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久保小
委員 最も流動激しい
航空界のことでありますから、十年、二十年も先のことを言っているわけじゃないのです。ただ私
どもが心配なのは、
審議会の
答申で
ローカルの問題について
答申があった、それが綾部
運輸大臣になったらどうもうまくない、こいつは統一、
合併だとここで簡単に
大臣がおやりになっている
ようにはたで見られるわけです。もちろん簡単ではないのでありまして、それがいいか悪いか二つの論はありますが、いずれにしても、そういう
方針にするならば一応確立する必要がある、こういうことでありますが、確立する必要がないというか、そういうことをやらぬでも大丈夫だという
お話でありますが、これは別に保証はございませんから、大体そういう
方針でわれわれが
考えているということだと思うのです。あなたにこれ以上申し上げてもどうかと思うのです。
この問題はこれだけにしまして、先ほど長谷川さんから
お話があった
アメリカに使いする者の心がまえでありますが、わかりました。わかりましたが、
大臣に一言だけ申し上げておきたいのでありますが、
ニューヨーク・
ビヨンドの問題
一つをとらえてやると、
航空局長の悲壮な決意にもかかわらず、なかなか困難だということですね、これは
日本の地位が、あなたがおっしゃった
ように上がったか下がったか
——われわれはあまり上がっておらぬと思うのです。向こうがこっちに来たということはあるが、これは決して池田内閣のもとで来たわけじゃない。上がったなんということじゃない。上がったなんて
考えているのは少し思い過ごしでありまして、これでは失敗します。外交というのは石橋をたたいて渡ると同時に、自分の地位が上がったか下がったかの問題じゃなくて、自分のポジションがどこにあるかというのが外交のかなめだと思う。そういうところから申し上げますれば、事、国際
航空の問題は、幾つかある。幾つかある国と
日本との
関係は今日と一年前とではだいぶ変化があります。それは対外的に変わってきている。
日本は変わりやしないが、向こうが変わってきているから、国際的に見れば
日本も変わったということになる。その変わったポイントをとらえて折衝するのが一番大事だと思う。よって私が言いたいのは、そういう観点から
アメリカに対しても
交渉を展開すべきであって、お前のところは不平等な
協定だから、ひとつこれを通せという単純なものではなさそうだと思う。そんなことでくずれるなら、とっくにくずれたはずだと思う。そういう
意味で、先般もお尋ねしましたが、あなたの御
方針は非常に硬直した
方針でありますので、これは具体的に言っても同じでありますから言いませんが、遠回しに申し上げればそういうことです。ついては、そういうものを今後、あしたまたものの
考え方が変わるかもわかりませんから申し上げますが、内閣改造というか総裁公選もあるから、それまでに決着がつけば別でありますが、決着がつかぬときには気がかりでありましょうが、一国の
大臣として、ホッジスが来たときに
お話をしたという
お話だけで足りる問題じゃない。一
航空局長の段階ではないと彼はいっているのですが、そのとおりだと思う。ましてや先ほど申し上げた
ような外交の
関係を
考えていけば、総合的の中の
ニューヨーク・
ビヨンドということだとするならば、
大臣は総裁公選が気がかりでもありましょうが、やはりある時期には出ていく必要があると私は思う。そういうお
考えは持ってはおりませんか。いざという場合にはおれが行ってやるという
考えはありせんか。