場でこの問題が議せられることを決定されたわけでありますが、わが党は、このような問題に対しましては、各党がおのおの考えている方針に従って疑義をただし、それこそ超党派的に論議をいたしまして、結論を導くべきものだと考えております。したがって、この報告に対してわが党もぜひ質疑を行ないたいことを希望いたしました。しかしながら、理事会の席上におきまして、いろいろな事情から、まあ今回は遠慮されたいという強い希望がありまして、しいて私が主張すれば、従来の議運理事会慣例に反しまして、採決を求めて、少数派で破れるという状態になりましたので、私は議運運営に対しまして考えるところがあり、そろそろ、もう少しけじめをつけてもいいではなかろうかという意味で、ほんとう採決を求めてやってもいい事情にはきつつあると思いますが、一挙にそこまでこの運営慣例を破ってはどうかと思いましたので、しかたなしに引き下がったわけであります。しかし、そのような態度は別にいたしまして、この日韓会談というものは、実際にわが国にとりましてきわめて重要な問題でありまして、ほんとうは、議員がそれほど大ぜいおろうとおるまいと、賛否あるいは条件その他いろいろな意見の違ったところから内容をただして、そして万遺憾なきを期するのが筋だと思います。したがいまして、この会談の進展の状況にかんがみまして、わが党は、あらためて発言の機会を得るべくこの委員会に御了承を求め、お願いをするつもりでございますから、その時分には、また十分御配慮いただきたいと思います。重ねて希望を申し上げておきます。
  16. 福永健司

    福永委員長 ただいま佐々木良作君御発言の点につきましては、理事会においていろいろお話し合いをいただいたのでありますが、遺憾ながら佐々木良作君の御希望に沿い得られるような結論には一致を見なかった次第でございます。  ただいま、今後のことについて、佐々木君から御希望の御開陳がございました。十分承っておきまして、善処いたしたいと考えております。  ただいまのような御発言がございましたが、これを本日の本会議において行なうこととするに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  17. 福永健司

    福永委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、右の報告に対し、日本社会党松本七郎君から質疑通告があります。  質疑時間は、十五分以内とするに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  18. 福永健司

    福永委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  先刻申し上げましたように、民主社会党の今澄勇君からも質疑通告がありましたが、理事会意見一致を見るに至らなかったので、はなはだ残念ながら今回は御遠慮願いたいと存じますから、御了承をお願いいたします。     —————————————
  19. 福永健司

    福永委員長 次に、中小企業基本法に基づく昭和三十八年度年次報告及び昭和三十九年度中小企業施策について、福田通商産業大臣から発言通告がまいっております。  本件は、本日の本会議においてこれを行なうこととするに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  20. 福永健司

    福永委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、右の発言に対し、日本社会党中村重光君及び民主社会党麻生良方君から質疑通告があります。  質疑時間は、おのおの十五分以内とするに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  21. 福永健司

    福永委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  22. 福永健司

    福永委員長 次に、本日委員会審査を終了いたしました議案で、委員長から緊急上程の申し出のある議案について、事務総長から説明を求めます。
  23. 山崎高

    山崎事務総長 内閣委員会から、皇室経済法施行法の一部を改正する法律案国事行為臨時代行に関する法律案が上がってまいっております。次に、大蔵委員会から、とん税法及び特別とん税法の一部を改正する法律案相続税法の一部を改正する法律案が上がってまいっております。
  24. 福永健司

    福永委員長 それでは、ただいま事務総長から説明のありました各案は、本日の本会議緊急上程するに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  25. 福永健司

    福永委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  26. 福永健司

    福永委員長 次に、本日の議事日程第十一、地方税法等の一部を改正する法律案に対し、日本社会党安井吉典君外八名から修正案が提出されております。  右修正案趣旨弁明は、提出者安井吉典君が行ないます。
  27. 福永健司

    福永委員長 次に、本日の議事日程第一に対し、日本社会党岡本隆一君から、また、議事日程第十一及び修正案並びに日程第十二に対し、自由民主党村山達雄君、日本社会党細谷治嘉君、民主社会党門司亮君から、また、議事日程第十三及び第十四に対し、日本社会党平林剛君、自由民主党藤井勝志君から、それぞれ討論通告があります。  討論時間は、おのおの十分以内とするに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  28. 福永健司

    福永委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  ただし、ここで御了承願っておきますが、自由民主党賛成討論は、場合によりましては、これを行なわないことになるやもわかりません。その点の留保を申し上げて、御了承を願いたいと思います。
  29. 福永健司

    福永委員長 次に、本日の本会議議事の順序について、事務総長説明を求めます。
  30. 山崎高

    山崎事務総長 まず、第一に、故松浦東介先生に対しまする追悼演説がございます。次に、ただいま御決定願いました鉄道建設審議会委員及び社会保険審査会委員任命同意につきましてお願いいたします。次に、所得税法の一部を改正する法律案修正につきましておはかりいたしまして、御承諾やいなやをおはかりいたします。終わりましてから、日韓会談報告がございまして、外務大臣の御報告の後に松本さんの質疑がございます。それが終わりましてから、中小企業基本法に基づく昭和三十八年度年次報告及び昭和三十九年度中小企業施策につきまして、通商産業大臣の御報告がございまして、中村さんと麻生さんの質疑がございます。次に、日程第一は、建設委員長丹羽さんが御報告になります。反対討論がございます。社会党共産党反対でございます。次に、日程第二は、濱野法務委員長の御報告がございます。全会一致でございます。次に、日程第三、第四は、一括いたしまして、社会労働委員長田口さんの御報告がございます。両案とも修正でございます。日程第三は共産党反対日程第四は共産党棄権でございます。次に、日程第五は、逓信委員長加藤さんの御報告がございます。共産党反対でございます。次に、日程第六、第七、第八は、農林水産委員会理事の小山さんの御報告がございます。日程第六は修正でございまして、社会党共産党反対日程第七、第八は共産党反対でございます。次に、日程第九は、運輸委員長川野さんの御報告がございます。共産党反対でございます。日程第十、第十一、第十二は、一括いたしまして、地方行政委員長森田さんの御報告がございます。日程第十は社会党共産党反対日程第十一は修正でございますが、この修正案趣旨弁明安井さんがいたします。日程第十一、第十二を一括いたしまして、村山さん、細谷さん、門司さんの討論がございます。次に、日程第十三、第十四、第十五、第十六は、大蔵委員長山中さんの御報告がございますが、これと一括いたしまして、ただいま御決定願った大蔵委員会の二件の緊急上程を一括してお願いいたします。大蔵委員長山中さんの御報告がございます。日程第十三及び第十四につきまして、平林さんと藤井さんの討論がございますが、両案とも社会党、民社、共産党反対でございます。日程第十五は社会党共産党反対でございます。日程第十六は共産党反対でございます。なお、緊急上程を願いますとん税法及び特別とん税法の一部を改正する法律案及び相続税法の一部を改正する法律案は、共産党態度は承っておりませんけれども、後ほど……。
  31. 林百郎

    林議員 反対です。
  32. 山崎高

    山崎事務総長 共産党反対ということでございます。次に、日程第十七は、前田科学技術振興対策特別委員長の御報告がございまして、共産党反対でございます。次に、日程第十八は、外務委員会理事正示さんの御報告がございます。共産党反対でございます。終わりましてから、内閣委員会の二件につきまして緊急上程をお願いいたします。共産党反対でございます。
  33. 福永健司

    福永委員長 それでは、本会議は、午後四時予鈴、午後四時十分から開会することといたします。     —————————————
  34. 福永健司

    福永委員長 次に、事務局人事承認の件についてでありますが、事務総長説明を求めます。
  35. 山崎高

    山崎事務総長 このたび警務部長山野雄吉君から、一身上の都合により退職いたしたいとの願い出がございます。何とぞ御承認をお願いいたします。
  36. 福永健司

    福永委員長 右人事承認するに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  37. 福永健司

    福永委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
  38. 福永健司

    福永委員長 次に、次回の本会議は、来たる二十四日火曜日午後二時から開会することといたします。  また、次回の委員会は、同日午前十一時理事会理事会散会委員会を開会いたします。  本日は、これにて散会いたします。    午後四時散会